これは筆者の実話です。
ただしヒロインは当時の彼女ではなく、キリ番ゲッターさんのユマちゃんに登場していただきました。と言いますのも、当時の彼女は19才(大学1年生)で、いろいろな意味でユマちゃんと符合することが多かったからです。
◇◇◇
僕は学生時代(21才頃)、サッカーの練習のない日には大好きな絵を描いていた。
どちらかと言うと風景画よりも、人物をデッサンや水彩で描くのが好きだった。
モデルは彼女のユマがその役目を演じてくれている。
その日のユマは白のコットンショーツだけ着用したセミヌードであった。
絵を描いているうちに、不埒な感情がムクムクと湧いて来ることもしばしばあった。
彫刻家のロダンは作品製作中に興奮しはじめるとモデルを押し倒したという話は結構有名である。
無名の画家の僕がそんな有名人を引合いに出すのはおこがましいが、男としてやることは結局同じであった。
当時大阪市内に実家のあった僕は、大学のある神戸市まで通学することは十分可能であった。
ところが1人暮しの願望もあって、バイトで自活することを条件に親を説得して、ようやく神戸市内にささやかながらワンルームを借りることができた。
部屋はリビングや洋室のある洒落たものではなく、和室一間にキッチン・風呂・トイレが付いているだけの実にシンプルなものだった。
そんな狭い部屋でユマを描き、そして愛し合った。
筆をおいてユマとキスをしていたら、何気にベランダが目が行った。
その日はベランダに洗濯物は干してなくて、ロープが1本、無機的に張られていた。
(おっ、これはいけるかも?)
僕は突然あるよからぬことを思いついた。
少し前に買ったSM雑誌の1カットが瞼に残像として残っていて、時折、脳裏をかすめるのであった。
それは女性が後手に縛られ、男に苛められている光景で、当時の好奇心旺盛な僕にすれば実に刺激的なシチュエーションであった。
思い立ったが吉日とばかりに、僕は早速行動に移した。
嫌がるユマをなだめすかしながら、見様見真似の縛り方で彼女を後手に縛ってしまった。
ユマは不安そうな目で僕を見つめている。
ショーツ1枚で横たわり、時折、身体をよじらせる仕草が何ともなまめかしい。
とても19才とは思えないほどのエロティックさが漂っている。
そんな不自由な状態のユマの身体に愛撫の嵐を見舞う。
あえぎ声がせまい部屋にとどろく。
(このままパンツを脱がせて、いつものように抱くと言うのも、何か芸がないな……。何か面白い方法はないかな?)
そんなことを考えていると、僕はふとキャンバスの横に置いてあるまだ使ってない『筆』に目に止まった。
(これは面白いかもしれない)
筆を手に取り、横たわっているユマのうなじをサラリと撫でてみた。
「きゃっ!」
くすぐったくて首をすぼめるユマに更に追い討ちを掛けてみる。
ユマが「ヒ~ヒ~」と悲鳴をあげたをよいことに、身体の隅々まで筆で責めてみようと思った。
時折、耐えきれず笑い出すこともあったが、感じる場所に触れると、切ない声に変化した。
執拗なまでに筆責めはつづく。
腰のくびれや臍の辺り、そして脇腹はくすぐったがるだけで、さほど性的効果がないことが分かった。
太股と背中はかなり感じるのか「あんあん」と喚き出す。
いよいよ大本命ともいえるクロッチの上に筆を移すことにした。
こんもりとした恥丘部分を撫でてみたが、さほど感じないようだ。
恥丘のやや下方にはわずかな窪みがあって、そこに筆を移動させた。
ユマは腰をビクリと反応させ、少しよじって逃げようとした。
「逃げちゃだめ~」
縦に凹んだくぼみの上をサラリサラリと羽根がかするように往復させてみる。
ユマの口から時々、「あっ……」とか「うぅ……」というような甘い声が漏れて来た。
クロッチにはほのかな染みが浮いている。
(クリトリスはこの辺りかな?)
筆先は窪みの少し上を探り始めた。
ショーツの上であっても、クリトリスを触られたら敏感に反応するはずだ。
よく観察すると豆粒ほどの大きさのプクリと膨れた部分があり、そこを目がけてスリスリを開始する。
ユマは魚が跳ねるようにピクリと腰をよじらせた。
風がそよぐ程度の軽いタッチであっても、執拗に擦ればますます染みは色濃さを増していく。
ユマの息遣いがかなり荒くなり、涙声に変わっているのが分かる。
「ああ、もうダメ!ねえ、早くぅ、お願い、もうダメ!早く!」
(そろそろ脱がそうかな?あまり焦らしても可哀想だし)
「ねえ、お願い!して……!」
ユマははっきりと意思を告げた。
おもむろにショーツを脱がせに掛かる。
ムッとするような甘ったるい女の香りが漂ってきた。
ユマはすでにびっしょり濡れていた。
絵の具を薄めることができるほどの量、と言っても決して誇張ではないだろう。
僕自身もかなり昂ぶっていて股間が痛いくらいに膨れあがっていたいたが、ショーツの上からだけにとどまらず、直接秘所を筆で苛めてみたい欲望が沸沸と燃えたぎっていた。
布越しではなく直接粘膜を刺激すればかなり効くはずだ。
筆先はユマの粘膜に触れた。
「ひゃあ~~~!ダメェ~~~!そんなことしちゃ私壊れちゃう~~~!いやあ~~~!ダメ~~~!」
サラリとした透明の愛液が、次第に粘り気を増し、色も半透明に変わっていた。
かなり感じているようだ。
手応えからも間違いないだろう。
もしかしたら隣の住人に聞こえるかも知れない。
僕だってかなり高ぶってきた。ちょっとやばい。
(うわあ~、もうダメだ!早く入れたい!)
ユマを仰向けにし、なりふり構わず、怒張したイチブツをググッと押し込んだ。
「くぅ~~~~~っ!す、すごいっ!!あああ~~~、いやぁ~~~~~っ!!」
男冥利に尽きるほどの歓声が狭い部屋に響きわたる。
僕はテクニックも何もなく、ただ本能的に腰を激しく振るだけ。
ユマも呼吸に合わせ、身体を波打たせる。
正常位からほかの体位に移行する気持ちの余裕などまったくない。
「あああ~~~!!いっちゃう!いっちゃう!あああああ~~~~!!」
「おお、おおおっ!僕ももう、おおお、もうダメだあ~~~!!うぐっ!!」
お互いがほぼ同時に昇り詰めてしまった。
たった1本の筆から始まり、ついにはユマを絶頂まで導くことができた。
男としての達成感が身体中にみなぎる。
20歳過ぎの未熟な僕としては、ちょっとした感動物語だ。
◇◇◇
君の部屋の引き出しに、絵画用の筆は眠っていないだろうか?
次に大好きな人と会うときに、一度使ってみたらどうだろうか?
おおっと、先っぽの硬い筆の場合は、あらかじめぬるま湯に浸してから使ってね。
絶対気持ちよいはずだから。
もしもこの話を読んで試した人がいたら、掲示板でぜひ感想を聞かせてね~!
完