エッチ・ケー・エス

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株式会社エッチ・ケー・エス
HKS Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
JASDAQ 7219 1999年6月15日上場
略称 HKS
本社所在地 日本(JAPAN)
〒418-0103
静岡県富士宮市上井出2266
設立 1973年10月3日
業種 輸送用機器
事業内容 自動車部品製造
代表者 代表取締役社長 長谷川浩之
資本金 8億7,875万円
発行済株式総数 5,022,000株(2009年11月現在)
売上高 単独 57億23百万円
連結 70億35百万円
(2009年8月期)
営業利益 179百万円(2009年8月31日現在)
純利益 126百万円(2009年8月31日現在)
純資産 単独 75億00百万円
連結 80億35百万円
(2009年8月)
総資産 単独 91億58百万円
連結 99億74百万円
(2009年8月)
従業員数 連結 345名、単独 260名(平均年齢36.5歳)(2009年11月)(2010年1月に全社員の約15%を人員削減すると発表している「人員削減発表記事」
決算期 8月末日
主要株主 長谷川浩之(出資比率38.7%)、静岡銀行(3.8%)、三菱東京UFJ銀行(3.4%)(2009年8月31日現在)
主要子会社 HKS USA、HKS EUROPE、HKS THAILAND、日生工業株式会社、HKS TECHNICAL FACTORY
関係する人物 長谷川浩之長谷川勇
外部リンク http://www.hks-power.co.jp/

株式会社エッチ・ケー・エス(HKS)は、静岡県富士宮市に本社を置く自動車部品製造販売会社。

目次

会社概要

大パワーに執着を見せ、日本のターボチューン業界を引っ張ってきた。新社屋完成の際に自動車雑誌『Option』のコーナー中「これからはリッター500馬力の時代です」とスピーチしたことをネタにされている。それほど当時は大パワーに執着していたが、現在ではV-カムシステムを始め、乗りやすい車を目指すためのパーツを多く生み出している。

チューニング部品のみならず、超軽量飛行機用エンジンや天然ガス自動車用燃料供給システムの開発製造も行っている。

本社のほかにも、HKS九州サービス、HKSテクニカルファクトリーを始めとしたサービスセンターを開いている(本社は新製品の研究開発施設ならびに製造工場としての位置付けのため、本社では顧客向けのチューニングは行っておらず、これらのサービスセンターで受け付けている)。

主にチューニングパーツの開発、販売をしているが、レース部門が作り上げた車はとんでもない製品になることが多い(後述するレーシングアルテッツァや、TRB-02が良い例)。このレース部門は以前『Option』の取材に対し「やれることは全てやる」とのコメントをしている。

2006年5月現在、ブランドはパーツ全般を販売する「HKS」と、エアロ関係を手がける「HKS Style」「HKS Line」の3つである。

以前からドラッグレースに挑戦していたことから、ユーザーにもドラッグミーティングという形で0-400の走行会を行っている。この走行会の成績上位者には、全国大会への出場が「宿泊料HKS持ち」という形でプレゼントされていた(現在は若干規模が縮小し、東日本/西日本大会となっている)。

その後、グリップランやドリフトにも力を入れてきたため、ハイパーチャレンジ/ドリフトチャレンジという走行会も開催している。

ちなみに社名のHKSは "H"は長谷川(現社長)"K"は北川(現専務)"S"はシグマ・オートモーティブ(創業時に出資等協力。同社は後に、サード・BLITZ等も創設した)。

モータースポーツ

過去には国内トップレースで活躍を見せたこともあり、アジアパシフィックラリー選手権(APRC)に参戦するワークス・ランサーのエンジン製作を請け負ったり、バブル期にはF1用3.5リッターV12エンジンを開発したこともある(富士スピードウェイにてテスト走行を行ったものの実戦投入は見送られた)。

1994年からはオペル・ベクトラ(初年度前半のみボクスホールブランド)で全日本ツーリングカー選手権(JTCC)に参戦。1996年には日産自動車のワークスドライバーであった長谷見昌弘を移籍させ、レース界を驚かせたが、結局1997年を最後に撤退。

全日本F3選手権には三菱自動車工業のエンジンをチューンする形で古くより参戦していた。1999年には同社のGDIエンジン(ガソリン直噴エンジン)を利用した新エンジンを製作し実戦投入したこともある。新エンジンは、吸気ポートがエンジンの真上に来るというGDIエンジンの特長を生かしエアボックスがドライバーズシートの真後ろに来る構造で、他社のエンジン(エアボックスが車体の左右どちらかに突き出している)に比べ空力面で有利な特性を持っていたため、エンジンの熟成が進んだ際には高性能を発揮すると期待されていたが、三菱自動車本体の業績不振に伴い、熟成を待たずして同年限りで撤退した。また、WRCに参戦していた三菱車のターボのメンテナンスを行っていたことがあり(オートメカニック誌1989年の記事より)、三菱との関係が深い。

2002年全日本GT選手権(JGTC)用メルセデスCLKの開発に失敗、それ以降メジャーレース参戦の動きは見せていない。

レース部門開発のレースカー

サーキットレース用車両

ドラッグレース用車両

デモカー

豆知識

2007年をもって創業35周年を迎えたHKSだけに、さまざまな都市伝説的な豆知識が存在する。ここでそれらを紹介していく。

外部リンク

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