東急東横線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

東急東横線
東横線5050系
東横線5050系
路線総延長 24.2 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V (直流)
最高速度 110 km/h
駅・施設・接続路線
v-STR
JR東山手線
vSTR
↑JR東:埼京線湘南新宿ライン
vSTR tSTR
東京地下鉄副都心線
vSTR tSTR
田園都市線
tSTRq
tSTRq + HUB63
vKRZt + HUB25
tBHFq + HUB54
tUKRZu + HUB12
tSTRq
東京地下鉄:半蔵門線
TUNNELru
BHFl + HUB26
vSTR HUB53
tBHF + HUB13
京王井の頭線
ueHSTR
uexBHFl + HUB26
vSTR HUB26 extSTR
玉川線
KDSr
BHFq + HUB26
vKRZu
STRq + HUB26
xtKRZ STRq
東京地下鉄:銀座線
HUB62
vBHF + HUB25
KBFa-ELEV + HUB61
extSTR
0.0 渋谷駅
vSTR ELEV extSTR
vSTR eBHF-ELEV extSTR
並木橋駅 1946年廃止
vSTRlf KRZo-ELEV xtKRZ STRq
↑JR東:埼京線・湘南新宿ライン→
STRlf KRZo-ELEV xtKRZ STRq
↑JR東:山手線→
ELEVe exTUNNELe
eABZrg exSTRrf
地下線2012年開業予定
BHF
1.5 代官山駅
TUNNEL1
渋谷隧道
STR HST
北千住駅
STR TUNNELa
STR LUECKE
STR TUNNELe
↑東京地下鉄:日比谷線
INTl INTr
2.2 中目黒駅
ABZrg STRrf
BHF
3.2 祐天寺駅
BHF
4.2 学芸大学駅
BHF
5.6 都立大学駅
STR
大井町線
STRrg
KRZo + INT legende
STRq
7.0 自由が丘駅
STRrf STR STRrg
目黒線
TUNNELa TUNNELa
tINTl tINTr
8.2 田園調布駅
tABZld tABZrd
tSTR tBS2lg tBS2clu
tSTR tBS2rf tBS2lf
TUNNELe-ELEV TUNNELe TUNNELe-ELEV
ELEV TUNNELa ELEV
ELEV + INTl
tINTm
ELEV + tINTr
9.2 多摩川駅
ELEV tSTRlf KRZt-ELEV
東急多摩川線
ELEV STRrg-ELEV STRrf-ELEV
WBRÜCKE-ELEV + eGRENZE legende
WBRÜCKE-ELEV + eGRENZE legende
多摩川鉄橋 東京都神奈川県
ELEV + INTl
ELEV + INTr
10.3 新丸子駅
ELEV ELEV STRrg
JR東海東海道新幹線
ELEV ELEV vSTRrg
↓JR東:横須賀線湘南新宿ライン
KRZo-ELEV KRZo-ELEV BHFq vKRZo
←JR東:南武線
ELEV + INTl
ELEV + INTr
evSTR-BHF
10.9 武蔵小杉駅
KRZt-ELEV KRZt-ELEV tSTRlg vSTRlf
横須賀線2009年度開業予定
ABZlf-ELEV ABZlg-ELEV tSTRlf
KRZt + ELEVa
←JR東:武蔵野線(貨物線)→
ELEV + eBHF
ELEVe ELEV
工業都市駅 1953年廃止
STRrg KRZo-ELEV ABZrf ELEV
STR ELEV ELEVa ELEV
元住吉検車区
DST
ELEV + INTl
ELEV + INTr
ELEV
12.1 元住吉駅
STRlf ABZlg-ELEV ELEV ELEV
WASSERq WBRÜCKE-ELEV WBRÜCKE-ELEV WASSERq WBRÜCKE-ELEV
矢上川
ELEVe ELEVe TUNNEL1
TUNNELa TUNNELa TUNNELa-ELEV
tSTRq tSTRq
tSTRq + tINTl
tINTr tSTR
13.6 日吉駅
TUNNELe TUNNELe TUNNELe-ELEV
横浜市営地下鉄グリーンライン
ABZrg STRrf ÜWcru ÜWor
BHF ÜWo+l ÜWclo
15.6 綱島駅
exSTRrg eABZrf TUNNELa-ELEV
神奈川東部方面線(仮称)
exSTRq exSTRrf BHF TUNNELe-ELEV
17.5 大倉山駅
STRq STRq KRZu STRq STRrf
JR東海東海道新幹線
BHF
18.8 菊名駅
eABZ3lg BHFq KRZu
←JR東:横浜線
exSTRlf exABZlr eABZrf
exENDEe STR
BHF
20.2 妙蓮寺駅
BHF
21.4 白楽駅
BHF
22.1 東白楽駅
exSTRrg eABZrf
exSTR TUNNELa
exBHF tSTR
新太田町駅 1946年廃止
exBHF tBHF
23.2 反町駅
exTUNNEL1 tSTR
exBHF tSTR
神奈川駅 1950年廃止
tSTRlg exSTR tSTR
横浜市営地下鉄ブルーライン
BHFl tBHF exSTR tSTR
相模鉄道本線
tSTRrg tSTRrf exBHF
eGRENZE legende + tBHF
eGRENZE legende
24.1 横浜駅 ↑東横線/↓みなとみらい線
tKRZ STRq xKRZo tKRZ BHFq
←JR東:横須賀線・湘南新宿ライン→
tKRZ STRq xKRZo tKRZ BHFq
←JR東:東海道線
tSTR exSTRrg eSTRr+l tKRZ BHFq
JR東:京浜東北線
tKRZ xKRZo KRZo tKRZ BHFq
京急本線
tSTR exSTR STR tSTR
横浜高速鉄道みなとみらい線
tSTR exSTR STR tÜWol tÜWclu
↓JR東:根岸線
tBHF exBHF STR tÜWcro tÜWo+r
(24.9) 高島町駅 2004年廃止
tSTR exSTR ABZrg TUNNELlu tUKRZu
東海道本線貨物線→
tSTR exSTR STR tHST
新高島駅
tSTR exSTR STR tHST
みなとみらい駅
tBHF exKBFe BHF tSTR
(26.2) 桜木町駅 2004年廃止
tHST
馬車道駅
tHST
日本大通り駅
tKBFe
元町・中華街駅

東横線(とうよこせん)は、東京都渋谷区渋谷駅神奈川県横浜市西区横浜駅を結ぶ、東京急行電鉄鉄道路線である。

特急・通勤特急・急行・各駅停車の計4種別が運行されている。中目黒駅から東京地下鉄日比谷線北千住駅まで、横浜駅からはみなとみらい線直通運転を行っている。

さらに2012年度(平成24年度)からは東京地下鉄副都心線とも相互直通運転を実施する予定である。

目次

[編集] 路線データ

  • 路線距離:24.2km
  • 軌間:1067mm
  • 複線区間:全線(このうち田園調布 - 日吉間 (5.4km) は方向別複々線。ただし、その4線のうち内側2線は目黒線系統の列車が走っているので、東横線のみで考えた場合は事実上複線である)
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 閉塞方式:車内信号閉塞式(CS-ATC)
  • 最高速度:110km/h

