赤川次郎
赤川 次郎 | |
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誕生 | 1948年2月29日(63歳) 福岡県福岡市 |
職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1976年 - |
ジャンル | 推理小説 |
代表作 | 三毛猫ホームズシリーズ 三姉妹探偵団 |
主な受賞歴 | オール讀物推理小説新人賞 |
処女作 | 幽霊列車 |
ウィキポータル 文学 |
赤川 次郎(あかがわ じろう、1948年2月29日 - )は、日本の小説家。福岡県福岡市生まれ。血液型はA型。中野区立桃園第三小学校卒、桐朋高等学校卒業。1996年度より金沢学院大学文学部客員教授。父親は元満洲映画協会、東映社員の赤川孝一。「赤川次郎」は本名である。
目次 |
[編集] 人物
3歳の頃に手塚治虫の漫画に影響を受け、小学生の時には漫画を描き始めるも挫折。中学時代に『シャーロック・ホームズの冒険』に出会い、3年生の時に見よう見まねで小説を書き始める。本人曰く、勉強は国語と英語以外、特に数学と体育が苦手で、受験勉強もしていなかったため、大学受験に失敗する。父・赤川孝一は、長編アニメ『白蛇伝』を手がけた人物であるが、他に家庭を持っていたので別居しており、幼少時もほとんど顔を合わせていない。空想好きの少年であったようで、恋愛も自分が空想していたとおりであったとエッセイに書いている。
卒業後は本屋の勤務を経て、日本機械学会事務局に就職。数年間勤務した後、このままでは小説が書けなくなってしまうと危惧し、1975年頃から小説(シナリオ)を投稿するようになり、1976年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビューする。1978年には『三毛猫ホームズの推理』がベストセラーとなり、以後この連作を中心に人気作家になる。「三姉妹探偵団」シリーズや「杉原爽香」シリーズなど、さまざまな人気シリーズを抱える、ライトミステリーの旗手的存在だが、ストーリー自体は陰惨なものも少なくなく、社会の歪みや虐げられる人々に目を向けることが多い(特に初期作品)。岩波ブックレットなどにも寄稿するなど、かなり左翼的立場の持ち主であり、主人公が校長を「何しろ、入学式、卒業式での〈君が代〉強制はもちろんですけど、・・・」と評するシーンもある。公安警察が署名運動を装って潜在的な反体制派となりうる人物の名簿を作る陰謀をおこなっていたり、狂信的な独裁国家となった日本でのレジスタンス活動を描いた作品もある。1980年、「上役のいない月曜日」が第83回直木賞候補に挙がった事がある。また、超人的な多作や、結末を決めずに書き始めるといった発言から、本格志向のミステリマニアとは無縁な存在と思われがちだが、特に初期作品などは新本格派の作家も評価するものが少なくない。1970年代後半から1980年代前半にかけて、新本格派出現以前のリアリティ重視の時代に名探偵復権を唱えて横溝ブームなどと共に謎解きミステリ復興に道筋をつけた功績は忘れられてはなるまい。推理小説のほか、ホラー物や恋愛物も多く書く。作品に『セーラー服と機関銃』『ふたり』など。
誕生日が2月29日であるために、1988年に刊行された「三毛猫ホームズ」シリーズのカッパ・ノベルスによる著者紹介では「今年で10歳になった、ということになってしまう」と記載されている。2006年8月に作家生活30年を迎え、執筆作品は480作に達した。累計発行部数は3億部を超える。2008年、オリジナルの著作が500作に到達した。
