今、滋賀県で起きたある事件がネット上で注目を集めている。ある小学校の教師が、児童からの心のこもったプレゼントを嘲笑とも取れるコメントをつけてネットで公開したのである。このことが明るみになり、物議をかもしているのだ。

・児童が贈った誕生日カードを教師が「雑で笑った」とネットで公開
児童からのバースデーカードを無断でネットで公開し物議をかもしているのは、滋賀県大津市立小学校の20代の女性教諭だ。

2012年9月に女性教諭が担任をしていた5年生の女児が教諭の誕生日にバースデーカードを贈ったのだという。そこには「24か25回目のお誕生日すてきなすてきな日になりますように」とメッセージが書かれていたそうだ。

女性教諭はそのバースデーカードをFacebookに掲載。そして「24か25って。雑なバースデーカードに笑ってしまった」と、からかうようなコメントもそえていたという。2013年4月になり、別の保護者が発見。学校に通報し、教諭は女児に謝罪した。

その際、友達間でのみ閲覧するはずが操作を誤り全体に公開してしまったとの旨を話しているという。

そもそも公開範囲に関わらずネット上でこのようなコメントつきで公表すること自体が児童の気持ちを軽視した行為なのではないかという声が多く寄せられている。

一方で「雑なバースデーカードに笑ってしまった」という文面だけでは、「嘲笑した」可能性もあれば「微笑ましくて笑った」という可能性もあり、教諭の意図が見えないのも確かだ。

だが、このニュースを知った児童はどう感じたのだろうか？教師の言動は影響力が大きい。何気ない一言が子どもを深く傷つけることもあるのだ。「悪気がなかった」では済まされない。言動には注意していただきたいものである。

[産経ニュース]

【Facebook騒動】児童が教師に誕生日カードを贈る → 教師が「雑で笑った」とネット公開 → 保護者が発見 → 謝罪