「硫黄島からの手紙」観てきました
あけましておめでとうございます。
(まだ、間に合う??年賀はがきくじの当選番号が新聞に載るまではセーフかな?)
本年の目標も未だ決まらず今年もだらだらと過ごすんだろーなと滅入りつつも、今年は僕の人生にとって意味ある年になりそうなんで、気を引き締めていきたいと思います。
「硫黄島からの手紙」観てきました。
「父親たちの星条旗」を観ていないので、この作品だけで伝えたいことが、どこまで描かれているのか分かりませんが、はっきりいって自分的には不満の多い作品になりました。わりと評判の良い作品なんで期待して観ただけに残念です。
思う所はたくさんあるんですが、分かりやすい不満点は2つ。
まず、設定がわかりづらい。
広告では「5日間で堕ちると言われた島を36日間持たせた」と謳われているけどそれがどれ程の意味を持つのか作品の中で描かれていない。
唯一米軍の戦死者が日本軍を上回った戦いらしいけど、そういった事も描かれていない。
日本本土などからの第三者からの視点が欲しかったかな、と。
あと、目線が何箇所か変わるけど、唐突すぎる。
この作品によって何を表したいのか、硫黄島の戦いの何を伝えたいのか全然分からない。
とにかく、観客に不親切な部分が多かった。
もう一点は、登場人物の心理描写が微妙で、感情移入しづらい。
戦争による悲劇が一通り描かれているが表面をなぞっているだけの印象。
栗林の理論的で冷徹な所と、人情味あふれる暖かな所を表したかったんだろうけど、はっきりいって中途半端で何に悩んでいるのか伝わりにくかった。
それ以上に西郷。コイツ何をしたいのかサッパリ分からない。
他の人も戦争映画にオーソドックスな配役だけど、行動が人間っぽさがなく、意味不明。
無駄なシーンが多いのに肝心な所が足りなくイライラ。
内容は映画というよりドキュメンタリに近いのかな、と感じた。
(ただし、ドキュメンタリとしてこれを放送したら、
あまりにもマイルストーンが分かりづらく非難されるだろうケド。)
戦争映画を作れば、いくらでも悲惨さや矛盾点は描ける。
問題はどうやってそれで観客に納得して感動(単純に心が動くという意味で)してもらえるかという所。
この作品ではそういった感情のメリハリが少なかったように感じられた。
とにかく平坦な印象。
でも、死に怯え、それでも死んでいく兵士達の様子など戦争映画らしい一面はしっかりと描かれており、反戦のメッセージは伝わってきます。
戦争、というより人の死というものを軽々しく扱ってはいけないなぁ、と改めて感じます。
映画見た後バーゲン寄って帰ってきたら自転車無くなってました。
俺のチャリパクったやつ、死ねばいいのに。
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