つまようじ９万７０００本の「ヨーダ」　我孫子東高生が制作展示

　我孫子市の県立我孫子東高校の図書委員会が、つまようじ約９万７０００本を使って映画「スター・ウォーズ」のキャラクター「ヨーダ」を作った。来月５日までＪＲ我孫子駅南口の我孫子インフォメーションセンター「アビシルベ」で展示している。入場無料。

　作品は縦２．７メートル、横３．６メートル。昨年１０月にあった文化祭で披露された。

　同委員会は、毎年文化祭で作品を制作。今回は、顧問で学校司書の植竹菜穂子さんが、つまようじアートを提案し、スター・ウォーズの新作公開に合わせ、生徒らがヨーダを選んだ。

　２種類のパソコンソフトを使い、緑、黒、白など７色の配置と、必要なつまようじの本数を計算した。

　同委員の２５人が、つまようじにアクリル絵の具で色を付けて、発泡スチロール板に１センチ間隔で刺していった。

　制作期間は約２カ月。夏休みから始め、土日も作業に没頭し、文化祭の前日にようやく完成した。委員長の３年佐々木涼君（１８）は「垂直に刺すのが大変で、集中力が必要だった。出来栄えは良い」と満足そう。植竹さんは「生徒たちが真面目にこつこつと取り組んだ成果を見てほしい」と話した。　（三輪喜人）