21世紀の現在、ほとんどの小説家がワードプロセッサやパソコンを用いて作品を執筆している中、赤川は頑固なまでに原稿用紙への「手書き」を続けている。本人曰く「手書きの方が早い。」とのこと(他に現在も手書きで原稿を執筆する作家としては、西村京太郎・大沢在昌・保坂和志などがいる)。あまりの多作で同時に複数の連載を抱え、小説の登場人物一覧表を書斎に貼り付けていた時期があった。自身でも混乱をきたすことがあったからと思われる。
ユーモアもあり、自らがミステリー小説の中で殺した人物のお墓を実際に作っていることで有名。ちゃんと墓参りもするという。
オペラや演劇鑑賞を行ない論評するなど、芸術評論も物する。
[編集] 受賞歴
- 1976年 - 「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞
- 1980年 - 『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞
- 2006年 - 第9回日本ミステリー文学大賞
[編集] 作品
[編集] 小説
- 死者の学園祭 (1977年、ソノラマ文庫)のち角川文庫
- 赤いこうもり傘 (1978年、ソノラマ文庫)のち角川文庫
- セーラー服と機関銃 (1978年、21世紀ノベルス)のち角川文庫
- 卒業 セーラー服と機関銃・その後「卒業」 (1987年、カドカワノベルズ)
- ひまつぶしの殺人 (1979年、カッパノベルス)のち角川文庫、光文社文庫
- 死者は空中を歩く (1979年、トクマノベルス)のち徳間文庫、角川文庫
- 死体置場で夕食を (1980年、トクマノベルス)
- 幽霊から愛をこめて (1980年、集英社文庫)
- 上役のいない月曜日 (1980年、文藝春秋)のち文庫
- マリオネットの罠 (1981年、文藝春秋)のち文庫
- 毒 (1981年、集英社)のち文庫
- 裏口は開いていますか? (1981年、サンケイ出版)のち文春文庫
- さびしがり屋の死体 (1981年、角川書店)のち文庫
- 青春共和国 (1981年、徳間文庫)
- 女社長に乾杯! (1982年、新潮社)のち文庫
- 晴れ、ときどき殺人(1982年、カドカワノベルズ)のち文庫
- 探偵物語 (1982年、カドカワノベルズ)のち文庫
- 一番長いデート (1982年、集英社文庫コバルトシリーズ)
- おやすみ、テディ・ベア (1982年、カッパ・ノベルス)のち角川文庫、光文社文庫
- プロメテウスの乙女 (1982年、角川書店)のち文庫
- 殺人よ、こんにちは (1983年、カドカワノベルズ)のち文庫
- 霧の夜にご用心 (1983年、カドカワノベルズ)のち文庫
- 夜 (1983年、カドカワノベルズ)のち文庫
- ヴァージン・ロード【恋愛小説】 (1983年、新潮社)のち文庫
- 死者におくる入院案内 (1983年、ジョイ・ノベルス)のち新潮文庫
- 名探偵はひとりぼっち (1983年、角川書店)のち文庫
- 駈け落ちは死体とともに (1983年、集英社)のち文庫
- 愛情物語 (1984年、角川書店)- 1984年に映画化。→愛情物語 (1984年の映画)
- 殺人はそよ風のように (1984年、光文社文庫)のち角川文庫
- ビッグボートα (1984年、光文社文庫)
- さよならをもう一度 (1984年、角川ホラー文庫)
- 白い雨 (1985年、光文社文庫)
- 壁際族に花束を (1985年、小学館)
- 死体は眠らない (1985年、角川書店)
- 窓からの眺め (1986年、文藝春秋)
- 禁じられたソナタ (1988年、小学館)
- 殺人を呼んだ本 (1988年、双葉社)
- 追憶時代 (1988年、角川書店)
- 湖畔のテラス (1988年、集英社文庫)
- ふたり (1989年、新潮社)のち文庫
- 微熱 (1990年、講談社)
- 黒鍵は恋してる (1991年、集英社)
- クリスマス・イヴ (1991年、双葉社)
- やさしい季節 (1993年、角川書店)
- ネガティヴ (1994年、集英社)
- ミス (1994年、読売新聞社)
- 十字路 (1994年、双葉社)
- いつもと違う日 (1994年、光文社)
- キャンパスは深夜営業 (1994年、光文社)
- サラリーマンよ悪意を抱け (1995年、新潮社)
- 滅びの庭 (1996年、角川ホラー文庫)
- 乙女の祈り (1996年、講談社文庫)
- 赤頭巾ちゃんの回り道 (1997年、双葉社)
- めざめ (1997年、新潮文庫)
- くちづけ (1997年、角川書店)
- 作者消失 (1998年、カドカワ・エンタテインメント)
- 家族カタログ (1998年、角川書店)
- 試写室25時 (1998年、集英社)
- あなたも殺人犯になれる! (1999年、角川書店)
- 明日なき十代 (1999年、廣済堂出版)
- 恋占い (1999年、新潮社)
- 回想電車 (1999、集英社)
- おやすみ、夢なき子 (1999年、講談社)
- 秘密のひととき (2000年、集英社)
- 乳母車の狙撃者 (2000年、主婦と生活社)
- 晩夏 (2000年、新潮社)
- 迷子の眠り姫 (2000年、中央公論新社)
- 幽霊の怪 (2000年、角川書店)
- そして、楽隊は行く (2000年、マガジンハウス)
- 友に捧げる哀歌 (2001年、主婦と生活社)
- 二重奏(2001年、講談社)
- 校庭に、虹は落ちる (2002年、新潮社)
- メリー・ウィドウ・ワルツ (2002年、講談社)
- 白鳥の逃亡者 (2003年、日本放送出版協会)
- 友よ(2003年、カドカワ・エンタテインメント)
- 今日の別れに (2003年、角川書店)
- さすらい (2004年、新潮社)
- 鼠、江戸を走る (2004年、角川書店)
- 森がわたしを呼んでいる (2004年、新潮社)
- 落葉同盟 (2005年、カドカワ・エンタテインメント)
- 国境の南 (2005年、双葉社)
- 悲劇のヒロイン (2006年、ハルキノベルス)
- 夢であいましょう (2009年、朝日新聞出版)
- 鼠、闇に跳ぶ (2010年、角川書店)
- 指定席 (2010年、光文社)
- 交差点に眠る(2011年1月、幻冬舎)
[編集] 小説(シリーズ作品)
[編集] 長編
- 三毛猫ホームズの推理
- 三毛猫ホームズの追跡
- 三毛猫ホームズの怪談
- 三毛猫ホームズの狂死曲(ラプソディ)
- 三毛猫ホームズの駈落ち
- 三毛猫ホームズの恐怖館
- 三毛猫ホームズの騎士道
- 三毛猫ホームズの幽霊クラブ
- 三毛猫ホームズの歌劇場(オペラハウス)
- 三毛猫ホームズの登山列車
- 三毛猫ホームズの騒霊騒動(ポルターガイスト)
- 三毛猫ホームズの四季
- 三毛猫ホームズの黄昏ホテル
- 三毛猫ホームズの犯罪学講座
- 三毛猫ホームズのフーガ
- 三毛猫ホームズの傾向と対策
- 三毛猫ホームズの心中海岸
- 三毛猫ホームズの安息日
- 三毛猫ホームズの世紀末
- 三毛猫ホームズの正誤表
- 三毛猫ホームズの失楽園
- 三毛猫ホームズの四捨五入
- 三毛猫ホームズの大改装(リニューアル)
- 三毛猫ホームズの最後の審判
- 三毛猫ホームズの花嫁人形
- 三毛猫ホームズの仮面劇場
- 三毛猫ホームズの卒業論文
- 三毛猫ホームズの降霊会
- 三毛猫ホームズの危険な火遊び
- 三毛猫ホームズの暗黒迷路
- 三毛猫ホームズの茶話会
- 三毛猫ホームズの十字路
- 三毛猫ホームズは階段を上る
[編集] 短編集
- 三毛猫ホームズの運動会
- 三毛猫ホームズのびっくり箱
- 三毛猫ホームズのクリスマス
- 三毛猫ホームズの感傷旅行
- 三毛猫ホームズと愛の花束
- 三毛猫ホームズのプリマドンナ
- 三毛猫ホームズの家出
- 三毛猫ホームズの〈卒業〉
- 三毛猫ホームズの好敵手(ライバル)
- 三毛猫ホームズの無人島
- 三毛猫ホームズの暗闇
- 三毛猫ホームズの恋占い
- 三毛猫ホームズの戦争と平和
- 三毛猫ホームズの用心棒
[編集] その他
- 三毛猫ホームズ映画館(映画評論集) 角川書店、1989年6月 ISBN 978-4-04-149759-3
- 三毛猫ホームズの青春ノート(自伝) 岩波書店、1984年11月 ISBN 978-4-00-004978-8
- 三毛猫ホームズとオペラに行こう!(オペラ鑑賞録) 朝日新聞出版、2009年3月 ISBN 978-4-02-250556-9
- 三毛猫ホームズと劇場に行こう!(演劇鑑賞録)
- 三毛猫ホームズの談話室(対談集)光文社、 2008年6月 ISBN 978-4-334-74436-6
以下はアンソロジーに収録されている短編作品。
- 三毛猫ホームズの英雄伝説『名探偵の挑戦状』(カドカワノベルス、1994年6月 角川文庫、1996年9月)
- 三毛猫ホームズの水泳教室(幽霊シリーズとのコラボ作品)『冬の旅人』(角川文庫、1986年3月)
- 三毛猫ホームズの殺人協奏曲『おとなりも名探偵』(カドカワノベルス、1996年11月 角川文庫、2000年7月)
- 三毛猫ホームズと永遠の恋人『名探偵で行こう 』(光文社、2001年9月 光文社文庫、2004年6月)
- 三毛猫ホームズの遺失物『名探偵を追いかけろ』日本推理作家協会編 (光文社、2004年10月 光文社文庫、2007年5月)
- 三毛猫ホームズのバカンス『名探偵登場!』山前譲編(ベストセラーズ、2004年11月)
- 三毛猫ホームズの運動会『名探偵、大集合!』(光文社文庫、2006年5月)(カッパ・ノベルス)
[編集] 長編
- 三姉妹探偵団シリーズ
- 三姉妹探偵団1 失踪編 ノベルス版1982年9月 ISBN 978-4-06-181022-8 講談社文庫版1985年7月 ISBN 978-4-06-183540-5
- 三姉妹探偵団2 キャンパス篇 ノベルス版1985年5月 ISBN 4-06-181184-3 講談社文庫版1987年12月 ISBN 978-4-06-184116-1
- 三姉妹探偵団3 珠美・初恋篇 ノベルス版1986年3月 ISBN 978-4-06-181235-2 講談社文庫版1989年2月 ISBN 978-4-06-184379-0
- 三姉妹探偵団4 怪奇篇 ノベルス版1987年4月 ISBN 978-4-06-181295-6 講談社文庫版1990年3月 ISBN 978-4-06-184634-0
- 三姉妹探偵団5 復讐篇 ノベルス版1988年4月 ISBN 978-4-06-181354-0 講談社文庫版1991年3月 ISBN 978-4-06-184861-0
- 三姉妹探偵団6 危機一髪篇 ノベルス版1989年4月 ISBN 978-4-06-181419-6 講談社文庫版1992年4月 ISBN 978-4-06-185113-9
- 三姉妹探偵団7 駈け落ち篇 ノベルス版1990年4月 ISBN 978-4-06-181479-0 講談社文庫版1993年4月 ISBN 978-4-06-185365-2
- 三姉妹探偵団8 人質篇 ノベルス版1991年4月 ISBN 978-4-06-181549-0 講談社文庫版1994年4月 ISBN 978-4-06-185634-9
- 三姉妹探偵団9 青ひげ篇 ノベルス版1992年4月 ISBN 978-4-06-181612-1 講談社文庫版1995年4月 ISBN 978-4-06-185916-6
- 三姉妹探偵団10 父恋し篇 ノベルス版1993年5月 ISBN 978-4-06-181681-7 講談社文庫版1996年5月 ISBN 978-4-06-263232-4
- 死が小径をやってくる 三姉妹探偵団11 ノベルス版1994年5月 ISBN 978-4-06-181777-7 講談社文庫版1997年4月 ISBN 978-4-06-263491-5