[編集] 概要

東横線は、東京横浜という2つの都市を結ぶ路線の一つである。

[編集] 広域ネットワーク

東京と横浜という大都市を結んでいることや直通運転の実施により、他社線が延びる地域にまでネットワーク化が進んでいる路線である。横浜寄りはみなとみらい線と事実上ひとつの路線として運転され、東京寄りでは東京地下鉄日比谷線と直通運転を行い、東京と横浜の中心部まで列車が運転される。また、田園調布駅 - 日吉駅間で並行し、東横線のバイパスとして機能している目黒線は、東京地下鉄南北線埼玉高速鉄道線および都営三田線と直通運転を行っている。

冒頭で述べたように、2012年度(平成24年度)からは渋谷駅東京地下鉄副都心線とも直通運転を開始する予定である。この結果、同線の開業当初から直通運転を行っている東武東上本線および西武池袋線との直通運転も同時に計画されている。関連工事が完成すると、埼玉県西部から東京の三大副都心(池袋新宿渋谷)を介し、横浜市中心部までを結ぶ動脈路線の一部となる。

さらに、相鉄線との間に新線(連絡線)を建設して相互直通運転を行う計画も発表されており、ネットワーク化は今後さらに広範囲におよぶ様相を見せている。路線の将来に関しては「将来の予定」の節を参照のこと。

[編集] 沿線風景・地理

[編集] 渋谷 - 中目黒

頭端式ホーム4面4線の高架駅渋谷を出発すると、しばらく明治通り都道305号)に沿って進み、渋谷清掃工場付近で南西方向にカーブし、南に東京都交通局渋谷営業所バス群を見下しながら山手線埼京線湘南新宿ライン山手貨物線)などを跨ぐ。途中で渋谷1号踏切を越え、しばらくすると相対式ホーム2面2線の地上駅代官山に到着する。1986年3月までホームがトンネルと渋谷2号踏切に挟まれていた関係で18m車6両分しかなかったため、20m車6両編成では中目黒寄り1両、18m車8両編成と20m車7両編成では中目黒寄り2両のドアカットを行っていた。現在は渋谷2号踏切を閉鎖し、ホームの半分をトンネル(渋谷隧道)に伸ばしてドアカットを解消している。渋谷隧道を抜けると目黒区に入り、上下線間に日比谷線が顔を出す。高架線で目黒川を渡ると間もなく島式ホーム2面4線の高架駅中目黒である。ホーム下には山手通り(都道317号)が通る。当駅の祐天寺寄りには日比谷線用の3本の電留線があり、東武伊勢崎線からの直通を含め、東横線に乗り入れない日比谷線内折り返し電車がここで折り返している。同駅の配線構造や車両の長さの違いなどにより、東横線の列車はここで折り返すことは不可能である。ただし、日比谷線に直通する1000系は、日比谷線内運用(中目黒行)が存在するため、同系もここで折り返す。

なお、2012年度(平成24年度)から行われる予定の東京地下鉄副都心線との直通運転のため、代官山駅 - 渋谷駅間が地下化される。新しい渋谷駅のホーム(現在の副都心線渋谷駅ホーム)構造は2面4線で、東横線側・副都心線両側に両渡り線が設けられる予定であり、渋谷止まりの列車はこのポイントを利用して折り返す。渋谷駅には電留線を設けない予定であるが、その代替として副都心線内新宿三丁目駅東新宿寄りに東横線方面からの折り返しのために引き上げ線が設置されている。この時に渋谷1号踏切も立体交差化で解消されることになっている。

[編集] 中目黒 - 自由が丘

中目黒を出ると、次の特急停車駅・自由が丘までは直線区間が続く。この辺りは特急がスピードを上げる区間でもある。

相対式ホーム2面2線の高架駅祐天寺の由来となった祐天寺は、駅から徒歩約5分である。

次の学芸大学都立大学と大学名を取った駅名が2つ続くが、どちらも10年以上前に東京学芸大学小金井市東京都立大学(現・首都大学東京)八王子市南大沢に移転しており、現在は附属高校のみ残っている。移転後に駅名改称の是非を住民投票で問うたが、これらの駅名が地名の一部として定着していることもあり、現在もそのままになっている。

都立大学を過ぎると、高架線から地上に降りるため、踏切が点在する。自由通りの踏切を過ぎると、島式ホーム2面4線の高架駅自由が丘である。大井町線との接続駅であり、沿線有数の商業地、そして大手進学塾が多い。また、東横線の中枢を担う駅の一つであり、終日緩急接続が行われる。

[編集] 自由が丘 - 武蔵小杉

多摩川駅付近。東横線は両外側の線路を使用し、内側の目黒線と並走する。写真の車両は目黒線車両。
多摩川鉄橋(多摩川 - 新丸子間)

自由が丘を過ぎると、すぐ電車は世田谷区に入るが、世田谷区内には駅はない。

環状八号線(都道311号)を潜るとすぐ大田区に入って地下へと下り、目黒線と合流して島式ホーム2面4線の地下駅田園調布に到着する。地上には、東京急行電鉄の前身である田園都市株式会社が開発した住宅地が広がっている。田園調布の次、多摩川では東急多摩川線と接続。元々は目黒 - 蒲田間で1路線(目蒲線)であったが、2000年8月6日に路線が目黒線と東急多摩川線の2つに分割された。

多摩川を渡ると川崎市中原区に入り、新丸子を過ぎると間もなく南武線との接続駅武蔵小杉である。新丸子 - 武蔵小杉間が、東横線で一番駅間距離が短い区間である(約500m)。

田園調布から内側の2線を目黒線が使用する複々線の高架線区間が当駅まで続いており、2008年6月22日日吉まで延伸された。また、2009年度を目処に、東日本旅客鉄道(JR東日本)の横須賀線(通称:品鶴線、湘南新宿ラインも通る)にも新しく武蔵小杉駅が新設される。横須賀線側の武蔵小杉駅新設予定地は、東横線と南武線の同駅からは距離があるため、南武線の同駅との間に動く歩道が設置される予定である[1][2][3]

[編集] 武蔵小杉 - 菊名

武蔵小杉を出ると、東横線はそのまま高架線を、目黒線はその下の地上線を進む。かつてはこの目黒線の線路が東横線の本線だったが、次の元住吉駅の改良工事に伴い、上下2層の線路が完成した。

元住吉2006年9月にリニューアルされ、島式ホーム2面4線の地上駅から、東横線では唯一の通過線2本を持つ島式ホーム2面6線の高架駅となった。その代わりに当駅から地上にある元住吉検車区への入出庫が不可能となってしまったため、元住吉検車区へと向かう列車は両方向とも、一つ手前の武蔵小杉まで客扱い(武蔵小杉行)をし、後に目黒線に転線した上で車庫線へと向かう。当駅では、主に日中の日比谷線直通電車が、優等列車の通過待ちを行うダイヤが組まれている。

元住吉を過ぎ、矢上川を渡ると横浜市港北区に入り、地下駅の日吉に到着する。周辺には慶應義塾大学日吉・矢上両キャンパスのほか、日本大学中学校・高等学校もある文教地区である。また、港北ニュータウン経由で横浜線中山駅とを結ぶ横浜市営地下鉄グリーンライン2008年3月30日に開業した。

