T-01D

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
NTTドコモ T-01D
キャリア NTTドコモ
製造 富士通
発売日 2011年11月18日
概要
OS Android 2.3
(Android 4.0へのバージョンアップ予定あり)
CPU Texas Instruments OMAP4430 1.2GHz(デュアルコア)
音声通信方式 3GFOMAW-CDMA
2GGSM
(3G:800MHz、850MHz、1.7GHz2GHz)
(2G:900MHz、1800MHz、1900MHz))
データ通信方式 3GFOMAHSDPAHSUPA
2GGSM
無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
形状 ストレート型
サイズ 129 × 64 × 8.8 (最厚部約 9.8) mm
質量 約120 g
連続通話時間 約330(音声電話時・静止時・3G)
約380(音声電話時・GSM)
連続待受時間 約400(音声電話時・静止時・3G)
約290(音声電話時・GSM)
内部メモリ RAM:1GB
ROM:4GB
外部メモリ microSD
(2GBまで・ドコモ発表)
microSDHC
(32GBまで・ドコモ発表)
日本語入力 ATOK
FeliCa あり
赤外線通信機能 あり
Bluetooth あり V2.1+EDR [1]
放送受信機能 ワンセグ対応
メインディスプレイ
方式 TFT
解像度 画素数:
HD(1280×720ピクセル
画素密度:
(342 ppi
サイズ 4.3インチ
表示色数 約1677万色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約1310万画素裏面照射型CMOS
機能 フルハイビジョン動画撮影、無限連写、ハイダイナミックレンジ合成、アートカメラ、ぼかし強調モード
サブカメラ
画素数・方式 約32万画素CMOS
カラーバリエーション
Dark Green
Black
Bordeaux
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

docomo with series REGZA Phone T-01D(ドコモ ウィズシリーズ レグザフォン ティーゼロイチディー)は、富士通によって開発された、NTTドコモ第3世代移動通信システムFOMA端末である。docomo with seriesのひとつ。

機種名は「T-01D」と東芝を表す「T」が含まれているが、REGZA Phoneシリーズとして最初の富士通製・富士通ブランドでの発売となり、富士通ブランドで展開するARROWSシリーズにも含まれる。実際、本機種カタログのメーカーロゴは「TOSHIBA」ではなく「FUJITSU」となっており、ドコモのカタログおよび本機種カタログでも富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(以下富士通東芝)名義ではなく富士通名義となっている。雑誌などの書籍では富士通東芝製になっていることが多く、au向けのARROWSシリーズとは逆の現象が起こっている。

目次

[編集] 概要

富士通東芝製・東芝ブランドであるがドコモでは実質富士通製扱いだったT-01Cの後継機種で、前述の通りTを冠しながらも富士通本体が開発を行い富士通ブランドで発売されたいわゆる「初代富士通レグザである。約4.3インチのHDTFT液晶を搭載しており、REGZAの高画質化技術をもとにしたモバイルレグザエンジンは5.0に進化している。また、裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for Mobile」と富士通の子会社・富士通セミコンダクターが開発した高性能画像処理エンジン「Millbeaut Mobile」を採用した1310万画素カメラや、富士通製の携帯電話ではおなじみの指紋認証機能、防水性能も備えている。Xiには対応していない。

なお、富士通の製品であるため、ドコモ総合カタログに掲載されるドコモ内部で利用される型番上は「AAFxxxxx」と、従来からの富士通のコードをそのまま採用している。ただし、東芝・富士通東芝時代の旧来のオプション関連を流用している場合は、従来の東芝製オプション同様「ATSxxxxx」となっている。

ちなみに、付属する卓上ホルダF-12C付属品と共通の「卓上ホルダ F34」となっている。利用に当たっては「ACアダプタ 03」では卓上ホルダ側の入力対応電流が低すぎるために動作保証対象外としており、「FOMA ACアダプタ 02」と卓上ホルダの間に、同じく付属品「FOMA 充電microUSB変換アダプタ T01」をかませる形となる。なお、本体に直接ACアダプタを差し込んで充電する分には「ACアダプタ 03」の利用は公式に可能。一方で、F-12Cでの「ACアダプタ 03」の公式対応は明言していない。

