こだわりのグループ名を特攻服などに記して爆走する姿が見られたが、最近は
「集団の厳しいルールに縛られるのは嫌」。
リーダーも名前もなく、ゆる~く集まって走り回る方がいいのだという。
■リーダー不在、LINEで連絡
9月下旬の未明、川崎市内。住宅街の公園に次々とバイクが集まった。
マフラーを改造しているバイクもあり、大きな音が響く。
10台ほどが並んだ。2人乗りもいるため、総勢十数人になる。
記者と名乗って話しかけてみた。いずれも16~18歳の少年。
市内の同じ中学校の出身で、高校に進学せず、アルバイトなどをしているという。
バイクは50~400ccのスクータータイプ。
服装はジャージーやパーカ、キティちゃんのスリッパなど、ばらばらだ。
摘発を逃れるためか、ナンバープレートは読みとれないように上向きに曲げられていた。
軽微とはいえ、これも違法行為だ。
「今どきチームに入るなんてダサいっすよ」。その中にいた少年(17)はこう話した。
この仲間にリーダーはおらず、こうして走る日は、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で
連絡を取り合い、来られる人だけ公園に来る。多い日は20~30台のバイクが集まることもあるという。
グループ名の入った同じ特攻服を着て、リーダーなど上位者の言うことには絶対服従。
そんな昔ながらの暴走族を敬遠するのは、組織のルールに縛られたくないことに加え、
暴力団と関係を持つことに抵抗があるからだという。「ヤクザにケツもちして(後ろ盾になって)
もらうと色々大変。暴走をするたびにお金を要求されるんすよ」
別の少年(16)は、旧来の暴走族にも属しているという。理不尽なルールが多い、とぼやく。
「うちはシンムシ(信号無視)や窃盗は禁止。でも、先輩はなぜか許されているから納得できない」。
中には、運転するバイクの種類まで指定されているグループもあるという。
「だから、こうやって走る方が楽っす」
しかし、自由気ままに見える「名無し」暴走にも苦労はあるという。
「縄張り」のようなものがあるためだ。
「見慣れないバイクが暴走していると、すぐ話題になる。後でひどい目に遭うこともある」という。
しばらく話を聞いているうちに、少年の1人が「来たぞ」と叫んだ。
振り向くと、赤いランプを点灯させながらパトカーが近づいてきた。
「いつもやってるやつ、やってきます。見ててください」。
警察の追跡を振り切るという意味なのか、少年の誰かがそう言い残すと、一斉に走り去っていった。
でも所詮はバカだから、マフラー外して周回コースの何千何万人に
夜な夜な迷惑かける幼稚なダサさには一向に気づかないわけだ
礼儀正しい好青年は信号無視禁止や
窃盗禁止に納得いかないなんて
言わないと思うが。。。
新入りが生意気な態度とればリンチ。
現実は厳しいのよ。
社会に馴染めないからそっちへ流れるのだろうに、意味ねぇだろってw
そっちの世界でまともにやれるなら普通の会社でもしっかり出来る
というどうしようもない皮肉だw
うるさいからクラクションで応酬するとおとなしくしてくれるし。
今の子は暴ヤンでもゆとりなんだな~って感じ。
赤信号で停止しながら直管を空ぶかししてるのを見てると思わず笑ってしまうw
意味ねぇじゃないかとw
あの音ってのは本来、赤信号で突っ込んだ特攻隊が他の車の交差点侵入を阻止するためのものだろう?
でも最初だけだろうな
そのうち常連の固定メンバーが出始めて色々言い出すから
あとは消滅するだけだろう
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