13日夜、愛知・西尾市のフィリピンパブに、男が灯油を全身にかぶり、体に火がついた状態で押し入り、死亡した。店にいた客と店員は外に逃げ出し、ケガはなかった。
事件があったのは西尾市吉良町のフィリピンパブ「ショー・パブ・ズー」で、警察の調べによると、13日午後11時49分頃、店の従業員から「男性客が灯油をかぶった状態で店に入ってきて、まだ燃えている」と110番通報があった。
駆け付けた消防により、火は約1時間後に消し止められたが、鉄筋2階建ての1階店舗部分約100平方メートルが燃え、焼け跡から男の遺体が見つかった。店にいた客と従業員約30人は全員が外に逃げてケガはなかった。
男は50~60歳代で、約1年前から店に来ていた常連客とみられており、店に入ってきた時は足に火がついていて、入り口付近で手に持っていたポリタンクの中身を無言でまいて倒れたという。
警察は、男が自分で火をつけて店に入ってきたとみて身元の特定を急ぐとともに、店とトラブルがなかったかなど詳しく調べを進めている。
[news24]
http://news24.jp/articles/2013/02/14/07223137.html