日吉を出ると、高架線を次の綱島までほぼ直線で進む。東横線で一番駅間距離が長い区間である(約2.2km)。

かつて「東京の奥座敷」と呼ばれた綱島温泉郷を有する温泉街だった綱島だが、現在は港北ニュータウンや鶴見地区方面からのバスが乗り入れる、巨大バスターミナルを持つハブ駅となっている。

綱島を出ると、すぐに鶴見川を渡る。次の大倉山を過ぎると、東海道新幹線環状2号線を潜り、島式ホーム2面4線の地上駅菊名に到着する。JR横浜線との接続駅であり、東海道新幹線の新横浜駅までは横浜線で1駅。東横線の中でも終日緩急接続が行われるほか、日比谷線(からの)直通電車が折り返す主要駅であり、周辺には古くからの閑静な住宅地が広がっている。

[編集] 菊名 - 横浜

この区間は、横浜市北部の住宅地の間を縫うように線路が続いている。

相対式ホーム2面2線の妙蓮寺は、菊名寄りが高架駅、横浜寄りが地上駅になっている。また、かつては改札口が上りホームにしかなく、下りホームへは地下通路を通るという珍しいタイプの駅だったが、近年下りホームに改札口が新設された。待合室は上りと下りの両ホームにあるが、トイレは上りホームのみである。

次の白楽の手前で横浜市神奈川区に入る。白楽は相対式ホーム2面2線の地上駅で、ホームの上に改札口があったが、近年上りホーム側に西口が新設された。神奈川大学横浜キャンパスまでの間には六角橋商店街があり、大学生で溢れ返っている。

横浜上麻生道路の上にある相対式ホーム2面2線の高架駅東白楽を過ぎると、電車は地下に入り、次の反町に滑り込む。地下駅化以前は東白楽駅から続いていた高架線が国道1号を跨ぎ終わった直後の箇所に相対式ホームがあり、横浜駅寄りにはトンネルが存在していた。

反町を過ぎ、横浜の手前で横浜市西区に入る。横浜は島式ホーム1面2線の地下駅である。ここから先は、直通運転先のみなとみらい線に入る。

[編集] 歴史

保存されている開業当時の田園調布駅舎
かつての桜木町駅
  • 1926年大正15年)2月14日 東京横浜電鉄が丸子多摩川駅(現・多摩川駅) - 神奈川駅間を開業。
  • 1927年昭和2年)8月28日 渋谷駅 - 丸子多摩川駅間が開業、路線名を「東横線」とする。
  • 1928年(昭和3年)5月18日 神奈川駅 - 高島駅(後の高島町駅)間が開業。
  • 1932年(昭和7年)3月31日 高島町駅 - 桜木町駅間が開業(全通)。府立高等前駅を府立高等駅に、太尾駅を大倉山駅に改称。
  • 1935年(昭和10年)2月1日 急行運転開始。
  • 1936年(昭和11年)4月1日 碑文谷駅を青山師範駅に改称。
  • 1939年(昭和14年)10月1日 東京横浜電鉄が目黒蒲田電鉄に合併(合併後、目黒蒲田電鉄が東京横浜電鉄に改称)。
  • 1939年(昭和14年)12月11日 新丸子駅 - 元住吉駅間に工業都市駅開業。
  • 1941年(昭和16年)8月4日 急行運転廃止。
  • 1942年(昭和17年)5月26日 小田急電鉄と京浜電気鉄道(現・京浜急行電鉄)を合併、東京急行電鉄に社名変更。
  • 1943年(昭和18年)12月1日 青山師範駅を第一師範駅に、府立高等駅を都立高校駅に改称。
  • 1944年(昭和19年)10月20日 綱島温泉駅を綱島駅に改称。
  • 1945年(昭和20年)6月1日 並木橋駅新太田町駅休止。
  • 1945年(昭和20年)6月16日 武蔵小杉駅開業。
  • 1950年(昭和25年)4月8日 神奈川駅を廃止。
  • 1950年(昭和25年)8月1日 急行運転復活。
  • 1952年(昭和27年)4月1日 急行運転休止。
  • 1952年(昭和27年)7月1日 第一師範駅を学芸大学駅に、都立高校駅を都立大学駅に改称。
  • 1952年(昭和27年)10月1日 架線電圧を600Vから1,500Vに昇圧。
  • 1953年(昭和28年)4月1日 工業都市駅を廃止し武蔵小杉駅に統合。
  • 1954年(昭和29年)10月16日 5000系(初代)営業運転開始。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 急行運転再開。
  • 1956年(昭和31年)10月1日 横浜駅 - 桜木町駅間複線化。
  • 1958年(昭和33年)12月1日 5200系営業運転開始。
  • 1960年(昭和35年)4月1日 6000系(初代)営業運転開始。
  • 1962年(昭和37年)1月27日 7000系(初代)営業運転開始。
  • 1964年(昭和39年)8月29日 北千住駅 - 中目黒駅 - 日吉駅間で営団地下鉄(現・東京地下鉄)日比谷線との相互直通運転を開始。
  • 1968年(昭和43年)4月1日 ATS使用開始。
  • 1969年(昭和44年)11月30日 8000系営業運転開始。
  • 1971年(昭和46年)5月19日 8000系(8019F・5両編成)を使用した冷房車両を使用開始。
  • 1977年(昭和52年)12月16日 多摩川園前駅を多摩川園駅に改称。
  • 1980年(昭和55年)12月27日 8090系営業運転開始。
  • 1986年(昭和61年)3月9日 9000系営業運転開始。
  • 1986年(昭和61年)3月13日 横浜駅で電車脱線事故が発生。
  • 1988年(昭和63年)3月11日 東横線複々線化工事及び目蒲線改良工事の最初の工事として「日吉駅改良工事」に着手。
  • 1988年(昭和63年)8月9日 日吉駅改良工事に伴い、同駅で折り返していた日比谷線列車の直通区間を菊名駅まで延長(その後改良工事が完成した1991年には日中の直通列車を日吉駅折り返しに戻した)。
  • 1988年(昭和63年)12月26日 1000系営業運転開始。
  • 1991年(平成3年)8月25日 7000系 (初代)のさよなら運転を実施。営業運転を終了。
  • 1997年平成9年) 3月20日 渋谷駅 - 菊名駅間でATC使用開始。
  • 1997年(平成9年) 3月25日 ATC化を踏まえたダイヤ改正を実施。営業最高速度を110km/hに向上した。
  • 1999年(平成11年)4月16日 3000系が営業運転開始。
  • 1999年(平成11年)5月15日 多摩川園駅 - 武蔵小杉駅間の複々線化完成。
  • 2000年(平成12年)8月6日 多摩川園駅を多摩川駅に改称、同時に急行停車駅となる。
  • 2001年(平成13年)3月28日 特急運転開始。
  • 2003年(平成15年)3月19日 中目黒駅が特急停車駅となる。また通勤時間帯(朝上り4本・夕方下り15本)に通勤特急運転開始
  • 2004年(平成16年)1月30日 この日の終電で横浜駅 - 高島町駅 - 桜木町駅間(2.1km)の営業を終了(廃止は翌31日付け)。
  • 2004年(平成16年)1月31日 東白楽駅 - 横浜駅間を高架線から地下線に切り換え、反町駅と横浜駅が地下ホームとなる。当日は渋谷駅 - 横浜駅間のみ運転の臨時ダイヤで運転された。菊名駅 - 横浜駅間でATC使用開始。これにより東横線は全区間がATCとなった。
  • 2004年(平成16年)2月1日 横浜高速みなとみらい線と相互直通運転を開始。
  • 2004年(平成16年)4月1日 5050系営業運転開始。
  • 2005年(平成17年)7月25日 平日の特急・通勤特急・急行の8号車が女性専用車となる。
  • 2006年(平成18年)7月18日 女性専用車の実施内容を変更。8号車から5号車になり、実施時間も、上り・下りの平日の初電 - 10時と、下りのみ平日の渋谷発17時 - 終電に短縮された。
  • 2006年(平成18年)9月24日 前日(23日)深夜より武蔵小杉駅 - 日吉駅間の高架化切り替え工事を実施し、元住吉駅が高架化・橋上駅舎化。
  • 2006年(平成18年)9月25日 元住吉付近の高架化に伴うダイヤ改正を実施。これにより元住吉駅発着列車が始発および終電を除きすべて武蔵小杉発着になった。また、元町・中華街方面行の始発電車は日吉始発も多数存在する。
  • 2007年(平成19年)8月23日 目黒線発着変更工事に伴い、日吉駅2・3番線及び引き上げ線を一時使用中止する関連でダイヤ改正を実施。上り渋谷方面の日吉駅始発列車が菊名駅または武蔵小杉駅始発となり、日比谷線乗り入れ区間を終日菊名駅まで延長し、日吉駅発着のものはなくなった。また、日吉駅における緩急接続や通過待ちはすべて「元住吉駅で通過待ち」に変更となった。
  • 2008年(平成20年)1月13日 東横線における8000系の営業運転を終了。
  • 2008年(平成20年)6月22日 目黒線が日吉駅まで延伸。これにあわせて、ダイヤ改正を実施し、平日早朝・夜間の一部の特急を通勤特急に変更した。これは、同年3月30日に開業した横浜市営地下鉄グリーンラインとの乗り換え駅である日吉駅の利便性を向上させるためである。

