■これは絶対脱げないの
どんな宗教だよ。というわけでアメリカはニュージャージー州からのニュース。パスタ用のザル「パスタストレーナー」を頭にかぶった状態で運転免許用の写真を撮影しようとして拒否された男が「これは宗教だ」と怒っているんだとか…。
さて、事件があったのはニュージャージー州のサウスブラウンシュバイク。先日アーロン・ウィリアムズ(25)が州の陸運局で運転免許証の更新事務をしていた際のことです。
免許用の写真を撮影する段になってパスタストレーナー(ザル)をかぶっていたアーロンは規則なのでそれを取るように命令されると断固拒否、まったく指示を聞かず、最後には警察を呼ばれてしまいました。
■宗教的な問題なんだ…パスタの神の
駆けつけた警察の事情聴取によると、彼はこれは宗教的な理由でつけているものなので取るわけにはいかないとやはり拒否。で、その信条というのが、「Pastafarianism(パスタファニアリズム)」。
フライング・スパゲティ・モンスターを神と仰ぎ、海賊として生きる事を進める宗教で、世界中に信者がいるのだそうです。
で、その教えによれば信者はパスタ用のザルを頭にかぶらなければならないってわけなんですね。アーロン氏はメディアの取材に関して、こう答えています。
「他の人が自分の宗教的な戒律に対して妥協できないのと同じように、私も真剣です。」
陸運局ではそれがきちんとした宗教の問題でない限り頭にものをかぶった状態での写真撮影は認められないと重ねて注意。警察でもパスタストレーナーをかぶる許可は出せない、どうしてもというなら理由を記入して政府に上申しなければいけないからとアーロン氏を説得。
長時間によるやり取りの末、最後は彼がしぶしぶザルを脱ぐ事で同意しました。
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