第２次世界大戦中、中国軍の援軍として中国に上陸した米軍兵士はどのようにして、味方の中国人と敵の日本人を見分けていたのだろうか？２４日付で華声在線が伝えた。

米国政府は１９４２年、日本人を見分ける方法についてまとめた小冊子「Ｈｏｗ ｔｏ ｓｐｏｔ Ｊａｐ（日本人の見分け方）」を中国抗日戦争の援軍として中国に向かう米軍兵士に配った。中国人と日本人の特徴の違いについて、漫画家のミルトン・カニフ氏がユーモラスに描いたもの。全部で７５ページにも及ぶ。

兵士のライアンが上官の質問を受け、１つ１つ違いを挙げていく。体格的な違いでは、「中国人は米国人並みに背が高いが、日本人は腰がないように見える。２本の足が胸から直接生えている感じ」。

皮膚の色は、「中国人は赤みがかっているが、日本人はレモンイエロー」、顔つきは、「中国人の目は細長いが欧米人とほぼ同じ位置。日本人の目は鼻に近い場所についている」、歯並びは、「中国人は整っているが、日本人にはひどく突き出た八重歯がある」。

外見だけでは分からない場合は、歩かせれば分かるとのこと。「中国人は胸を張って堂々と歩くが、日本人はちょこちょこと足を引きずりながら歩く」。それでも分からない場合は、足の指を見ればよい。「日本人は下駄をはくから、親指と人差し指との間が広い」。

ただ、このライアン兵士の話は主観的すぎると判断されたのか、この小冊子は１９４４年以降、発行されていないという。

[新華経済]
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/369690/