[編集] みなとみらい線開業関連

2003年1月に発表されたプレスリリースでは、横浜駅 - 桜木町駅間の廃止後に路線を地下に切り替え、切り替え後にみなとみらい線内への車両の搬入、機器調整、乗務員習熟訓練及び営業に関する検査等を行うため、みなとみらい線の開業までの約1週間は渋谷 - 横浜間のみで区間運転を行うとされていた。

ところが、みなとみらい線開業まで横浜から桜木町駅において代行バスを用意するよう国土交通省からの指示もあった。このことから、この区間運転期間を最小限に止めるため、同年7月に発表されたプレスリリースでは2月1日に開業するとされた。そこで計画を一部変更し、開業3か月前の11月上旬に9000系9008編成とY500系Y516編成を、長津田工場から東白楽駅付近に仮設された地下搬入線路までトレーラーで陸上輸送し、みなとみらい線内に搬入し、横浜 - 桜木町の廃止前にみなとみらい線内での試運転を先行して実施した。このことは、一部の報道機関が取材に訪れるなど話題となった。これにより、桜木町駅営業終了からわずか1日置いた2月1日の開業にこぎ付けた。1月31日の臨時ダイヤでは、渋谷 - 横浜間のみの運行とし、横浜駅ですべての乗客を降ろした後、横浜駅と元町・中華街駅の間は、試運転を兼ねて回送をするというダイヤが組まれた。

[編集] 将来の予定

東京地下鉄副都心線・東武東上線・西武池袋線との直通運転
東横線は2012年度(平成24年度)より、渋谷駅から東京地下鉄副都心線との直通運転を開始する。さらに、副都心線開業時から相互直通運転を行っている東武東上線及び西武池袋線西武有楽町線とも直通運転を行う模様である(後述)。
相模鉄道との相互直通運転
2006年(平成18年)6月、東急・相鉄双方の公式ウェブサイトや駅構内掲示板において、2019年(平成31年)を目標に、相鉄線と東急線との相互直通運転を実施する計画が発表された。この直通運転実施に向け、東急線日吉駅から新綱島駅綱島駅付近)、新横浜駅、JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近に設置する羽沢駅(仮称)を経由し、相鉄本線西谷駅まで総延長約12.7キロの連絡線(神奈川東部方面線)が着工される模様である。
また、相鉄は羽沢駅でJR湘南新宿ライン)との相互直通運転も計画しており、西谷 - 羽沢間(約2.7キロ)を「相鉄・JR直通線」、羽沢 - 日吉間(約10キロ)を「相鉄・東急直通線」と称する場合がある。まず第一期工事として相鉄・JR直通線に着工し、後に第二期工事として相鉄・東急直通線の建設に取り掛かるとされている。相鉄・JR直通線は2015年(平成27年)に竣工する予定とされている。
2007年(平成19年)からおよそ一年間、大倉山駅から日吉駅までの一部において相鉄・東急直通線建設に向けた地質調査が行われていたほか、2008年11月末からは、計画区間付近の住民向けの事業説明会が行われた。
この路線が計画された当初(1980年代)は大倉山駅から新横浜駅、鶴ヶ峰駅を通って二俣川駅までを結ぶ計画だった。

[編集] 輸送力増強

沿線に多くの住宅地を抱える東横線は、関東の他の路線と同様、ラッシュ時の混雑には頭を悩まされる状態となり、輸送力増強は急務となっていた。

[編集] 編成数の増強と車両の大型化

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

2012年度(平成24年度)から予定されている東京地下鉄副都心線東武東上本線西武池袋線を含む)との相互直通運転開始に合わせ、東横線の特急・通勤特急・急行(以下「優等列車」と表記)を現在の8両編成から10両編成に増強させる予定である(ただし全ての優等列車を10両編成にするかどうかは不明)。そのため、ホームはみなとみらい線新高島駅を除く全駅と東横線内の一部の優等列車停車駅において、10両編成の電車が停車できる長さを有している。東急電鉄の公式ウェブサイトによると、2008年度は横浜駅中目黒駅において10両編成対応工事が実施されるとのことである。10両編成の列車が停車する上で長さの足りない優等列車停車駅ホームについても今後、改良工事が施される予定である。

なお、東京地下鉄側では、東京地下鉄7000系のうち、一部を10両編成から各駅停車向けの8両編成に改造ならびに車体の帯を副都心線仕様に変更し、主に副都心線や乗り入れ先の東武東上線や西武有楽町線・池袋線で各駅停車として使用されている。これは、東急東横線内においても各駅停車として運用に就くことに備えたものである。

[編集] 複々線化

輸送力増強において、最も効果があるとされる対策は、線路の数を倍にする複々線化である。その反面、要する費用も莫大なものとなる。東横線では、この両面を勘案した結果、旧目蒲線を改良した上で、多摩川駅から日吉駅までを複々線化し、日吉から目黒を介して都心に至るバイパス路線(計画当初は「東急都心線」と呼ばれた)の建設によって対応することとなった。これが現在の東急目黒線である。

[編集] 多摩川園 - 武蔵小杉間の複々線化工事

まず、すでに東横線と目蒲線の複々線であった田園調布駅 - 多摩川園駅(現・多摩川駅)間は、田園調布駅を地下化、および多摩川園駅を高架化した上で、目蒲線の線路が東横線の線路の内側を走行するように、両線の線路の立体交差が行われた。

