プラシーボ効果:医者が処方した薬は偽の薬でも本物の薬と同じくらい効き目がある
お医者さんが処方した薬は、たとえ偽の薬でも本物の薬と同じくらい効き目があるんだそうです。
偽の薬がですよ?
お医者さんが患者さんに
「この薬は新薬で、今のあなたの症状にはとてもよく効きます」
といって、偽の薬を渡す実験がありました。
昔のことです。
現代では、おそらくこんな実験は認められてないと思います。
昔は「こんなことをしてもいいのか?」
と思うような実験が、たくさんあったんですね。
実際に今では禁止されている実験もあるみたいです。
この実験も、今やったら訴訟問題になりそうですね。
ところで実験の結果ですが、この偽薬が、本物の薬とほぼ同等の効果を上げたんだんだそうです。
しかも、副作用まで同じように・・・
「人間の思い込みの力」を思い知らされます。
これはバカになりません。
病は気からと言いますが、これも思い込みの力のことを言っています。
日常で当たり前に使われている言葉ですよね。
実際に経験したことがあるんじゃないでしょうか。
温かいコーヒーを飲むと体が温まると思っている人は、本当にコーヒーを飲んで温まります。
本当は、コーヒーは体を冷やすんですが。
コーヒーにはカフェインが入っているから、夜寝る前に飲むと、眠れなくなる。
でも、お茶なら大丈夫。
そう思って寝る前にお茶を飲んで寝る人もいます。
実際には、お茶にもカフェインは入ってます。
私自身は、いくらコーヒーを飲んでも眠れなくて困ることはありません。
私は「コーヒーを飲むと眠れない」
と思っていないからです。
「コーヒーを飲むと眠れない」
「コーヒーを飲んでも眠れる」
どちらかが思い込みだということです。
信じている方になると言ってもいいでしょう。
こうなると、どちらが本当なのかさえも分かりません。
どちらでもいいとさえ、思えてしまいます。
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