IS12T
キャリア | au |
---|---|
製造 | 富士通東芝モバイルコミュニケーションズ |
発売日 | 2011年8月25日順次発売 |
概要 | |
OS | Windows Phone 7.5 (Windows Phone OS 7.1) 日本語版 |
CPU | Qualcomm Snapdragon S2 MSM8655 1GHz (アプリ用・モデム用共用) |
音声通信方式 | 3G:CDMA 1X WIN (CDMA2000 1xMC) 2G:GSM (3G:800MHz[1]/新800MHz /2GHz 2G:900MHz/1800MHz/1900MHz) |
データ通信方式 | WIN HIGH SPEED (CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A) 無線LAN (IEEE 802.11b/g/n) |
形状 | ストレート型 |
サイズ | 118 × 59 × 10.6 mm |
質量 | 約113 g |
連続通話時間 | 約400分 (国内) |
連続待受時間 | 約280時間 (国内・移動と静止の組合せ) |
内部メモリ | RAM・512MB ROM・32GB |
データフォルダ | 28GB |
外部メモリ | 非対応 |
日本語入力 | Microsoft IME for Windows Phone 7.5 (カーブフリック入力対応) |
FeliCa | なし |
赤外線通信機能 | なし |
Bluetooth | あり (Ver2.1+EDR)[2] |
放送受信機能 | FMラジオ |
備考 | 1. IPX5/IPX8等級の防水機能およびIP5Xの防塵機能に対応 2. 緊急地震速報に対応 3. SAR値:0.500W/kg 4. 下り9.2Mbps/上り5.5Mbpsの高速マルチキャリアデータ通信による「WIN HIGH SPEED」 (CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A) に対応 5. microSDカード等の外部メモリには非対応 6. 3.5mmステレオイヤホンジャックを標準装備 7. 製造国: |
メインディスプレイ | |
方式 | タッチパネル対応 TFT液晶 |
解像度 | ワイドVGA (800×480ドット) |
サイズ | 3.7インチ |
表示色数 | 約26万色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 約1320万 (HD動画撮影機能対応)画素CMOS |
機能 | 手振れ補正対応AF |
サブカメラ | |
なし | |
カラーバリエーション | |
シトラス (Citrus) |
|
マゼンタ (Magenta) |
|
ブラック (Black) |
|
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
Windows Phone IS12T (ウィンドウズ フォン あいえす いちにてぃー)は、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現・富士通モバイルコミュニケーションズ、東芝ブランド)によって日本国内向けに開発された、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話のISシリーズの一つで、CDMA 1X WIN対応ストレート型スマートフォンである。製造型番はTSI12(てぃーえすあい いちに)。
目次 |
[編集] 概要
2011年7月27日にKDDI、並びに日本マイクロソフト、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(当時)より公式発表された世界初のWindows Phone 7.5(Windows Phone OS 7.1、コードネーム「Mango」)を搭載したスマートフォン[3]である。
microSDカードなどの外部メモリ用スロットはなく、代わりに約32GB(ユーザーが利用できる範囲は最大約28GBまで)の容量を持った内部メモリが搭載されている。
発売時はEZwebメールに対応せず、Windows Live HotmailなどのPCメールの利用が案内されていたが、2011年10月に対応した。ただし、プッシュ方式ではなく、一定時間ごとに取得するフェッチ仕様である。受信間隔は最短で30分に一度であるため、それ以上の頻度で受信が必要な場合は、手動で受信操作を行う必要がある。なお、キャリアメール対応の一部国内向けスマートフォンと同様に無線LAN経由の送受信は不可能である。
IS11S同様、SIMロックはされているものの、「最初に挿入したau ICカード以外は使用不可」という制限がないため、ほかの契約のau ICカードを利用することができる。
Cメールは、発売当初は国内での受信のみ利用できた。2012年1月19日実施のソフトウェアアップデートにより、国内での送信に対応した。海外ローミング時は、同年2月16日のアップデートにより対応した。L800MHz帯(旧800MHz帯・CDMA Bandclass 3)エリアでの送信はできなかった。
富士通東芝として開発したWindows Phoneは本機が唯一である。その後東芝は2012年4月1日に富士通東芝の株式を富士通に譲渡し事実上携帯電話事業から撤退、富士通東芝は富士通モバイルコミュニケーションズに社名変更、現在に至る。
本機のCMは他の富士通東芝製・東芝ブランドの製品と同様富士通名義だった。
[編集] 沿革
- 2011年7月6日 - 連邦通信委員会 (FCC) を通過[4]。
- 2011年7月16日 - 日本経済新聞社より後日の発表に関する報道。
- 2011年7月27日 - KDDI、および日本マイクロソフト、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(当時)より公式発表。
- 2011年8月25日 - 北海道、東北、関東、中部、関西、九州、沖縄地区にて先行発売。
- 2011年8月26日 - 北陸、中国地区にて発売。
- 2011年8月27日 - 四国地区にて発売。当初は同年9月中旬の予定だったが、発売日が前倒しされた。
- 2011年10月3日 - 『2011年度 グッドデザイン賞』を受賞[5]。これと同時にWindows Phone 7自体も同賞を受賞している[6]。
