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【スポーツ】

自転車どっこいしょ 琴奨菊が始動

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 初場所で初優勝を飾り、日本出身力士として10年ぶりに賜杯を握った大関琴奨菊が4日、綱とりの懸かる春場所(3月13日初日・エディオンアリーナ大阪)へ向けて始動した。千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で朝稽古を再開し、四股やぶつかり稽古で汗をかき、午後は千葉市の千葉競輪場で関脇嘉風や現役の競輪選手らと自転車に乗って持久力強化を図るなどユニークなトレーニングに取り組んだ。

 自身の師事するトレーナーが地元競輪関係者と親交があることから実現した「競輪場トレ」。大関は自転車にまたがりトラックを6周、計3キロを嘉風とともにさっそうと駆け抜けた。自転車型トレーニング器具にも挑戦。1キロをこぎ終えると、息も絶え絶えに苦笑いを浮かべた。

 「これから厳しい稽古に入るので、持久力をつけるトレーニング」と汗をぬぐった琴奨菊。誘いに応じて参加した嘉風は「呼んでもらえるのがうれしい」と喜ぶ一方で「下半身中心のトレーニング。疲れた〜」とおどけた。

 朝稽古では軽めの調整だったが、琴奨菊は「自分のペースでやること。基礎体力づくりをしっかりやっていきたい」と横綱昇進に周囲の期待が膨らむ中、泰然自若を強調した。

 

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