また、多摩川園駅 - 武蔵小杉駅間は、橋梁・高架線の拡幅・増設によって複々線化された。この工事は1999年5月15日に完成し、翌2000年8月6日の目蒲線系統分割により武蔵小杉駅までの複々線区間への目黒線の運転が開始された。また、同時に「多摩川園駅」から「多摩川駅」に改称された。

[編集] 武蔵小杉駅 - 日吉駅間の複々線化工事

目黒線の武蔵小杉駅までの開業に引き続き、目黒線を日吉駅まで延伸する形での複々線化工事が2002年から着工された。

この第一段階として、2006年9月24日に武蔵小杉駅 - 日吉駅間が新たに完成した高架線への切り替えが行われた。

  • この際、前日の23日終電後から翌24日の始発前までにかけて同駅の日吉駅寄りにある道路(尻手黒川道路)の陸橋と東横線の線路の位置を入れ替える、いわゆる「逆立体化工事」が実施された。
  • また、元住吉駅には元住吉検車区が併設されているが、高架化の完成によって同駅が同検車区直上に建設された高架駅に切り替わった。そのため現在は、元住吉駅から地上にある元住吉検車区に出入りできない構造になっている。これによって、高架化前まで運転されていた元住吉駅始発・終着列車はすべて武蔵小杉駅発着(元町・中華街駅方面行は日吉駅始発の場合あり)へと変更された。ただし、始発と終電のみは従来通り元住吉行であり、この場合はホームに停泊した後、翌日の始発に充当される。

かつて東横線が使用していた線路の一部を整備して目黒線用の線路とし、同線を2008年6月22日に日吉駅まで延伸させた。

  • 目黒線は、武蔵小杉駅 - 元住吉駅間の北側約200mの位置(旧駅舎のホーム付近)までは、東横線が高架化前に使用していた地平の線路を使用する。旧駅舎のホーム付近で元住吉検車区への入・出庫線を分岐した後、分岐点から、これから東横線旧本線を撤去して建設された上り勾配線を使用して、高架にある元住吉駅構内に進入する。元住吉駅 - 日吉駅間は、現在の東横線の内側を走る形になる。
  • 当初は同年3月の延伸予定(横浜市営地下鉄グリーンラインとほぼ同時)だったが、3か月遅れることになった。

[編集] 列車種別

[編集] 特急(東横特急)

特急。車両はかつて使用されていた8000系。

東横線・みなとみらい線の最速達種別。平日は昼間のみ、土曜・休日は全日にわたって運転される。所要時間は渋谷 - 横浜間 24分(渋谷 - 元町・中華街間 33分)。平日の朝夕ラッシュ時と夜間には運転されず、代わりに通勤特急が運転される。

運行開始の理由としてJR東日本の湘南新宿ラインの運行開始に先立ち、従来東横線での利用が多いとされた渋谷駅 - 横浜駅桜木町駅(運行当時)間での競争力強化のためである。また急行2000年8月6日のダイヤ改正より多摩川駅に停車するようになった結果、同駅・田園調布駅自由が丘駅と3駅連続停車が生じたことや到達時間が延びたことで、利用客からクレームが頻発し(各駅停車をもじって“隔駅停車”と揶揄された)、新たな速達種別として特急の導入を求められたことなどが挙げられる。

特急の歴史

  • 2001年3月28日のダイヤ改正より運転を開始した。
    • 当時の停車駅:渋谷 - 自由が丘 - 武蔵小杉 - 菊名 - 横浜 - 桜木町
  • 特急運行開始から短期間、キャンペーンのために8000系の先頭車前面に青地に桜をデザインした「特急」と書かれた絵文字ヘッドマークを付けて運転していた。
  • 運行開始当初はサザエさんによるPRが行われていたが、2004年10月11日より利用促進の一環として「東横特急」の愛称が与えられ、同時にPR作戦も開始された。これは5日後の16日のJR東日本のダイヤ改正で湘南新宿ラインを大増発するということに対抗するものであった。現在でも駅や車内のポスター、パスネットで「T⇔Y 東横特急 TOYOKO LIMITED EXPRESS」という図柄が使われている。さらに、PR作戦では同時にキャッチフレーズも与えられ、2004年10月11日の開始時点では「街と街の、どまんなかへ」だったが、2006年3月18日のダイヤ改正からは「街のまんなか、東へ横へ」となっている。
  • 2003年3月19日のダイヤ改正より、目黒区合同庁舎の移転や同駅周辺の再開発事業が進んだことに加え、営団地下鉄日比谷線(当時)との乗り換えを行う乗客から不満の声が高まったため、当時通過駅だった中目黒駅が特急停車駅となった。
  • 参考:10月11日(月・祝)から「東横特急」の集中的なPRを開始!
  • 車内放送の冒頭は「本日も東横特急をご利用下さいましてありがとうございます」と放送されるケースが多い。なお、自動放送については、従来と同様に「東急東横線をご利用下さいましてありがとうございます」と放送される。
  • 種別表示は、当初は「特急(白地橙文字)(行先・橙地白文字)」だったが、現在は「特急(橙地白文字)(行先・黒地白文字)」を表示している。
  • 2008年1月13日に運転された「さようなら8000系臨時特急」では、運行開始初日より一番列車に充当した8000系8017Fによって運転された。また、通常停車しない元住吉駅にも停車したため、行先表示に「特急 元住吉」の表示がなされていた。
  • 2008年6月22日のダイヤ改正で平日に特急が運転される時間帯は昼間時のみとなる。
  • 日中は武蔵小杉駅で目黒線の急行列車と接続する。

[編集] 通勤特急

平日の朝夕ラッシュ時間帯と夜間に特急の代わりに運転される優等種別である。所要時間は渋谷 - 横浜間最短27分。なお、首都圏では京成電鉄本線にも同名の列車種別が存在する。現在は朝ラッシュ時間帯に元町・中華街発渋谷行が9本と渋谷発元町・中華街行が3本の計12本、夕方 - 夜間の時間帯に同上り24本と同下り20本の計44本、合計56本が設定されている。土曜・休日ダイヤでの運行はない。

8000系(前面と一部を除く側面)、9000系元町・中華街駅行の側面)、Y500系(前面のみ)、5050系(前面・側面とも)では、表示スペースが狭いこともあり「通特」と省略の上で表示されている。また、英語表記は「Com Exp(=通勤急行)」である。これに対し、みなとみらい線内の案内板では「Commuter Limited Express」と表記されている。乗客から、携帯電話優先席などのマナーアナウンスを適宜実施してほしいとの意見が多くあり、車掌による車内マナーのお知らせとお願いアナウンスを実施するために、2005年10月から一時的にすべての時間帯で、英語放送が省略されている。

