Bing
Bing（ビング）は、Ajax を使用した、マイクロソフト製の検索エンジン。英語版は意思決定エンジン (Decision Engine) を標榜する[1]。
旧名称は MSN サーチ、Windows Live サーチ、Live サーチがあり、Windows Live サーチは、Windows Live サービスの一つでもあった。
目次 |
[編集] 沿革
[編集] MSN サーチ
- 1998年
- MSN サーチとして Inktomi の検索エンジンを利用して立ち上げる。
- 1999年
- 2004年
- マイクロソフト製エンジンを搭載したベータ版がリリースされる。
- 2005年
- 正式版を立ち上げる。Picsearch （英語）による画像検索も提供開始。
[編集] Windows Live サーチ、Live サーチ
- 2006年
- 新エンジンと置き換え、Windows Live サーチとしてスタート。ウェブだけでなくニュース、画像、音楽、デスクトップ検索が一体化された。
- 2007年
- 検索サービスを Windows Live サービスから分離しブランド名を Live サーチとする。
- 2008年
- Live Search Books, Live Search Academic サービスの停止。
[編集] Bing
- 2009年
- 2010年
- 7月 - Bing 日本語版の正式サービスが開始[4]。
[編集] 提供されているサービス
[編集] ウェブ
ウェブページの検索を行うことができる。結果画面は三列構成で表示され、幅の狭い左側の列には関連キーワードなど、幅の狭い右側の列には広告が表示される。幅の広い中央の列には上から、キーワードが固有名詞であれば特に関連性の強いサイト、キーワードに対する検索結果、関連キーワードの順に並び、これらを挟む形で広告が数件表示される。一部の検索結果をマウスオーバーすると右側に矢印が表示され、その矢印付近にカーソルを移動させると、そのページの要約が表示される。
検索結果には、画像検索、動画検索、ニュース検索からの結果も一部表示される。
[編集] 画像
ウェブページの画像に特化した検索を行うことができる。検索結果は画像で表示される。マウス オーバーでサイズ、ファイルサイズ、画像形式などの情報が表示される。検索結果のフィルタリングを行うことができ、サイズ、レイアウト（縦長や横長など）、色（白黒や、特定色の割合の多いものなど）、画像の種類、人物の項目が用意されている。
[編集] 動画
動画共有サービスに投稿されている動画に特化した検索を行うことができる。検索結果はサムネイルで表示される。動画共有サービスの一部の結果については、マウスオーバーでハイライトの視聴を行うことができる。検索結果のフィルタリングを行うことができ、長さ、画面の種類、解像度、元データ（検索対象の動画共有サービスの絞り込み）が用意されている。
[編集] ニュース
ニュースサイトの記事に特化した検索を行うことができる。検索結果は適合度順、日付順で並び替えることができる。
[編集] 地図
住所、地名や駅名などからの地図検索を行うことができる。図面は「地図」（道路地図）、「概観図」（航空写真）、「自動」（小縮尺では概観図、大縮尺では地図）が選択でき、概観図では名称表示の有無、傾斜表示の有無を選択できる。傾斜表示を有効にしている場合は、縮尺が大きくなると自動的に傾斜して表示される。ここでは経路検索も行うことができ、検索結果では地図上に経路を示す線を表示する。
日本海の名称表記は日本沿岸では「日本海」、日本近海では Sea of Japan/East Sea、韓国近海では East Sea/Sea of Japan と併記されている。
[編集] ショッピング
ショッピングサイトの商品に特化した検索を行うことができる。検索結果を4つまで選択して比較することができる。検索結果のフィルタリングを行うことができ、価格範囲、ジャンルが用意されている。
商品検索のほかにレビューや口コミを検索することができる。こちらはウェブ検索に似ているが質問サイトやブログなどに特化している。
[編集] 質問箱
日本マイクロソフトが提供する MSN 相談箱（OKWave の Q&A サービスの利用者同士の相互質問サービス）に投稿されている質問に特化した検索を行うことができる。
[編集] ソーシャル
ベータ版として提供している。Twitter のツイートに特化した検索結果を「公開されている更新」としてリアルタイム表示し、それらのツイートで言及されているリンクを「注目リンク」に表示する。
[編集] 翻訳
詳細は「Bing Translator」を参照
[編集] 終了したサービス
Bing 以前のものを含む。
[編集] 学術論文
学術論文検索は、Live Search Academic という名前で別にサービスを展開していた。
[編集] エンカルタ
MSN エンカルタ百科事典からの検索結果の表示を行っていた。
[編集] 脚注
- ^ http://www.microsoft.com/presspass/press/2009/may09/05-28NewSearchPR.mspx （英語）
- ^ http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3698
- ^ http://www.microsoft.com/Presspass/press/2009/jul09/07-29release.mspx （英語）
- ^ http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3872
[編集] 外部リンク
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