広瀬すず 映画『怒り』少女からの脱却演技
映画『怒り』で米軍基地問題で揺れる沖縄在住の女子高生役の広瀬すずが、“女優魂”を見せつける熱演を見せている。
夜の公園、友人を探していた小宮山泉(広瀬)は突如、2人組の米兵に背後から襲われ、逃げ惑うも、一人から押さえつけられてうつ伏せにされる。
もう一人にパンティを剥ぎ取られ、水泳の平泳ぎのように無理やり脚を開かされて背後から強姦されてしまう。
抵抗むなしく犯される広瀬が涙を流し悲鳴を上げる。
駆け寄った友人が下半身に衣類をかぶせ、警察に通報しようとしたが、「誰にも言わないで」と懇願するのだった。
映画ライターが言う。
「思わず目をそむけたくなるほどリアルでした。オーディションで役を勝ち取ったという『怒り』で新境地を開拓しました。
日本映画を引っ張っていく清純派女優が、米兵から凌辱されるシーンを経験したことで、今後の幅広い演技を期待させます」
[via:アサ芸プラス]
https://www.asagei.com/excerpt/66497
ブログに明かした心境の変化
広瀬は今回の撮影中の心境をブログで明かしている。
オーディションで掴んだ役とあって、
「台本、原作を読んで、自分の何かが変わるってわかんないけど、確信できたんだよね、不思議なことに。絶対やりたい! って。原作どおりハードなシーンもあるんだけど、それでも絶対やりたいって」
と自身のブログにつづっていた。しかし撮影が進むにつれ、弱気な一面を垣間見せる。
「何にもできなくて焦る一方で、すごく怖くて不安だらけで、あんなやる気あったのに一瞬にしてなくなった。自分の力の小ささに本当に情けなくなった」
どれだけハードな場面が待っていたのか─。
ストーリー上では、いかに2人がかりのレイプが壮絶であったか、翌日の泉(広瀬)の回想から読み取れる。
〈大きな手で鼻も口も塞がれているのに、えずきそうになるほど強かった男物の香水。犬みたいな男たちの息遣い。
両足を広げられた瞬間、体から力が抜けた。私の体が壊されている。男たちが私の手や脚を体から引き抜く。もう元に戻らないと私は思った〉
映画のタイトルそのままに『怒り』をにじませるほどだ。すでに撮影は終えているが、映画ジャーナリスト・大高宏雄氏は「広瀬の女優魂」に期待する。
「これまでの映画やCMを見ていると、表情に意志の強さを感じる。レイプされて、単に泣き叫ぶ受動的な演技なのか、そこから反転して生きる力を感じさせるのかが見どころ」
最後に再び、広瀬がブログにつづった、今作の充実感を伝えておきたい。
「スタッフさんが現場終わってから『すごい作品になりそうだなあ、これ本当に』って全員が全員揃えてホロッと口に出す現場なんか他にはない。17歳で参加できたのは本当に大きいことだと思う」
[via:アサ芸プラス]
https://www.asagei.com/excerpt/55955
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