通勤特急の歴史

  • 2003年3月19日のダイヤ改正より運転を開始し、運行開始当初は渋谷行が平日朝ラッシュ時間帯に4本、桜木町行(後に元町・中華街行)が平日の夕方に15本設定されていた。
  • 2006年3月18日のダイヤ改正より、平日朝ラッシュ時間帯における急行(上下線)の一部、朝7時台の特急渋谷行1本、17時から20時30分まで横浜駅に発着する特急渋谷行15本を通勤特急にそれぞれ変更した。
  • 2006年9月24日のダイヤ改正より、21時台と22時台に渋谷を発車する元町・中華街行の3本を増発した。
  • 2007年11月29日から12月21日までの毎週木・金曜日に、渋谷発元町・中華街行を2本増発した。増発したのは渋谷発23時19分発と23時52分発であった。
  • 2008年6月22日に目黒線日吉延伸と同時に実施されたダイヤ改正(平日ダイヤは翌23日)で、平日始発から9時台前半までと17時から終電までに運行されている特急(上下線)をすべて通勤特急に置き換えた。これは、横浜市営地下鉄グリーンラインの開業及び目黒線の延伸開業に伴い、日吉駅における利便性を向上させるためである。

[編集] 急行

東横線・みなとみらい線の優等種別の中では最も停車駅が多く、スピードの遅い種別である。平日、土曜・休日ともに終日にわたり運転される。

急行という割には停車駅が多く、横浜駅 - 菊名駅間の4駅を通過する区間を除くと、1駅おきに停車する区間もしくは連続して停車する区間しかなく、2駅以上連続して駅を通過する区間がない。そのうえ3駅連続して停車する区間があり(自由が丘 - 多摩川間)、これは京王線快速小田急電鉄区間準急京阪の区間急行と類似している。また、みなとみらい線内では新高島駅を除き各駅に停車する。

渋谷駅 - 横浜駅間の所要時間は特急が最短24分、通勤特急が最短27分、急行が最短29分、各停が最短39分であり、急行は前述の通り停車駅が多いが、他の優等列車である特急や通勤特急と所要時間は大して変わらない。また、定期ダイヤでは急行が特急・通勤特急に追い抜かれることもない。

通常の急行は元住吉駅を通過するが、同駅に付属して元住吉検車区があるため、かつては同駅に発着する急行が存在した。しかし、2006年9月24日より元住吉駅が高架化され、同駅からの入出庫ができなくなったことに伴い、翌25日のダイヤ改正から、それまでの元住吉発着の急行はすべて武蔵小杉発着に変更された。

急行の歴史

  • 1935年2月1日 運転を開始。
  • 1941年8月4日 急行運転廃止。
  • 1950年8月1日 急行運転復活。
  • 1952年4月1日 昇圧工事に伴い、急行運転を再び休止。
  • 1955年4月1日より運転を再開。当時は日中のみ。
    • 当時の停車駅:渋谷 - 学芸大学 - 自由が丘 - 田園調布 - 武蔵小杉 - 日吉 - 綱島 - 菊名 - 横浜 - 桜木町
  • 1955年10月1日 終日運転になる(朝ラッシュ時のみ菊名 - 桜木町間は各駅停車)。
  • 1956年10月1日 菊名 - 桜木町間の終日急行運転を実施。
  • 1964年8月29日 中目黒を停車駅に追加。
  • 2000年8月6日 多摩川を停車駅に追加。
  • 2006年9月25日 元住吉始発・終着の列車を廃止。
    • 7200系以前の車両が急行運用に就く時は「急行」の種別表示札を装着して運用していた。8000系も「急行」の種別表示札を装着していたが、後に方向幕に種別表示を行うようになった。当初は赤地に白文字の「急 - (行先)」だったが、「急行(白地赤文字)(行先・赤地白文字)」を経て、現在は「急行(赤地白文字)(行先・黒地白文字)」を表示している。

[編集] 臨時急行「みなとみらい号」

日比谷線から運転されるみなとみらい号は1000系を使用

埼玉高速鉄道線浦和美園都営地下鉄三田線高島平から、元町・中華街に向けて、1 - 2か月に1回の割合で「みなとみらい号」が運行されている。2006年8月運転分までは、武蔵小杉で目黒線から東横線に転線し、東横線・みなとみらい線内を急行列車として運転されていた。しかし、同年12月運転分からは、さらに目黒線内でも急行運転を行い、同時に、目黒線から東横線に転線する駅も、田園調布に変更されている。

日比谷線でも同様に、北千住から元町・中華街まで、1 - 2か月に1回の割合で「みなとみらい号」が運行されている。各駅停車として運転される通常の日比谷線直通電車と異なり、東横線を、急行列車として運転する。2007年3月運転分までは、日比谷線内で急行運転を行っていた。

運転区間
北千住 - 中目黒 - 横浜 - 元町・中華街
高島平 - 目黒 - 武蔵小杉 - 横浜 - 元町・中華街
浦和美園 - 赤羽岩淵 - 目黒 - 武蔵小杉 - 横浜 - 元町・中華街
停車駅
東京地下鉄日比谷線北千住駅発着の列車は、地下鉄線・みなとみらい線の各駅と中目黒 - 横浜の急行停車駅
都営三田線高島平駅および埼玉高速鉄道線浦和美園駅発着の列車は、地下鉄線・みなとみらい線の各駅と目黒 - 横浜の急行停車駅

[編集] ネームドトレイン

現在は行楽期に「みなとみらい号」が運行されているが、かつては下記の名称の臨時急行が設定されていた。

  • 綱島号 - 綱島温泉の観光目的のために設定。
  • さざなみ号 - 京浜急行電鉄とタイアップし、横浜駅で京急の湘南逗子(現在の新逗子)行きの急行に接続。
  • 勝山号 鹿野山号 - 東海汽船とタイアップして運行。当時は、横浜高島町に同社運航船の桟橋があり、同社の手によって、房総半島への定期船が運航されていた。

[編集] 各駅停車

大半の列車が自由が丘駅菊名駅特急(時間帯によっては通勤特急)または急行の待ち合わせをする。東横線は、特急と急行が交互に運転されるので、例えば、自由が丘で特急(急行)の待合わせをした列車は、菊名では急行(特急)の待合わせをする。元住吉駅では、一部の各駅停車が優等列車の通過待ちを行う。

  • 元住吉駅の優等列車の通過待ちは、朝ラッシュ時の日比谷線の混雑による小規模なダイヤの乱れを直すため、自由が丘待ち合わせのところを、予定を変更して、元住吉通過待ちとなるケースもある。

特急運転開始以前は、多くの各駅停車が、渋谷 - 桜木町間のほぼ中間駅に位置する日吉で急行の待ち合わせを行っていた。この間、急行・待合わせ無しの各停・日吉で待合わせの各停という順序のダイヤで、編成されていた。

当初は、方向幕に種別表示を行っていなかったが、みなとみらい線開業を控えた2004年1月までに、「各停(青地白文字)(行先・黒地白文字)」という種別表示を開始した。

[編集] 日比谷線直通列車

日比谷線直通列車は「みなとみらい号」を除いて、各駅停車で運転される。詳しくは東京地下鉄日比谷線との直通運転を参照。

[編集] 直通運転

[編集] 東京地下鉄日比谷線との直通運転

中目黒駅を介して、東京地下鉄日比谷線と相互直通運転を行っている。

定期列車は、菊名駅(朝と夜の一部列車は武蔵小杉駅) - 中目黒駅 - 日比谷線北千住駅(朝の一部列車は南千住駅、早朝には下りのみ広尾駅始発がある)を運転する。なお、日比谷線は、北千住駅から先は東武伊勢崎線東武動物公園駅まで直通運転しているが、東横線から日比谷線を介した東武線への直通電車は設定されておらず、逆に、東武線側からの東横線直通電車も設定されていない。

