コンコルド効果:損することがわかっていても途中でやめられない心理
コンコルド効果というのがあります。
昔イギリスとフランスの共同開発した旅客機でコンコルドというのがありました。
ロンドンパリ間で運行していた旅客機です。
なんとマッハ2のスピードで飛んでいました。
戦闘機並みです。
残念ながら、今はもう飛んでいません。
採算が合わなかったんです。
採算が合わなかったことは、開発の時点でわかっていたそうです。
それでも、これまで投資してきた莫大な予算を考えると、途中でやめることはできませんでした。
損することがわかっていても、それまでの投資がもったいなくて途中でやめられない心理を、コンコルド効果といいます。
コンコルドの失敗からとった名称です。
コレクター向けの本がありますよね。
毎回おまけが付いていて、それを集めていくようになっている本です。
「伝説のフェラーリ」とか「戦艦大和」とか・・・
コレクションは女の人よりも男の人のほうが好きですから、内容も男の人向けのものが多いようです。
これまもコンコルド効果を狙った商品です。
創刊号は安くしておいて、一つ目を買ってしまったら、二つ目も買ってしまいたくなる効果を期待しています。
あなたにも心当たりがあるんじゃないですか?
最初はアーティストが好きで毎回買っていたCD。
今はそれほどじゃないけれど、新しいのが出たら何となく買ってしまう、みたいなやつ。
コンコルド効果ですね。
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