21世紀枠｜第94回センバツ高校野球

　文武両道で年間100人以上が国公立大学へ進学する。野球部は「人間力野球」をテーマに、2021年夏の南北海道大会で4強。室内練習場がないため、冬は駐輪場を防風ビニールなどで囲い練習場所を確保している。元プロ投手で日本ハムなどに在籍した有倉雅史監督が率いる。

・候補校選出、喜びの声

　地元は豪雪地帯で過疎化、少子高齢化が進む。来年度から全学年1クラスとなる予定の小規模校だが、「山村教育留学制度」を導入して全国から生徒を受け入れ、地元と交流を深めている。町管理の球場やバスを借用して練習試合や遠征を行うなど、全町民をあげて応援されている。

・候補校選出、喜びの声

　創立124年の男子校で、昨年度の野球部卒業生13人中6人が国公立大学に現役合格した進学校。文武両道の実践のため練習時間は平日2時間程度だが、練習、グループ、バッテリーの三つの野球ノートを基に練習メニューを作成するなど工夫を凝らした取り組みをしている。

・候補校選出、喜びの声

　松阪牛の管理実習や測量士資格取得の補習で部員全員がそろうのは土曜、日曜のみ。グラウンドも他部と共用のハンディを個人とグループの練習で乗り切る。公式戦にあたる地区予選の運営補助に全部員が協力する。部員の多くが卒業後、自治体職員や農協に就職し地域を盛り上げる。

・候補校選出、喜びの声

　2018年の豪雪時には部員が雪かきで生活道路を確保するなど地域に大きく貢献した。髪形の自由化や個人任せのウオーミングアップなど個性を尊重している。19年夏の福井大会で決勝に進み、役場にパブリックビューイング会場が設置され、人口約2万人の町を大いに盛り上げた。

・候補校選出、喜びの声

　積雪量世界一の記録がある伊吹山のふもとに位置し、積雪時には小学校の通学路を中心に除雪作業を行うなど地域に愛される野球部を目指している。試合では全力疾走を徹底し、少年野球教室への会場提供や積極的な部員の派遣で野球人口の拡大と普及に尽力している。

・候補校選出、喜びの声

　倉吉産と倉吉工が統合し2003年に開校。地元の産業界に貢献できる生徒を育成するため、資格や検定に積極的に挑戦している。部員はOBと協力し手作りのスコアボードを設置するなど練習環境を整備。地元の幼稚園と継続的に野球交流を行い、少年野球大会の運営にも参加する。

・候補校選出、喜びの声

　県トップクラスの進学校で、部員も国立大に現役合格するなど高い進学実績を誇る。選手は13人と少ないが、動画撮影や月1回の測定会の数値で動きを可視化し、モチベーション向上につなげる。「怪童」と呼ばれ、プロ野球・西鉄（現西武）で本塁打王に輝いた中西太さんの母校。

・候補校選出、喜びの声

　県内屈指の進学校で、部員は九州大などに合格。平日2時間の練習はローテーションで効率を考え、冬は食育指導など生活の充実につながるメニューを取り入れる。2021年春の県大会で優勝し、夏の大分大会は準優勝。20年以上前から土日や休日の練習前に地域の清掃活動を行う。

・候補校選出、喜びの声