原則として、全列車各駅停車として運転されるが、臨時列車として、ゴールデンウィークや夏休み、クリスマスなどのシーズンには、日比谷線直通の「みなとみらい号」が運転されることがあり、この列車は東横線内・日比谷線内ともに急行で運転する。詳しくは臨時急行みなとみらい号の節を参照。

なお、朝ラッシュ時に日比谷線内で遅延が発生した場合などは、行先を変更し、東横線との直通が打ち切りになったり、運行順序が後回しにされることがある。その例として、本来ならば日比谷線(からの)直通列車・東横線(渋谷発の)各停という順番であっても、日比谷線が遅延しているために、順番を逆にして東横線各停が運転される、ということなどがしばしばある。朝ラッシュ時においては、日比谷線が慢性的に遅延しているため、朝の東横線への直通列車は、1分から5分程度の小規模なダイヤの乱れが多く見られる。その影響で、自由が丘駅で急行の待ち合わせが、元住吉駅で急行の通過待ちに変更されたり、上記の例のように、順番が逆になっている場合には、各駅停車が直通列車の待ち合わせを行う、といったことがしばしば行われる。

日比谷線直通列車の多くは、元住吉駅で優等列車(日中は特急)の通過待ちを行う。また、中目黒駅においては、東横線の優等列車に連絡する場合が多い。日中時間帯に大倉山駅 - 日吉駅間でこの列車(元住吉駅で特急の通過待ちを行う日比谷線直通列車)に乗った場合、日吉駅で目黒線の急行列車に一旦乗り換え、武蔵小杉駅で再度東横線の特急(元住吉で日比谷線直通列車を追い越した特急)に乗ることが可能である。

特急運転開始以前は、日吉駅において、日比谷線からの各駅停車が、渋谷発着の各駅停車の接続を行うという各駅停車が各駅停車の待ち合わせをする珍しい光景も見られたが、現在は、上述のダイヤ乱れ時の順序入れ替えを除いて、定期列車では行われていない。

[編集] 車両

使用車両は日比谷線直通専用車両として東急1000系及び東京地下鉄03系である。車両規格も東横線・みなとみらい線内を走る4つドア20m車両とは異なり、3つドア18mとなっている。

  • 時刻によって東急1000系か東京地下鉄03系のどちらが運転されるのかが決まっている。ただし、定期検査時やダイヤが乱れた際はこの限りではない。
  • 北千住方面行の1000系は種別表示において「日比谷線直通」と表示される(これは中目黒駅 - 北千住駅間の日比谷線内折返し運転の際も同様である)。また、菊名方面行の時は東横線内では「各停」と表示され、日比谷線内では無表示(日比谷線内でも各停表示で運用されることもある)である。
    • (例)北千住駅→中目黒駅間:「菊名」、中目黒駅→菊名駅間:「各停 菊名」、菊名→北千住「日比谷線直通 北千住」
  • 03系には「各駅停車」や「各停」という表示が無いため種別表示はなされず、ただ「北千住」や「菊名」など行先が表示されるだけである。
  • 非常時において、日比谷線との直通運転が中止された際には03系が通常運転されない渋谷駅まで運転されることがあるが、「渋谷」という行先表示がないため、「北千住」や「臨時」などと表示して渋谷まで運転される。その際は、車掌によるアナウンスで次のように案内されることが多い。
    • (例)「○○駅で△△が発生したため日比谷線との直通運転を中止しております。そのため、この電車は北千住行と表示されておりますが、日比谷線には直通せず、東横線の渋谷駅まで運転致します。」
    • ただし、東横線と副都心線の相互直通運転が開始された場合、新しく乗り入れる渋谷駅地下ホームには4つドア20m車両に対応したホームドアが設置されるため、今後このような日比谷線との直通運転中止が生じた場合、どのような扱いになるのか動向に注目される。

[編集] みなとみらい線との直通運転

横浜駅を介して、横浜高速鉄道みなとみらい線と相互直通運転を行っている。

横浜駅に発着するほぼ全ての列車が、みなとみらい線と相互直通運転を行っている(直通しない定期列車は渋谷駅発横浜行終電と横浜駅発元町・中華街行の始発列車それぞれ1本だけ)。すなわち、東横線で運行される電車の大部分がみなとみらい線との直通運転を行っており、東横線とみなとみらい線は、路線名が違うだけで事実上1つの路線と化している。その例として、東横線の列車種別を引き継いで運転したり、横浜駅では会社間における乗務員の交代を行わず、東急の乗務員が、引き続き元町・中華街駅まで乗務することが挙げられる。

[編集] 東京地下鉄副都心線との直通運転

2012年度(平成24年度)より、渋谷駅から東京地下鉄副都心線との相互直通運転が実施される予定である。同時に副都心線を経由し、同線の途中小竹向原駅から西武有楽町線を介して西武池袋線、終点和光市駅から東武東上本線との相互直通運転が開始される予定である。この直通運転実施に伴い、東急では代官山駅から渋谷駅まで約1.3キロの区間を地下化する工事が行われており、東横線の渋谷駅は地下ホーム(現在の副都心線渋谷駅ホーム)となり、現在の高架式ホームは廃止となり、渋谷駅周辺の再開発事業に活用され、現在離れた位置にあるJR埼京線湘南新宿ライン)渋谷駅ホームをここに移設する計画である。

  • なお、直通運転開始後は東武東上線及び西武池袋線方面への直通列車だけではなく、渋谷駅や副都心線新宿三丁目駅止まりの列車も運転される予定である。

[編集] 車両

東急では、この直通運転に合わせて優等列車(特急・通勤特急・急行など)を現行の8両編成から10両編成に増結させる予定である(ただし全ての優等列車を10両編成化するかは不明)。また、東横線・みなとみらい線の優等列車停車駅では、10両編成に対応したホーム延長工事が行われる予定である(既に有効長が足りている駅もある)。なお、各駅停車については現在と同様に8両編成での運転となる。

なお、東京地下鉄側では、東京地下鉄7000系のうち、一部を10両編成から各駅停車向けの8両編成に改造ならびに車体の帯を副都心線仕様に変更し、主に副都心線や乗り入れ先の東武東上線や西武池袋線で各駅停車として使用されている。これは、東急東横線・みなとみらい線内においても各駅停車として運用に就くことに備えたものである。

[編集] 女性専用車

平日の始発から10時までの上下線及び渋谷駅を17時以降(終電まで)に発車する特急・通勤特急・急行の渋谷寄りから数えて5両目の車両である5号車が、女性専用車となる。実施区間は、東横線・みなとみらい線の全区間である。それ以外の時間帯、各駅停車における運用、土曜・休日ダイヤでは、実施されない。実施列車では10時になると、車掌が女性専用車の運用を終了するアナウンスを行う。また、毎年8月1日に開催される神奈川新聞花火大会の時や、年末年始などにおける臨時ダイヤ実施時、事故などの影響でダイヤが乱れた際には、女性専用車の実施を中止することがある。

[編集] 女性専用車の変遷

東横線の女性専用車は、2005年7月25日に初めて導入された。導入当時は、平日の特急・通勤特急・急行で終日、横浜寄りの先頭車である8号車に設定されていた。首都圏で女性専用車が終日導入されたのは初めての試みであった。ところが、この終日導入と設定位置に対し、日中および夕ラッシュ時間帯以降における渋谷方面行の利用状況が低いことや、いわゆる菊名問題が生じた結果、男性客を中心に大きな反発を受けたこともあり、2006年7月18日に設定時間帯の縮小、ならびに設定車両の変更を実施した。