ARROWS X LTE F-05Dは上位機種でありながら兄弟機種にあたり、電池パックも共通。さらに、2012年2月には本機種をベースとしたDisney Mobile on docomo F-08Dが発売された。

なお本機種単体としてのTVCMは存在せず、F-05DのCMの最後に高良健吾が「映像美のREGZA Phoneも」とコメントする形となっている[2]

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

[編集] 搭載アプリ

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

[編集] 主な機能

主な対応サービス
タッチパネル加速度センサー XiFOMAハイスピード7.2Mbps(受信)送信5.7Mbps Bluetooth DCMXおサイフケータイ赤外線トルカ
ワンセグ メロディコール テザリング WiFi IEEE802.11b/g/n
GPS spモード電話帳バックアップ デコメールデコメ絵文字デコメアニメ iチャネル
エリアメール/ソフトウェアアップデート自動更新 デジタルオーディオプレーヤー(WMA)(MP3他) GSM3GローミングWORLD WING フルブラウザFlash Player 10.3
Androidマーケット/dメニュー/dマーケット GmailGoogle TalkYouTubePicasa バーコードリーダ名刺リーダ ドコモ地図ナビGoogle Mapsストリートビュー
この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

[編集] 歴史

  • 2011年10月18日 - NTTドコモ、および富士通より公式発表。
  • 2011年11月11日 - 全国一斉予約受付開始。
  • 2011年11月18日 - 全国にて一斉発売。
  • 2011年11月18日 - 販売中止[3]
  • 2011年12月2日 - 販売再開[4]
  • 2012年7月以降 - Android 4.0へアップデート予定。

[編集] 販売中止トラブル

発売直後に通話や通信が出来ないとNTTドコモに245件の苦情が入ったため発売当日に販売中止された。販売中止時点で5200台を販売していた。購入者への対処方法は11月28日に不具合修正を行うためのアップデートが実施され、販売再開は12月2日に決定した。このトラブルについて総務省総合通信基盤局は「発売直後に不具合が発生したことがこれまでもあったが、さまざまな故障が出るケースは前代未聞」として注視する姿勢を表明している[5]

11月22日にドコモは不具合の原因をソフトウェアの不具合によるものとした上で、電池残量が5%以下になった場合もしくは初回電源投入時に、通信できない事象が発生する場合があると公表した。なお、現在までに販売されたT-01Dすべてが対象となっている[6]

[編集] アップデート

購入済みの顧客に対して2011年11月28日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた。

  • 音声通話・パケット通信ができない場合がある。

2011年12月21日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた。

  • 本体の画面がOFFの状態で電源ボタンなどで画面をON後、まれにタッチパネルが反応しない場合がある。
  • ワンセグ録画中、まれに本体が再起動する場合がある。

2012年2月21日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた。

  • 通話終了後、まれに本体が再起動する場合がある。
  • ごくまれに動画・音楽コンテンツが正しく再生できない場合がある。

2012年4月2日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた。

  • 電源OFFの状態で充電中に電源をONにすると、まれに携帯電話(本体)が再起動を繰り返す場合がある。

2012年6月20日に以下の不具合の修正がソフトウェアアップデートによって行われた。

  • 電源OFFの状態で充電後、まれに携帯電話(本体)の電源が入らない場合がある。
  • microSDXCカードを差し込むと、microSDXCカード内のデータが破損される。

[編集] 備考

東芝保有分の富士通東芝株式の富士通への売却が2011年8月に報じられ、東芝ブランドとしての最終機種になるのではないかと噂されたが、富士通および富士通東芝は同年11月に「REGZA Phone」ブランドを「ARROWS」に次ぐサブブランドとして活用する方針であることを明らかにした[7]。ただし、本機種は前述の通り富士通製・富士通ブランドのいわゆる「富士通レグザ」であり、ドコモ向けの東芝ブランドの機種はT-01Cが最後となった。

なお、2012年4月1日に東芝保有分の富士通東芝株式は富士通に売却され、富士通東芝は富士通モバイルコミュニケーションズに社名変更した。

[編集] 脚注

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス