EPO

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EPO
基本情報
出生名 佐藤 永子
別名 佐藤 榮子(本名)
出生 1960年5月12日(51歳)
出身地 日本の旗 日本東京都
ジャンル シンガーソングライター
職業 歌手セラピスト
活動期間 1980年 -
公式サイト eponica.net EPO公式サイト

EPO(エポ、本名:佐藤 榮子(さとう えいこ)、旧名および出生名:佐藤 永子1960年5月12日 - )は東京都出身のシンガーソングライター東京都立松原高等学校卒業。東京女子体育大学中退。高校の先輩に清水信之、後輩に佐橋佳幸渡辺美里がいる。

目次

[編集] 略歴

芸名の由来は子供時代のあだ名[1]

デビュー前にセッションボーカルとして活躍。その頃に大滝詠一作曲のサントリーレモンのCMソングとして作られた「大きいのが好き」のボーカルを担当。コーラスはシャネルズ(後のラッツ&スター)で後に『NIAGARA CM SPECIAL』収録された後、「大瀧詠一 Song Book 1 大瀧詠一 作品集 Vol.1」にEPO WITH シャネルズのアーティスト名で収録される。尚、CMソングは未使用だった。

大学在学中の1980年3月21日、シュガー・ベイブのカバー曲『DOWN TOWN』(作詞:伊藤銀次、作曲:山下達郎、編曲:林哲司清水信之)でデビュー。1980年代半ば「RCA三人娘」の一角として、竹内まりや大貫妙子と並び称された。竹内の独身最後のアルバム「portrait」にもバックグラウンドボイスとして参加している。デビュー以来現在まで、オリジナル作品だけでなくテレビコマーシャルや番組の主題歌なども提供し、多くのヒット曲がある。過去には雑誌のグラビアに水着で登場した経験もあったり、[2]体育大学に在籍したこともあってレコード会社対抗運動会で当時の所属レコード会社、RVC代表として活躍したこともあった。

フジテレビ系のバラエティ番組オレたちひょうきん族』のエンディングテーマにデビューシングル『DOWN TOWN』が採り上げられた縁から、同番組のタケちゃんマンのテーマ曲「THE TAKECHANマン(タケちゃんマンの歌)」の作曲(佐藤エポ子名義)と番組のアイキャッチを手掛けた。番組に出演した事もあったが、当時はこの番組に出演する事が精神的にも苦痛だった事を後に明かしている。その為、同番組の「ひょうきんベストテン」では笑顔ではなく淡々と歌っていた。

1983年資生堂のキャンペーンソングとして発表した『う、ふ、ふ、ふ、』がヒット。同曲はポップソングとして完成度が高く、資生堂キャンペーン期間の終了後もたびたび別の商品のCMソングとして採用され、エポを代表する一曲となった。しかし、それによって固定された“ポップシンガー”のイメージが一時期は重荷でもあったと、本人が後年語っている。

1990年代、一時ヴァージン・レコードと契約してイギリスに住み、アルバム『FIRE & SNOW』、シングル2作品をリリースし、その後帰国。ショーロ・クラブと出会い、彼らの持つブラジル音楽のエッセンスも吸収するとともに、コマーシャリズムと距離を置いた、よりオリジナリティにあふれた作品を送り出している。

セラピストの資格を持つ。最近では音楽をベースにした、障害者老人子供向けのワークショップの開催や心理カウンセリングを行うなど、音楽の世界にとどまらない多様な活動を積極的に行っている。

2008年12月、催眠療法などをともに行っている、俳優兼セラピスト・宮川雅彦(みやかわまさひこ)と入籍したとコンサートで告白した。

[編集] ディスコグラフィー

[編集] シングル

発売日 タイトル
1st 1980年3月21日 DOWN TOWN
2nd 1981年11月21日 Park Ave.1981
3rd 1982年5月21日 Girl in me (Single Version)
4th 1982年10月21日 土曜の夜はパラダイス
5th 1983年2月5日 う、ふ、ふ、ふ、
6th 1984年3月5日 恋はハイ・タッチ ハイ・テック
7th 1985年3月15日 私について
8th 1985年4月21日 COMPACT-CLUB (12inch Single)
9th 1985年8月5日 音楽のような風
10th 1985年11月21日 12月のエイプリル・フール
11th 1986年3月21日 渚のモニュメント
12th 1986年6月21日 太陽にPUMP!PUMP!
13th 1986年11月1日 アレイ・キャッツ (Single Version)
14th 1987年3月10日 DOWN TOWNラプソディー
15th 1987年6月25日 黒い瞳のガールフレンド
16th 1987年9月24日 夢見ちゃいなタウン
17th 1987年10月21日 三番目の幸せ
18th 1988年8月10日 サマーギフト
19th 1988年12月16日 白い街 青い影
20th 1989年3月21日 ふたりのDestiniy
21st 1989年7月21日 Everybody Knows
22nd 1989年11月21日 ふたりのメロディー
23rd 1990年1月31日 エンドレス・バレンタイン
24th 1990年8月26日 LIFE IN TOKYO
25th 1991年2月6日 恋のひとひら
26th 1991年6月21日 星になれなかった涙
27th 1992年5月20日 百年の孤独
28th 1992年8月5日 ねえ、こんなこと考えたことある
29th 1992年11月11日 ある朝、風に吹かれて
30th 1993年10月20日 きっと ー光のありかー/遠い窓 近い窓
31st 1995年9月6日 星の舟歌
32nd 1996年7月19日 希望のバスに乗って
33rd 1997年10月25日 聖き彼の人
34th 1998年1月14日 Wonderful Life
35th 1998年5月2日 寂しくならない別れの言葉
36th 1999年4月21日 Memories
37th 1999年12月1日 12月のエイプリル・フール
38th 2002年3月27日 さとうきび畑
39th 2006年7月22日 we can
40th 2007年8月24日 風と海と空と

[編集] アルバム

発売日 タイトル
1st 1980年3月21日 DOWN TOWN
2nd 1980年11月21日 GOODIES
3rd 1981年9月21日 JOEPO 〜1981 KHz
4th 1982年5月21日 う・わ・さ・に・な・り・た・い
5th 1983年4月5日 VITAMIN E・P・O
6th 1984年2月21日 HI・TOUCH-HI・TECH
7th 1985年3月21日 HARMONY
8th 1986年6月5日 PUMP! PUMP!
9th 1987年4月21日 GO GO EPO
10th 1987年12月5日 POP TRACKS
11th 1988年8月21日 FREE STYLE
12th 1989年7月21日 Super Natural
13th 1991年3月6日 FIRE & SNOW
13th 1991年7月21日 FIRE & SNOW (INTERNATIONAL VERSION)
14th 1992年9月16日 Wica
15th 1994年3月9日 VOICE OF OOPARTS
16th 1995年9月27日 UVA
17th 1997年4月9日 DANCE
18th 1998年3月11日 Soul Kitchen
19th 1999年6月16日 peach
20th 2001年7月21日 air
21nd 2009年7月8日 AQUA NOME

[編集] その他のアルバム

発売日 タイトル
ベスト 1984年7月21日 THE BEST STATION JOEPO 1980-1984
ベスト 1986年12月5日 The very best of EPO
ライブ 1989年3月21日 sparks
ベスト 1989年12月10日 THE BALLADS
ベスト 1990年11月21日 CM TRACKS
ベスト 1991年11月1日 SINGLE TRACKS
ベスト 1992年12月21日 THE BEST 1980-1990
セルフカバー 1993年2月24日 epo Works
ベスト 1994年12月7日 KAWI 〜唄の谷〜
ベスト 1999年6月23日 epocha 1980-1986
ベスト 1999年12月1日 TRAVESSIA EPO'S BEST 1980-1999

[編集] NHK みんなのうた

  • バナナ村に雨がふる (放送時期:1987年8月~9月期) 作詞:銀色夏生、作曲:乾裕樹、編曲:乾裕樹、アニメーション:南家こうじ
  • 琥珀の魔法 (放送時期:1993年10月~11月期) 作詞:EPO、作曲:EPO、アニメーション:前田昭

[編集] 代表曲

シングルレコードB面の『ポップ・ミュージック 2nd.』の原曲は、TBSラジオパックインミュージックジングルに使用された
  • 『土曜の夜はパラダイス』 (1982.10.21) (フジテレビ「オレたちひょうきん族」エンディング)
  • 『う、ふ、ふ、ふ、』 (1983.02.05) (資生堂'83春キャンペーンソング、江崎グリコ巻きスフレCMソング、サッポロビール味わい工房CMソング、キリンビール'95・'96春咲き生CMソング、ミツカン白みりんCMソング、ダイハツ工業ミラCMソング)
  • 『音楽のような風』 (1985.08.05) (日本ビクタービデオテープDYNAREC CMソング)CMに本人も出演
  • 『渚のモニュメント』 (1986.03.21) ('86 ビクタービデオテープ CMソング )
  • 『ステキなジェニー』 (タカラジェニーCMソング)
  • 『太陽にPUMP! PUMP!』 (1986.06.21) (日本コカ・コーラコカ・コーラCMソング)
  • 『Middle Twenties』 (日産自動車ラングレーCMソング)
  • 『恋のアンビバレンツ』 (JT日本たばこ CMソング)
  • 『TRY TO CALL』 (KDD(現KDDI) CMソング)
  • 『夢見ちゃいなタウン』 (1987.09.24) (伊勢丹 キャンペーンソング)
  • 『三番目(みっつめ)の幸せ』 (1987.10.21) (花王ソフィーナCMソング)
  • 『Everybody knows』 (1989.07.21) (ヤクルトビフィールCMソング)
  • 『百年の孤独』 (1992.05.20) (日本テレビ「ワンダーゾーン」エンディングテーマ)
  • 『ある朝、風に吹かれて』 (1992.11.11) (フジテレビ系ドラマ、木曜劇場「わがままな女たち」の主題歌)
  • 『きっと-光のありか-』 (1993.10.20) (TBC CM ソング)
  • 『遠い窓 近い窓』 (朝日新聞 CM ソング)
  • 『星の舟歌』 (1995.09.06) (和歌山県美里町(現・紀美野町)が舞台)
  • 『希望のバスに乗って』 (1996.07.19) (さくらんぼテレビジョン オープニング使用曲)
  • 『ワンダフルライフ』 (1998.01.14) (サントリーホップスCMソング)
  • 『寂しくならない別れの言葉』 (1998.05.02) (NTV系スペシャルドラマ「星に願いを」(主演:明石家さんま) 主題歌)
  • 『Memories』 (1999.04.21) (TBS「はなまるマーケット」エンディングテーマ)
  • 『涙のクラウン』(フジテレビ「オレたちひょうきん族」エンディング)
  • 『くちびるヌード・咲かせます』(高見知佳に提供。資生堂のキャンペーンソング)
  • 『Harmony』(日本中央競馬会〔JRA〕イメージソング)
  • 『風のそらみみ』 (2007.04.25) (NHKアニメ「風の少女エミリー」エンディングテーマ)
  • Gift 〜あなたはマドンナ〜』(土岐麻子に提供。資生堂ELIXIR SUPERIEURのCMソング)
  • お願いジュンブライト』(牧野由依に提供。資生堂ELIXIR WHITEのCMソング)

[編集] カバー曲

[編集] 出演中のラジオ番組

東北電力一社提供。同社の営業区域にあたる東北7県新潟県を含む)のFM局で毎週土曜日 12:00~12:30にブロックネット放送。

[編集] テレビ番組

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

  1. ^ 友人が「えいこ」と呼ぼうとした時に「舌がもつれて」「えいこ」を「えぽ」と発音したことがきっかけ。
  2. ^ 『GORO』1982年12月09日24号など。
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