恋人たちの街として知られるパリで19日、「失恋ミュージアム」がオープンし、別れにまつわる「遺品」が来年1月20日まで展示されている。
「失恋ミュージアム」は2006年にクロアチアでスタートし、これまで世界各地の20都市以上を巡回している。それぞれの都市で地元の人たちから失恋したときの思い出の品々が提供され、パリでは100点以上が寄付されたという。
その中には、さまざまな形でつづられた文章や詩のほか、切り取られたドレッドヘアや赤いピンヒール、一度もはめられることのなかった結婚指輪などが含まれている。
自身の別れから「失恋ミュージアム」を始めたという映像プロデューサーのオリンカ・ビスティカさんは、別れに伴う感情は「普遍的」だが、一人一人のストーリーには文化も垣間見えると話した。
[ロイター]