リフレーミング:見方、感じ方、心の状態を変えること
コップに入った水を半分飲んで「もう半分しかない」と言う人もいれば「まだ半分も残ってる」という人もいます。
残っている水の量が多く感じるのも少なく感じるのも、それは人によります。
これまでに何リットルもの水を飲んで、お腹がパンパンの人にとって、コップ半分の水は「まだ半分もある」でしょうし、砂漠の中をさまよって、喉がカラカラになっている人にとっては「もう半分しかない」でしょう。(砂漠をさまよって喉がカラカラの人がコップの水を半分のこすとは思えませんが・・・)
見ているものは同じコップ半分の水でも、それを見ている人の見方によって「まだ・・・」にもなるし「もう・・・」にもなる。
雨が降っていて憂鬱な気分になることもありますし、夏の暑い日の午後の雨は、爽やかさを運んできます。
シチュエーションによって、雨がイヤだったりイヤじゃなかったりするんです。
雨の後は晴れる
とか
雨降って地固まる
とか
雨の後の虹が楽しみだね
とか。
こういうのをリフレーミングといいます。
フレームを変えるんです。
写真を想像してもらえれば分かりやすいと思います。
目の前に広がる風景の、どの部分を切り取るかで、できあがった写真の印象は全く違ったものになります。
今目の前にある状況も同じです。
この状況のどの部分を切り取るかで、心の感じ方も変わってきます。
リフレーミングは、見方、感じ方、心の状態を変えるんです。
失敗をしたときに、その失敗を悔やんで、ただ落ち込むこともできれば、その失敗から何を学べるか、次はどうすればいいかを考えて、やる気を出すこともできます。
ただ落ち込むよりも、やる気を出す方がいいでしょぅ?
何かイヤなことがあったときに、そのイヤなことをどう捉えるか。
それがあなたが落ち込むか元気になるかの分かれ道なんです。
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