中間車(5号車)に設定されていることから、目立つように窓のほかにドア部分とドア上、さらには車体の側面にも、女性専用車であることを知らせるステッカーが貼られている。 なお、同月14日まで女性専用車だった9000系の8号車には、女性専用車の設定位置を強調する目的と企業とのタイアップの目的を兼ねて、一部編成を除いた車体に、TBSのドラマ広告がラッピングされていた。

[編集] 駅一覧

田園調布駅 - 日吉駅間の複々線区間で並走している目黒線の停車駅などについては東急目黒線を参照されたい。

駅名 駅間キロ 累計キロ 各停 日比谷線直通 急行 通勤特急 特急 接続路線および備考 所在地
渋谷駅 - 0.0 北千住駅まで直通運転 東京急行電鉄:田園都市線
東日本旅客鉄道山手線埼京線湘南新宿ライン
京王電鉄井の頭線
東京地下鉄銀座線銀座線(G-01)、半蔵門線半蔵門線(Z-01)、副都心線副都心線(F-16)
東京都 渋谷区
代官山駅 1.5 1.5  
中目黒駅 0.7 2.2 東京地下鉄:日比谷線日比谷線(H-01)(菊名方面から北千住まで直通運転) 目黒区
祐天寺駅 1.0 3.2  
学芸大学駅 1.0 4.2  
都立大学駅 1.4 5.6  
自由が丘駅 1.4 7.0 東京急行電鉄:大井町線
田園調布駅 1.2 8.2 東京急行電鉄:目黒線(日吉駅まで並行運転) 大田区
多摩川駅 0.9 9.1 東京急行電鉄:東急多摩川線
新丸子駅 1.2 10.3   神奈川県 川崎市中原区
武蔵小杉駅 0.6 10.9 東日本旅客鉄道:南武線横須賀線(2009年度開業予定)
元住吉駅 1.2 12.1 車両基地所在駅。構造の都合上、入庫は武蔵小杉駅で、出庫は下り日吉駅、上りは武蔵小杉駅で行う。
日吉駅 1.5 13.6 横浜市営地下鉄グリーンライン(G10)
東京急行電鉄:目黒線
横浜市港北区
綱島駅 2.2 15.8  
大倉山駅 1.7 17.5  
菊名駅 1.3 18.8 東日本旅客鉄道:横浜線
日比谷線直通電車の終着駅。
妙蓮寺駅 1.4 20.2    
白楽駅 1.2 21.4     横浜市神奈川区
東白楽駅 0.7 22.1    
反町駅 1.2 23.3    
横浜駅 0.9 24.2   東日本旅客鉄道:東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン、京浜東北線根岸線
京浜急行電鉄本線
相模鉄道本線
横浜市営地下鉄:ブルーライン(B20)
横浜高速鉄道みなとみらい線(直通運転)
横浜市西区
横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅まで直通運転
  • 緩急接続が可能な駅:自由が丘駅・菊名駅
  • 通過待ちが可能な駅:元住吉駅
  • 折り返し可能な駅:武蔵小杉駅・菊名駅・横浜駅
凡例
●:停車
|:通過
接続路線および備考のカッコ内は接続路線の駅番号など

[編集] 廃止駅

※日付は最終営業日の翌日

  • 1946年6月1日廃止:並木橋駅(渋谷 - 代官山間)、新太田町駅(東白楽 - 反町間)
  • 1950年4月8日廃止:神奈川駅(反町 - 横浜間)
  • 1953年4月1日廃止:工業都市駅(武蔵小杉 - 元住吉間)
  • 2004年1月31日の横浜 - 桜木町間廃止に伴い、以下の両駅が廃止された。

[編集] 車両

[編集] 自社車両

[編集] 横浜高速鉄道所有車両

[編集] 乗り入れ車両

[編集] 過去の車両

[編集] 自社車両

[編集] 乗り入れ車両

[編集] その他

[編集] その他の情報

[編集] 5050系投入について

2004年(平成16年)に本路線に投入された5050系は、従来の車両より車体幅が2センチ程度大きい。そのため、カーブを伴う駅(大倉山駅代官山駅渋谷駅など)においては、ホームのコンクリートを削る作業が終電後に行われた経緯がある。

[編集] ドアカット

かつては3か所の駅でドアカットが行われていたが、現在はすべて解消されている。

代官山駅
渋谷隧道にかつては隣接していた代官山駅でホーム全長の不足から、20m車6両以上の編成・18m車8両編成でドア締め切り(ドアカット)措置が採られたが、現在は駅改修工事の完成により渋谷2号踏切が廃止、ホームが渋谷隧道内に延長されたため解消されている。
綱島駅
地上ホーム時代には駅南側に県道子母口綱島線の踏切があるためにホームが延長できず、6両編成の場合は横浜方の先頭車両1両をドアカットしていた。その後、同駅の高架化により解消された。
菊名駅
菊名駅では、駅の渋谷方に踏切があり、また横浜方は急曲線となっていたため、ホームの長さが150m弱しかなかった。その結果、東横線の車両を20m車両8両編成へと増強した時に渋谷方1両目のホームが不足したため、ドアカット措置がとられた(なお、18m車両8両編成の日比谷線直通列車はホームの長さが足りるためドアカットはなかった)。同駅は各駅停車が急行の待ち合わせをする駅であったために停車時間が長く、列車がはみ出す渋谷方の踏み切りは「開かずの踏切」となり、問題になっていた。この措置は、菊名駅 - 大倉山駅間の一部が高架化された際に踏切を廃止してホームを延伸することにより解消した。

[編集] 事故・事件など

  • 1986年3月13日 - 横浜駅(当時は地上駅)構内にある急曲線カーブ部分において元住吉駅桜木町駅行急行電車(9000系9001編成)の最後尾が脱線したが、負傷者はいなかった。この事故は「横浜駅電車脱線事故」とも呼ばれることがある。
  • 2001年7月6日 - ラッシュ時の渋谷駅で階段の天井からモルタル塊(縦約4m・横約60cm)が落下して通行人に当たり、4名が負傷する事故があった。当時階段の一部をエスカレーターにする工事の最中だったという。


[編集] その他

  • 音楽グループSUPER BELL"Zが歌う「MOTER MAN 中華特急みなとみらい」(「MOTO(e)R MANでGO!」「The Very Best of MOTO(e)R MAN」に収録)は、曲中、列車が横浜駅に到着する際、人間の声に敏感に反応する「DJ - ATC」という架空の制御装置により運行されている旨のアナウンスがある。また、2008年5月には東横線開通80周年記念として向谷実とのコラボレーションアルバム「東横特急」が発売された。

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^横須賀線武蔵小杉新駅 武蔵小杉─東京駅が20分―」タウンニュース 中原区版 2006年11月10日号
  2. ^武蔵小杉駅周辺再開発事業説明会 地下通路3カ所に“動く歩道”」タウンニュース 中原区版 2007年6月1日号
  3. ^横須賀線武蔵小杉新駅設置工事等の施行協定締結について」(PDF) 『市長記者会見記録』川崎市、2006年10月27日。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク