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Four seasons.jpg
記号 y, yr, a
自然単位 / 暦法
時間
SI おおよそ3.155693×107
定義 おおよそ365.2422日
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(ねん、とし)は、時間単位の一つ。元来は季節の周期を意味し、おおよそ平均太陽年つまり約365.2422日に等しい。

それから一般化し、地球太陽の周りを一周するのに要する期間を指す。何をもって1周とするかで、各種の定義がある。また、季節の周期を近似した暦法の単位でもある。

目次

[編集] 天文学

天文学的には、数種類の年の定義がある。

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においては、おおむね太陽年に近い整数の日数を年とする。1月の長さを月の形が変化する1周期とした太陰暦では、12ヶ月を1年とした。ただし、これでは太陽年とはずれていくので、太陰太陽暦では、閏月を入れて1年を13ヶ月とする年を設ける。

太陽暦では、1月の長さを月の周期とは切り離し、365日を12ヶ月に振り分け、1太陽年に合うようにしている。端数を合わせるために閏日を入れて366日とする年を設ける。

以下にそれぞれの暦法の特徴を示す。

[編集] 派生単位

10年を「十年紀」、100年を「世紀」、1000年を「千年紀」(ミレニアム)と呼ぶ。

1年の半分の6ヶ月のことを「半年」という。また、1年を6ヶ月ずつの半期に分けて、前の半期(前期)を「上半期(かみはんき)」、後の半期(後期)を「下半期(しもはんき)」ともいう。さらに、1年を3ヶ月ごとに分けたものを「四半(しはんき)」(クォータークール)といい、年の初めから順に第1四半期、第2四半期、第3四半期、第4四半期と呼ぶ。英語圏では "Q1,Q2,Q3,Q4" と略す。

天文学地質学古生物学などでは1000年 ka, ky, kyr、100万年 Ma, My, Myr、10億年 Ga, Gy, Gyr が使われる。これらは「キロ年」、「メガ年」、「ギガ年」の意味だが、日本語では接頭辞も訳して呼ぶ。a はラテン語のアンヌム annum の略である。

地殻変動など非常に遅い速度を表すのに、「ミリメートル毎年」(mm/y, mm/yr)、「センチメートル毎年」(cm/y, cm/yr)が使われる。資源等の産出量は「トン毎年」(t/y, t/yr)などが使われるが、年当たりなのは自明とみなし単にトンなどと表すことが多い。他にもさまざまな量が年当たりで算出されるが、毎年は省略することが多い。

年(厳密にはユリウス年)を使って定義される単位に「光年」(ly)がある。これは光速度と年の積 cy に等しい。

[編集] 語源

日本語で「とし」とは、「」を意味するといわれ、一年周期で稲作を行なっていたため、「年」の意味で使われるようになったという。漢字の「年」は、禾を収穫する人の姿を象形するといわれる。穀物の成熟の周期から1年の周期を感じていたと思われる。

[編集] 関連項目

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