東京23区の魅力再発見
台東区
台東区役所〒110-8615 台東区東上野4-5-6 電話 03-5246-1111(代表)
国立西洋美術館 世界遺産を目指して
 文化の森として知られる上野公園には歴史ある貴重な建物が数多くあります。国立西洋美術館もそのひとつ。
 モネの絵画やロダンの彫刻などが有名ですが、建物にも注目!西洋美術館の本館は、20世紀を代表する建築家の一人、ル・コルビュジエが設計した日本で唯一の建物です。
ここが見どころ
◆“限りなく”増築できる美術館
 コレクションの増加に対応できるように、中心から渦巻き状に展示回廊が外側へ拡大していく構想で作られています。
◆“ぐるぐる”めぐる展示室
 四角い展示室は四辺とも似ていて、どこにいるのかわからなくなってしまいます。まるで迷路のようです。
◆“浮かんで”いるようなピロティ
 建物を柱で持ち上げているように見えます。ル・コルビュジエ建築の特徴。
◆“太陽の光”を取り入れた美術館
 本館中央の三角窓から陽の光が差し込むようになっています。
◆“ジグザグ”に上るスロープ
 ホールから2階の展示室へゆるやかに上っていきます。視界の変化が楽しめます。
●建築ツアー
 西洋美術館では、毎月第2、第4日曜日の午後3時から建築ツアーを行っています。参加してみてはいかがでしょうか?
 (常設展の入場券が必要となります)

 西洋美術館は、ル・コルビュジエが手がけた世界各地の建築作品とともに引き続き世界遺産登録を目指しています。 国立西洋美術館 ホームページ 台東区世界遺産登録推進担当 ホームページ
所在地/台東区上野公園7-7 ハローダイヤル03-5777-8600 最寄り駅JR、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」、京成線「京成上野駅」 ※入館料(常設展)大人420円、大学生130円、高校生以下及び18歳未満、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方及び付添者1名は無料。(無料観覧日)毎月第2、第4土曜日と文化の日(11月3日)(常設展のみ無料) 詳しくは上記ハローダイヤルまでお問い合わせください。
平成22年10〜12月東京新聞・朝刊 東京23区版に掲載、
“近くて魅力ある東京を歩いて楽しむ”シリーズです。

じっくり寄り道、書道ミュージアム
書道博物館
じっくり書画を鑑賞
中国書画や古写経を鑑賞
 洋画界・書道界で大きな足跡を残した中村不折が、私財を投じて集めたコレクション約16000点を収蔵。1936年の開館以来、約60年にわたり中村家の手で維持・保存された後、台東区に寄贈。
 2000年に台東区立書道博物館として再開館、年に5〜6回、企画展や特別展を開催。中国及び日本の書道史上重要な資料を有する専門博物館です。
所在地/台東区根岸2-10-4
電 話/03-3872-2645
アクセス=JR「鶯谷駅」北口より徒歩5分
わいわい寄り道、下町ミュージアム
下町風俗資料館
来て、見て、ふれて、たしかめよう!
懐かしい風景がここに
 古き良き江戸の風情をとどめる東京・下町の町並みを再現し、実際に使われていた生活道具・玩具などを多数展示。四季折々の下町の風情と暮らしを体感できます。
 商家や長屋には、実際に上がって当時の雰囲気を楽しむことができ、毎月第1・第3日曜日には、昔懐かしい街頭紙芝居の実演があるなど、下町の魅力を満喫できる資料館です。
所在地/台東区上野公園2-1
電 話/03-3823-7451
アクセス=JR「上野駅」不忍口より徒歩5分
しばらく寄り道、音楽ミュージアム
旧東京音楽学校奏楽堂
歴史を感じるホール
国の重要文化財
 1890年に東京音楽学校(現・東京藝術大学音楽学部)の施設として建てられた、日本最古の洋式音楽ホール。国の重要文化財にも指定されています。また、舞台中央にあるパイプオルガンも、コンサート用としては日本最古のもの。1928年に東京音楽学校に寄贈されて以来、多くの人の心に響く音色を奏でています。
 毎週木曜・日曜には、東京藝術大学の学生による定期コンサートが開かれ、歴史のあるホールのやわらかな響きをお楽しみ頂けます。
所在地/台東区上野公園8-43
電 話/03-3824-1988
アクセス=JR「上野駅」公園口より徒歩10分
コラム23
Vol.6
平成12年都区制度改革から10年が経過して
 平成12年都区制度改革により、東京大都市地域の行政を担う新たな都区の関係がスタートしました。東京都は広域の地方公共団体、23区は住民に身近な事務を担う基礎的な地方公共団体と法定されるとともに、清掃事業の区移管など、区の事務権限は拡大されました。しかし、区民に最も身近な自治体として、さらなる権限移譲とそれに応じた財源配分など、都との関係では多くの協議を必要としています。
 一方、現在の制度の見直しを求める意見もあります。特別区協議会に設置した特別区制度調査会は、特別区長会から今後の特別区のあり方についての検討依頼を受けて、平成19年12月に「『都の区』の制度廃止と『基礎自治体連合』の構想」と題する報告書をまとめ、分権時代にふさわしい新たな制度を構築する必要を提言しました。このほかにも、今後の分権型社会に対応した東京の制度改革を求める様々な意見があり、特別区のあり方は、東京全体のあり方とともに常に問われ続けているといえます。

特別区に関する資料は 特別区自治情報・交流センター(東京区政会館4階)へ
ホームページはこちら

公益財団法人 特別区協議会
〒102-0072 千代田区飯田橋3-5-1 東京区政会館 TEL 03-5210-9917
ホームページはこちら