- 死神のお気に入り 三姉妹探偵団12 ノベルス版1995年5月 ISBN 978-4-06-181836-1 講談社文庫版1998年4月 ISBN 978-4-06-263745-9
- 次女と野獣 三姉妹探偵団13 ノベルス版1996年4月 ISBN 978-4-06-181908-5 講談社文庫版1999年4月 ISBN 978-4-06-264535-5
- 心地よい悪夢 三姉妹探偵団14 ノベルス版1997年5月 ISBN 978-4-06-181962-7 講談社文庫版2000年4月 ISBN 978-4-06-264831-8
- ふるえて眠れ、三姉妹 三姉妹探偵団15 ノベルス版1998年5月 ISBN 978-4-06-182014-2 講談社文庫版2001年5月 ISBN 978-4-06-273154-6
- 三姉妹、呪いの道行 三姉妹探偵団16 ノベルス版1999年5月 ISBN 978-4-06-182069-2 講談社文庫版2002年5月 ISBN 978-4-06-273423-3
- 三姉妹、初めてのおつかい 三姉妹探偵団17 ノベルス版2000年9月 ISBN 978-4-06-182133-0 講談社文庫版2003年9月 ISBN 978-4-06-273833-0
- 恋の花咲く三姉妹 三姉妹探偵団18 ノベルス版2002年3月 ISBN 978-4-06-182228-3 講談社文庫版2005年6月 ISBN 978-4-06-275102-5
- 月もおぼろに三姉妹 三姉妹探偵団19 ノベルス版2003年8月 ISBN 978-4-06-182319-8 講談社文庫版2006年7月 ISBN 978-4-06-275440-8
- 三姉妹、ふしぎな旅日記 三姉妹探偵団20 ノベルス版2005年2月 ISBN 978-4-06-182412-6 講談社文庫版2008年1月 ISBN 978-4-06-275960-1
- 三姉妹、清く貧しく美しく 三姉妹探偵団21 ノベルス版2007年2月 ISBN 978-4-06-182515-4 講談社文庫版2010年2月 ISBN 978-4-06-276576-3
- 三姉妹と忘れじの面影 三姉妹探偵団22 ノベルス版2011年4月 ISBN 978-4-06-182773-8 講談社文庫版
(講談社ノベルス)
- 「幽霊シリーズ」
- 幽霊列車(1978年6月 文藝春秋 / 1981年8月 文春文庫)
- 幽霊列車 / 裏切られた誘拐 / 凍りついた太陽 / ところにより、雨 / 善人村の村祭
- 幽霊候補生(1979年10月 文藝春秋 / 1982年10月 文春文庫)
- 幽霊候補生 / 双子の家 / ライオンは寝ている / 巷に雨の降るごとく / 眠れる棺の美女
- 幽霊愛好会(1983年6月 文藝春秋 / 1985年7月 文春文庫)
- 名探偵の子守唄 / 青ひげよ、我に帰れ / 赤い靴はいた女の子 / コウノトリは本日休業 / 殺された死体 / 幽霊愛好会
- 幽霊心理学(1986年2月 文藝春秋 / 1988年7月 文春文庫)
- 影のような男 / 美女は二度殺される / 幸福なる殺人 / 銀座の殺しの物語 / 幽霊心理学
- 幽霊湖畔(1988年8月 文藝春秋 / 1991年8月 文春文庫)
- 幽霊湖畔 / 着せかえ人形の歌 / 危い再会 / 吸血鬼を眠らせないで / 狼が来た夜
- 幽霊園遊会(1992年2月 文藝春秋 / 1994年5月 文春文庫)
- 他人の空似にご用心 / 英雄の誇り / 夢の追加料金 / 幽霊園遊会
- 幽霊記念日(1992年8月 文藝春秋 / 1995年2月 文春文庫)
- 幸い住むと、ポチが鳴く / 白鳥の歌を聞くとき / 幽霊記念日 / 裏の畑でミケが鳴く
