前橋市の県道で9日朝、自転車で登校中の女子高生2人が逆走してきた乗用車にはねられ、重体となった事故。
乗用車を運転し、前橋署に自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで同日逮捕された85歳の男に目立った持病などはなく、現場は見通しのよい直線道路だったことなどから、事故原因は判然としていない。
人身事故の発生件数が減少する中、この事故のように、高齢ドライバーが加害者となるケースの割合は上昇傾向にある。
捜査関係者によると、川端清勝容疑者=同市下細井町=の乗用車はセンターラインをはみ出し、右折待ちをしていた車のサイドミラーに衝突後、そのまま逆走を続け、市立前橋高校1年の太田さくらさん(16)=同市高井町=と3年の大嶋実来さん(18)=同市元総社町=を相次いではねた。
現場にブレーキ痕は残されていなかったという。
川端容疑者は市内の老人福祉センターに向かう途中だった。また、自宅は事故現場に近く、目立った持病なども確認されていない。
原因が判然としない中、川端容疑者は「気がついたら事故を起こしていた」などと供述している。
高齢化に伴い認知機能の低下などが進むことから、高齢ドライバー(75歳以上)の認知機能検査を強化した改正道交法が昨年3月12日に施行され、同年10月末までに群馬県内で検査を受けた高齢ドライバーは2万9545人に上る。
運転免許の自主返納者数も右肩上がりに増えているが、人身事故で高齢ドライバーが加害者となるケースの割合は近年、上昇傾向にある。さらなる高齢ドライバー対策が求められる。
[via:http://news.livedoor.com/article/detail/14135212/]
「小さな事故を何度も」
免許を返納聞かず
男の息子(56)によると、男は認知機能検査を経て昨年10月に免許を更新。「壁をこするなどの小さな事故を何度も起こしていたため、免許を返納するよう家族で促していた」と話していて、9日朝も「車で出かけないで」と止めていたという。
[via:http://news.livedoor.com/article/detail/14135212/]
宙を舞う自転車
乗用車を運転していた川端清勝容疑者(85)が、女子高校生をはねた現場のおよそ130メートル手前から対向車線を逆走したとみられる。
「川端容疑者の車は、交差点で右折待ちをしていた対向車のドアミラーに接触しました。そして、130メートル以上逆走し、女子高校生2人をはねるなどしたということです」(記者)
映像からは、自転車が左から右へと通り過ぎた直後、黒い車が激しい音を立てて対向車線に突っ込み、回転してようやく停車したのが分かる。
[via:https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180110/Tbs_news_122171.html]
https://www.youtube.com/watch?v=nbnZbkkajgA
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