「介護初動ハンドブック」は、2014年9月より2015年3月まで東京新聞朝刊に掲載した月1回の広告特集「介護は初動!」の取材内容を再編集したものです。
介護の入り口段階で混乱し、早期の介護離職や深刻な介護孤立に陥らないよう、主に働き盛りの中高年にとって最初に役に立つことを盛り込んでいます。介護に関する冊子は自治体などでも発行していますが、介護保険制度に基づく詳細や仕事と介護の両立にたどり着く前の「初動」に特化したものは希少です。
ハンドブックの制作には、NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジンが協力。アラジン主催で行った3度の座談会から、介護者・介護経験者12人の声を集めました。そこで気付いたのは、介護者の支えは情報とコミュニケーションであること。ただし介護者が知るべき情報は非常に多岐に渡るため、同ハンドブックでは介護者から見た「手続き」「接し方」に分けて、要点をまとめています。
介護に漠然とした不安を抱える未来の介護者のみならず、企業・団体の経営者や人事労務担当者も一見の価値があるものに仕上がりました。