- 幽霊散歩道(プロムナード)(1993年10月 文藝春秋 / 1995年9月 文春文庫)
- 幽霊散歩道 / 殺人犯、お呼出し申し上げます / 危ない参観日 / 小雨に濡れた殺人
- 幽霊劇場(1995年2月 文藝春秋 / 1997年4月 文春文庫)
- 同情、買います / 夢路、はるかに / 幽霊劇場 / 間の抜けた告白
- 幽霊社員(1996年2月 文藝春秋 / 1998年5月 文春文庫)
- 週休四日の男 / 幽霊社員 / 行きずりの人 / 我輩は忠実なり
- 幽霊教会(1997年2月 文藝春秋 / 1999年3月 文春文庫)
- わが子可愛や / 人生相談は今日も行く / 父さん、お肩を… / 幽霊教会
- 幽霊結婚(1998年3月 文藝春秋 / 2000年4月 文春文庫)
- 幽霊聖夜(クリスマス) / 幽霊結婚 / 面影は消えず / 生命(いのち)のバトン
- 幽霊暗殺者(1999年2月 文藝春秋 / 2001年3月 文春文庫)
- 星をつかまえろ / 爽やかな追跡 / 幽霊暗殺者 / 裸で始まる物語
- 幽霊指揮者(コンダクター)(2000年3月 文藝春秋 / 2002年3月 文春文庫)
- 幽霊指揮者 / 私の秘密はあなたの秘密 / 幽霊放浪記 / 仮面の心中 / 影のある男
- 幽霊予言者(2001年6月 文藝春秋 / 2003年6月 文春文庫)
- 悪魔は微笑む / 幽霊予言者 / 小さな、小さな眠り / 恋の予感にご用心 / 遠くて近い恋人たち
- 幽霊温泉(2002年10月 文藝春秋 / 2004年6月 文春文庫)
- 自由をこの手に / 生きるべきか、死すべきか / 幽霊温泉 / 聖者が街へやって来る / 見えない鉄格子
- 幽霊博物館(2004年4月 文藝春秋 / 2006年2月 文春文庫)
- 幽霊博物館 / 海より深く / 火葬場の煙はななめに上る / 見知らぬ人への挽歌 / 旅路の終り
- 幽霊包囲網(2005年8月 文藝春秋 / 2007年10月 文春文庫)
- 幽霊包囲網 / ママの選択、パパの洗濯 / つきに見放された男 / 都会の死体置場(モルグ) / 私は目撃者
- 幽霊相続人(2007年7月 文藝春秋 / 2009年11月 文春文庫)
- 噂をすれば思い出す / 幻の相続人 / いざ歌え、歓喜の歌 / 河は呼んでる / 明白な殺人者 / 立ち聞き、また聞き、盗み聞き
- 幽霊法廷(2008年1月 文藝春秋) - シリーズ初の長編
- 幽霊待合室(2009年8月 文藝春秋)
- ジュリエットは真夜中に目覚める / 雪女によろしく / 幽霊は生きていた / 愛に渇いて / 灰色の人生 / 幽霊待合室
- 幽霊晩餐会(2010年3月 文藝春秋)
- 明日に生きた男 / 息子と恋人 / 良妻賢母の詩 / はじめの一歩… / 灰もまた燃える / 幽霊晩餐会 / タダより安く
- 「大貫警部(四文字熟語)」シリーズ (講談社ノベルス)
- 「華麗なる探偵たち」シリーズ (トクマノベルス)
- 「花嫁」シリーズ (ジョイ・ノベルス)
- 「マザコン刑事」シリーズ (トクマノベルス)
- 「悪魔」シリーズ (学習研究社)→(光文社文庫)
- 「杉原爽香」シリーズ (光文社文庫)
- 「子子家庭」シリーズ (新潮社)
- 「一億円」シリーズ (新潮社) - (『一億円もらったら』『不幸、買います』)
- 「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ (トクマノベルス)
- 「早川一家」シリーズ
- 「天使と悪魔」シリーズ (カドカワノベルス、カドカワエンタテイメント)
- 「吸血鬼」シリーズ (集英社コバルト文庫)
- 「南条姉妹」シリーズ (集英社)
- 「懐かしの名画」ミステリーシリーズ
- 「真夜中のオーディション」シリーズ
