プライミング効果:先に受けた刺激があとの刺激に影響を及ぼすこと
先に受けた刺激があとの刺激に影響を及ぼす。
これをプライミング効果といいます。
さっきまで野球の話をしていて、プレーヤーという単語を聞いたら野球選手のことだと思いますよね。
話題は、あなたがお手洗いに立っている間に話題がカードゲームに変わっていたかもしれません。
こんな勘違いをしたときに、「プライミング効果があった」と言います。
「富士山」や「阿蘇山」の話をぼ~っと聞いていて、「田中さん」を「田中山」だと思ってしまうというのもプライミング効果です。
このプライミング効果、なんと長期間効果が持続するんです。
ちょっと前に聞いた話だけでなく、だいぶ前に聞いた話も、あとに聞いた話に影響すると言うことです。
例えば3ヶ月前に
「催眠は心のブレーキを外すのにいいらしいよ」
と、あなたが聞いているとします。
あなたは、そんな話があったことも忘れています。
そこで何かに書かれてある
「睡眠は心のブレーキを外すのにいい」
という記事を見て
「催眠は心のブレーキを外すのにいい」
と書かれていると勘違いすることがあります。
過去の刺激に今の刺激が影響を受けて、勘違いしてしまったんですね。
信頼の置ける人から教えられた情報を、無条件に信じてしまう。
これも、過去にその人から信頼できる情報をもらえたことがあったから、つまりプライミング効果ですね。
【全記事一覧】