噂のハイスペックスマートカメラ「Galaxy Camera」に少しだけ触れてきたので、簡単にレビューしたいと思います。
■Galaxy Cameraのスペックおさらい
Galaxy Cameraはスマートフォンとデジタルカメラを融合させた製品です。スマートフォンの機能としては、最新Android OSのJellyBean、1.4GhzクアッドコアCPU、4.8インチHDディスプレイ、モバイルネットワーク(4G/3G/2G)、Bluetooth 4.0、Wi-Fi a/b/g/nなどに対応。音声通話には非対応となります。
デジカメの機能としては、光学21倍ズーム、1630万画素、1/2.3型裏面照射型CMOS、光学式手振れ補正、最大ISO3200、フルHD 30fps撮影機能を搭載。ストレージ容量は8GB、microSDXC 64GBに対応します。
手に持ってみると、コンデジとしては割りと大きめで、重さもそれなりにずっしりきます。ミラーレス一眼程度のサイズですね。
ボタン類は上部にたったこれだけ。かなりシンプル。カメラを起動するための専用のボタンもありません。(シャッターボタン長押しでカメラ起動)
フラッシュは収納式で、側面にあるボタンを押すとひょこっと飛び出します。
画面もかなりシンプルで、被写体に集中できます。
写真撮影に関しては「Auto/Casual/Smart Pro/Expert」の4つのモードが用意されています。
Casualを選ぶと、リアルタイムに視覚効果を付与して撮影する事ができます。
Samsungの担当者いわく、Galaxy Cameraは、ビギナー向けに、誰でも簡単にきれいな写真が取れる事をコンセプトにした製品だそうで、上級者には少し物足りなさを感じるかもしれないとの事でした。
■ボイスコントロール機能
ボイスコントロール機能を搭載しており、声だけでシャッターを押したり、ズームイン、ズームアウトをする事ができます。
Samsungのお姉さんいわく、音声コマンドは以下の3つだそうです。
- Shoot・・・シャッターボタンの代わり
- Xoom in ・・・ズームイン
- Xoom out・・・ズームアウト
騒音が多いとあまり認識しないようですが、シャッターボタンを押すのは手振れの原因になる事もあるので、かなり嬉しい機能です。
■Galaxy Camera撮影例
撮影例①
画像例②(リサイズ済)
撮影例③ 光学21倍ズームで遠くのSamsungロゴを撮影
■まとめ
Android OSを搭載する利点は大きく、撮影した画像を直接SNSなどにアップロードできるのはやはり便利です。Googleの認証端末なので、Google Play Storeもフルに使えます。ゲームやウェブブラウジングも可能です。声でシャッターを押せる機能も便利でした。
ただカメラとしては、クアッドコアCPUを搭載するなど少しオーバースペック気味に感じた事と、コンデジとしてはサイズが少し大きめ。シャッターを押してから撮影されるまでのラグが多い事が気になりました。(Galaxy S IIIのほうがラグは少ないです。)
野心的な端末ではありますが、点数を付けるとすれば69点くらいでしょうか。後継機で更に洗練される事に期待したいと思います。