- 「MとN探偵局」シリーズ (ジョイノベルス)
- 「怪異名所巡り」シリーズ
- 「闇からの声」シリーズ(教室の正義・悪夢の果て)
- 「鼠」シリーズ (角川書店) - 著者初の時代小説
[編集] その他
- 三毛猫ホームズの青春ノート 岩波ブックレット 1984
- 三毛猫ホームズの音楽ノート 耳にも素敵なごちそうを! 光文社カッパ・ブックス 1985 のち文庫
- 猫は怖いか可愛いか 集英社文庫(1986)
- ぼくのミステリ作法 角川文庫 1986 のち徳間文庫
- 同時代を語る 11のカルチュア対話 岩波書店 1987
- 赤川次郎のばっくすてえじトーク クラシック、14人の音楽家 音楽之友社 1991 のち光文社文庫
- 本は楽しい 僕の自伝的読書ノート (1998年、岩波書店)
- こころの手をつなごうえー 子どもが考える子どもの人権(監修)アムネスティ・インターナショナル日本編 コモンズ 2006
- 人形は口ほどにものを言い (2004年、小学館)「赤川次郎の文楽入門」文庫
- イマジネーション 今、もっとも必要なもの (2004年、光文社 のち文庫
- 大人なんか怖くない (2004年、岩波ブックレット)
- 子どもは大人を見て育つ ポプラ社 2008
- 三毛猫ホームズとオペラに行こう! 朝日新聞出版、2009
[編集] 映像化作品
[編集] テレビ
- 傑作推理劇場 (1981年)- 『善の研究』をドラマ化
- おやすみ、テディ・ベア (1983年8月9日 TBS系)
- のぶ子マイウェイ (1985年 フジテレビ系) - 原作:『女社長に乾杯!』
- 早春物語 (1986年 TBS系)
- 三姉妹探偵団 (1986年 フジテレビ系・1998年、日本テレビ)
- すてきな三角関係 壁際族に花束を (1987年、TBS)
- 泥棒に手を出すな! (1990年、テレビ東京)
- ふたり (1990年、NHK・1997年、テレビ朝日)
- 三毛猫ホームズの推理 (1996年、テレビ朝日)
- 告別 (2001年、BS-i)
- 霊感バスガイド事件簿 (2004年、テレビ朝日)
- セーラー服と機関銃(2006年、TBS)
- 世にも奇妙な物語 (2007年、フジテレビ) - 『回想電車』をドラマ化
- 週刊 赤川次郎 (2007年、テレビ東京) - オムニバス
- 4姉妹探偵団 (2008年、テレビ朝日) - 原作:「三姉妹探偵団」シリーズ
- 世にも奇妙な物語 (2008年、フジテレビ) - 『透き通った一日』をドラマ化
[編集] 映画
- セーラー服と機関銃 (1981年)
- 探偵物語 (1983年)
- 晴れ、ときどき殺人 (1984年)
- トロピカルミステリー青春共和国 (1984年)
- 愛情物語 (1984年)
- いつか誰かが殺される (1984年)
- 結婚案内ミステリー (1985年)
- 早春物語 (1985年)
- どっちにするの。 (1989年) - 原作:女社長に乾杯!
- ふたり (1991年)
- あした (1995年)
- 四姉妹物語 (1995年)
- 死者の学園祭 (2000年)
[編集] ゲーム
- 赤川次郎の幽霊列車 (1991年)
- 魔女たちの眠り (1995年)
- 夜想曲 (1998年)
- 魔女たちの眠り-復活祭- (1999年)
- 夜想曲2 (2001年)
- 魔女たちの眠り-完全版- (2001年)
- 月の光 〜沈める鐘の殺人〜 (2002年)
- 赤川次郎ミステリー 夜想曲 -本に招かれた殺人-(2008年)
- 赤川次郎ミステリー 月の光 ―沈める鐘の殺人―(2008年)
[編集] 参考資料
- 郷原宏『赤川次郎公式ガイドブック』(2001年1月20日、三笠書房王様文庫) ISBN 4-8379-6073-1
- 『イマジネーション 今、もっとも必要なもの』 (2004年、光文社)