- 2011年10月27日 - IS12T専用EZwebメール用アプリがMarketplaceにて提供開始されEZwebメールに正式対応した。画像は最大で5つ(最大約2MBまで)添付することができる。デコレーションメールは送信はできないが受信して表示することは可能。au独自の絵文字にも対応する。メールの自動受信は、30分おきにメールサーバーへアクセスする設定であり変更できない。Windows Phoneの仕様として、バッテリー残量が少ない場合は省電力のためメールサーバーへのアクセス頻度が低下するが、手動操作によって受信することが可能である。ただしWi-Fi(無線LAN)経由での利用は非対応で、CDMA(3G)回線でのみ利用できる。なおWi-Fiに接続した環境下でも、CDMAのエリアでは利用可能であり、海外でも利用できる。[7][8]。
- 2012年1月19日 - Cメールの国内送信や緊急速報メールなどに対応するソフトウェアアップデートを開始。
- 2012年4月13日 - au Wi-Fi接続ツールに対応。別途Marketplaceからダウンロードする必要がある[9]。
- 2012年7月22日 - L800MHz帯(旧800MHz帯・CDMA Band Class 3)エリアによる音声・データ通信サービスの停波により、それ以降はN800MHz(新800MHz帯・CDMA Band Class 0 Subclass 2)帯エリア、および2GHz(CDMA Band Class 6)帯エリアの各音声・データ通信サービスで利用する。
- 2012年8月 - 北海道地区にて販売終了。
- 2012年9月 - 四国地区にて販売終了。
[編集] プリインストールアプリ
[編集] Windows Phone 7 の標準アプリ
- Games Hub (Xbox LIVE)
- Internet Explorer Mobile 9
- Music + Videos Hub (Zune)
- Office Hub (Microsoft Office)
- People Hub
- Pictures Hub
- Outlook相当のPIMメール、電話帳、カレンダー機能
- FMラジオ - ただしFMラジオ受信用のアンテナが内蔵されていないので、この機能を使用する場合、別売りのイヤホンが必要である。
[編集] IS12T の独自アプリ
[編集] 主な機能・サービス
[編集] Windows Phone 7 の標準機能
- Marketplace機能は日本専用のマーケットをマイクロソフトが提供する。
- Internet Explorer では、携帯サイト (ezweb) は他のスマートフォンと同じく閲覧できない。
- Windows Live Messengerの機能
- Windows Live SkyDriveとの統合。文書の閲覧ができるほか、画像のアップロードなどにも対応する。2012年4月までは約25GBまでは無料で利用可能だったが、現在は7GBに縮小された。なお、それ以前に使用を開始していた場合は無料で25GBに戻すこともできる。
[編集] IS12T の独自機能
- スーパーはっきりボイス3
- Cメール(当初は受信のみ[10]対応した。国内での送信は2012年1月19日のアップデートで対応した。2月16日から配信されたアップデートにより、海外ローミング時の送受信に対応した。なお、国内では、L800MHz帯エリアでの送信はできない)
主な機能・対応サービス | |||
---|---|---|---|
Webブラウザ (Internet Explorer 9) |
メディアプレイヤー (Zune) (music.jpアプリ(利用には別途Marketplaceよりダウンロードが必要)) (レコチョクアプリ) |
FMラジオ |
|
au one メール PCメール Gmail EZwebメール(無線LANでの利用不可) |
Skype for Windows Phone[11] |
PCドキュメント | |
Run & Walk Karada Manager ゴルフ(ウェブ版) Fitness、歩数計 |
GPS |
au one助手席ナビ |
au one GREE |
緊急地震速報 緊急速報メール(アップデートにて対応) |
Bluetooth | 無線LAN機能 (Wi-Fi) IEEE 802.11b/g/n (2.4GHz 12-14ch非対応) |
|
WIN HIGH SPEED | グローバルパスポート (CDMA・GSM) | auフェムトセル | |
microSDHC |
モーションセンサー(6軸) | 防水機能対応 防塵機能対応 |
簡易留守録 着信拒否設定 |
- 安心セキュリティパック、およびauスマートパスは非対応
[編集] 関連項目
- 富士通モバイルコミュニケーションズ
- 東芝製のスマートフォン
- 三浦春馬 - イメージキャラクター(CMは出ていないが、初期版カタログのみの出演)
- ISW11F - バッテリーは当機と同じ。
[編集] 注
- ^ 2012年7月23日より利用不可
- ^ 対応プロファイルはHFP, HSP, A2DP, AVCTP , AVRCP , PNAP, SDP, GAVDP Bluetooth SIG の製品リストより
- ^ 秋葉原と有楽町で発売記念セレモニー:Windows Phone IS12T発売、「全力で巻き返しを図りたい」――MS樋口氏 - ITmedia +D モバイル(2011年8月25日)
- ^ fcc.gov YUW-TSI12
- ^ グッドデザインファインダー「2011年度 グッドデザイン賞 受賞」(IS12T)
- ^ グッドデザインファインダー「2011年度 グッドデザイン賞 受賞」(ウィンドウズ フォン)
- ^ 〈お知らせ〉 「Windows® Phone IS12T」におけるEメール (~@ezweb.ne.jp) の対応について - KDDI(2011年10月26日)
- ^ 〈お知らせ〉 「Windows® Phone IS12T」におけるEメール (~@ezweb.ne.jp) の対応について〈別紙〉 - KDDI(2011年10月26日)
- ^ au Wi-Fi SPOT > 利用方法 > auスマートフォン IS12T (au) - KDDI(2012年4月13日)
- ^ 「Windows Phone IS12T」の発売について〈別紙〉 - KDDI(2011年7月27日)
- ^ Skype for Windows Phoneの正式版がリリースされました! - Skype 日本語ブログ(2012年4月23日)
[編集] 外部リンク
- Windows (R) Phone IS12T | スマートフォン | au
- 携帯電話(IS12T) - FMWORLD.NET(個人) : 富士通
- Windows Phone デバイス情報 - Windows Phone
- Windows Phone - Windows Phone 開発について学び、初めてのアプリケーションを作成する - MSDN
- IS12Tまとめ@wiki
|
|