変なニュース

痛いニュースと芸能や面白ネタ満載の変なニュース

カテゴリ:なるほど

「トイレ詰まった」検索してはいけないワケ 狙われる若者の新生活と高額請求の手口

2022/02/10

LINEで送る
Pocket


東京都下水道局による注意喚起イラスト

自宅のトイレが詰まってしまい、慌てて修理業者を検索する人に「ちょっと待って!」ー。東京都下水道局が大学生向けにこんな注意喚起のイラストを制作し、話題となっている。

2022年1月18日にツイッター上に投稿されると、絵柄のインパクトもあってすぐに拡散し、リツイート(転載)回数は1週間で4万5000回超に。

しかし、なぜ若者がターゲットなのか。背景を取材してみると、高齢者よりも若者の方がトイレの修理費トラブルに巻き込まれている意外な実態と、悪質業者の間で広まる高額請求の手口が浮かび上がってきた。

危険!「水回り修理500円から」

千葉県内で1人暮らしをしていたある20代の女性は、休日の夜に賃貸アパートのトイレが詰まったことがきっかけで、高額請求トラブルに遭った。

管理会社と連絡が取れず、困った女性はスマートフォンで修理業者を検索。上位に表示された「水回り修理500円~」と書かれたサイトを通じて修理を依頼した。

アパートを訪れた業者は「圧力ポンプを使って詰まりを解消する」と言い、8000円の代金を提示してきたという。

ところが、詰まりは解消しなかった。

「便器を外しましょう」「衛生費が掛かります」「配管の洗浄が必要です」。

業者は作業が進むたびに、さまざまな名目で1万円、2万円と代金を上乗せ。最後は「バキュームカーを呼ばなくてはならない。本当は100万円かかるが、自分はたまたま修理できる道具を持っているので、いま作業してしまった方がいい」と迫り、作業が終了すると総額20万円を請求してきた。

「高額すぎる」と苦情を言っても、業者は「1万円なら値引きする」と答えるだけ。結局、女性は預金を下ろして19万円を支払った。

狙われる新生活

東京都消費生活総合センターによると、こうしたトイレ修理に関する都内の相談件数は例年、200~300件前後で推移してきたが、2020年夏ごろを境に急増。20年度は前年度の3倍近い954件となり、相談内容の8割近くを高額な修理費請求が占めた。


トイレ修理をめぐる相談件数

国民生活センターによると、全国的にも同様の傾向がうかがえ、相談者の多くは前述の女性のケースとよく似た状況で料金トラブルに巻き込まれていたという。

一体何が起きているのか。都消費生活総合センター消費生活専門課の高村淳子課長によると、トイレ修理をめぐる消費者相談は従来、「ポストに投函されていた業者のマグネット型広告を見て依頼したら、高額な料金を請求された」といった高齢者からのものが中心だった。

しかし、20年夏ごろ、「検索サイトで上位に表示された格安業者を呼んだところ、料金をめぐるトラブルに巻き込まれた」「作業開始後、別の作業が必要だと言われ、高額な料金を上乗せされた」と訴える若者の声が急増。

20年度にセンターに寄せられた相談は20代からが前年度比6.6倍になり、年代別でトップに立った。

高村課長は、新型コロナウイルスの感染拡大により在宅時間が増え、自宅のトイレを使用する機会が多くなった結果、詰まりや故障自体が増えていると分析。

その上で、「特に大学進学や就職で1人暮らしを始めたばかりの若者は、水回りのトラブルに自分で対処した経験が少ない。悪質業者がウェブ上で積極的に広告を出し始めた時期と重なり、若者の高額請求被害が急増したのではないか」と推測する。

「リスティング広告」の罠

水回りの高額請求トラブルは、京都府や愛知県などで集団訴訟に発展している。

修理業者7人に計約660万円の支払いを求める集団訴訟を起こした「レスキュー商法被害対策京都弁護団」事務局長の増田朋記弁護士は「検索画面の上位には広告が表示されることがあると知らず、『よく検索されている業者だ』と認識して高額請求の被害に遭ってしまう人が多い」と話す。

実際に記者が大手検索サイトで「トイレの詰まり 解消法」と検索してみると、上位4件には「全国すぐ向かいます」「お電話一本ですぐにおうかがいします」などと書かれた修理業者のサイトが並んだ。

サイト名の横には「広告」の文字があり、自分でできる詰まりの解消法についてのサイトはその下に表示されている。

こうした広告は「リスティング広告」や「検索広告」と呼ばれ、どのサイトが表示されるかは検索サイトごとに決められたオークション形式によって決まる。

各業者が決めた入札単価などを基に「広告ランク」が定められ、関連する言葉が検索されるたびに掲載順位が決定される仕組みだ。

リスティング広告が高額請求に悪用されていることを憂慮した弁護団は21年5月、米グーグル日本法人に対し、悪質業者の広告掲載の中止と厳格な審査を求める申し入れ書を送付した。

弁護団は、別々の悪質業者が全く同じ書式の契約書やサイトの写真を使い回しているケースがあったことから、こうした業者同士が裏でつながっている可能性があるとみている。

増田弁護士は「突然のトラブルで焦っていると、つい目に止まった業者を頼ってしまう。焦りにつけ込む悪質商法は、害虫駆除や鍵開け作業でも問題になっている」と指摘。

「リスティング広告は業者が有償で掲載するもので、それだけ利益が見込めるということ。格安料金の宣伝に釣られないよう気を付けてほしい」と語った。


ラバーカップの種類

「ラバーカップ」も有効

では、いざ詰まってしまったり、業者から法外な修理費を請求されたりした場合は、どう対処したらいいのだろうか。国民生活センターや東京都下水道局などのアドバイスをまとめた。

慌てて業者を呼ぶ前に、まずはホームセンターなどで市販されている「ラバーカップ」を使って詰まりを除去できないか試す方法がある。

スマートフォンなどの大きな異物の場合は難しいが、トイレットペーパーなどが詰まった場合、「7~8割は解消できる」(国民生活センター)。排水口の見える場所に異物がある場合は、ゴム手袋をはめて直接取り除いてから使用する。

賃貸物件の場合は、業者を探すより先に、大家や管理会社に連絡する。賃貸契約の内容や過失の度合いにもよるが、修理費用を負担してもらえることがあるためだ。

こうした方法で解決できず、業者に依頼する場合は、自治体や下水道局などの公式サイトに記載されている指定事業者を選んだほうがリスクが少ない。

ネットで調べるなら、検索上位に表示される業者や、1000円を切るような料金で訪問修理に応じると広告している業者については信頼できるかどうかをしっかり見極めたい。

サイトの事業者情報にある住所が廃屋だったケースもあり、該当住所にきちんとした事業所があるかを調べることでトラブルを回避できる可能性もある。

できるだけ複数の業者から見積もりを取るのも有効だ。まっとうな業者でも、営業時間外の対応や出張費などが掛かることがある。

国民生活センターは「修理費に不審な点があるときは、領収証や契約書に業者の連絡先がきちんと記載されているか確認した上で、各自治体の消費生活センターに相談してほしい」と呼び掛けている。

[via:時事通信]
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202202toire-shakaibuhatu

被害女性「途中から怖くなった」

「まさかそういう業者が潜んでいるとは思わなかったです。あっという間に20万(円)でした」

札幌市に住む女性は、自宅のトイレが詰まり、インターネット検索で最初に出てきた水回り修理業者に依頼した。

業者のホームページには「基本料金780円から」と書かれていたが、受け取った契約書と領収書を見ると、金額に大きな差があった。

契約書に記載された「基本料金」は、ホームページ通り780円となっている。しかし、「衛生作業費」が2万円、「床下排水管の通管作業」に7万5000円など複数の追加料金が書かれ、合わせて20万円になっていた。

被害女性「(業者に)『そんなお金ない』と伝えると、『下ろして来るまで待っている』と言われました。

高いなと思ったけど、途中から怖くなったのが本音です。拒否することで(業者に)誰かを呼ばれ、何かされたら嫌だ……そういう想像が働きました」

[via:ABEMA TIMES]
https://times.abema.tv/articles/-/10013985

ネットの反応

・まずスッポン試す
・ほぼスッポンで解決するんだがなあ
・水道業者はホント悪質だからなボッタクルことしか考えてない
・水回り修理の業者ってこんなんばっかだぞ。ほぼ言い値の世界。田舎の寿司屋とかぼったくりバーより悪質。
・新しいトイレ買えって言ってくる業者もいるからね
・グーグルが悪い
・8000円で解決できなかった時点で次の業者探せよw
・こういうので払っちゃってる人多いんだろうなー
・19万って、トイレのリフォーム出来るやん
・初めて一人暮らししたような若者が情弱でカモなだけ
・若者がググったらいちばん上に出てくる会社選んでしまうのは仕方ない
・検索画面の上位には広告が表示されることを知らない若者は多い。
・これは引っ掛かりそうで怖いな。なにかトラブルあったらネット検索頼りにしてるから。
・SNSで情報共有しまくってる若者が一番のネットを使いこなせてないね
・ネット依存こそ情報弱者
・やっぱり相手は選んでやってるのかな?
・ポストにマグネット入れんな
・マグネットをポスティングする業者には連絡しない。
・これはエアコン修理とかでもある話
・まぁ他人のうんちべったりついた便器の作業なんだから高いのは当たり前なんだよ だれが500円ですんねん
・5年毎に詰まるんでケルヒャーの洗浄ホース買って自分で通してる
・悪徳業者は市が社名を晒せば滅ぶのになんでできないの?
・スッポンを買っておくこと!
・昔、詰まった時にトイペはダブルでは無くてシングルにしなさいと業者にアドバイスされた
・コストコのトイレットペーパーは要注意
・で、実際の適正な価格はいくらなのだろう?
・どこに頼むといいのかなあ
 >役場に相談しろ、業者紹介してくれるから
 >市のホームページ見れば市が指定した水道工事業者が載ってるからそこに連絡するといい
 >一覧の業者は深夜対応してくれないけどね
・賃貸なら設備の不具合なんて大家か管理会社通すの一択
 >正解。これしかないよ。
・賃貸なら管理会社。持ち家なら役所。
・トイレのことなら、渡部に電話すればきっと何か教えてくれる

こんな記事はいかがですか?
注目されている記事

まだデータがありません。

この記事、あなたはどう思いましたか?

コメントを残す