都市対抗野球2024

打力の高さ目立った大会　投手力際立った三菱重工East　都市対抗

　第95回都市対抗野球大会（毎日新聞社、日本野球連盟主催）は30日の決勝で横浜市・三菱重工Eastが仙台市・JR東日本東北に勝ち、初優勝を果たした。大会の防御率は3・48で、金属バットから木製バットに変わった第73回大会（2002年）以降では最も高くなった。　防御率2点台などの「投高打低」の傾向が長

都市対抗野球　10年連続出場の選手を表彰

　第95回都市対抗野球大会では、10年連続出場の選手が大会本部から表彰された。表彰された選手は次の通り。　野中祐也内野手（32）＝小山市・栃木市・エイジェック（日立製作所から補強）▽木南了捕手（32）、大谷昇吾内野手（31）、手銭竜汰外野手（32）＝以上さいたま市・日本通運▽九谷青孝投手（34）、矢

第９５回都市対抗野球

三菱重East、頂点　スタンド歓喜の渦　／神奈川

　第95回都市対抗野球大会最終日の30日、西関東第1代表で2年連続14回目出場の三菱重工East（横浜市）が決勝に臨んだ。東北第1代表のJR東日本東北（仙台市）を3―1で降し、悲願の初優勝を果たした。三菱重工グループのチーム再編統合から4年目の快挙で、予選を通じて負けなしの8連勝で頂点を極めた。埋め

第９５回都市対抗野球

三菱重East、頂点　監督の話　／神奈川

　◇ふさわしいチーム　佐伯功監督　この選手たちに日本一になってほしかったので最高にうれしい。日本一にふさわしいまとまりあるチームになった。再編統合4年目。皆さんの積み上げた歴史を引き継ぎ、やってきた。日本一を届けられて良かった。

第９５回都市対抗野球

JR東北、充実の準V　今季スローガン　「勇往まい進」体現　／宮城

　第95回都市対抗野球大会最終日の30日、東京ドームで決勝が行われ、東北地区第1代表で4年連続30回目出場の仙台市・JR東日本東北は西関東地区第1代表の横浜市・三菱重工Eastに1－3で敗れ、準優勝となった。2006年（第77回大会）の秋田県にかほ市・TDK以来、東北勢として18年ぶりの優勝は果たせ

東北愛にあふれた目利き　JR東日本東北・西村監督　都市対抗準優勝

　第95回都市対抗野球大会は30日、東京ドームで決勝があり、仙台市・JR東日本東北は横浜市・三菱重工Eastに1―3で敗れ、惜しくも頂点に届かなかった。だが、仙台市を率いた西村亮監督（50）は、東北と野球への愛情にあふれている。　静岡県出身の若者が入社とともに仙台に移り住んで四半世紀あまり。気づけば

JR東日本東北・西村監督「胸張って仙台に」　都市対抗

　第95回都市対抗野球大会は最終第12日の30日、東京ドームで決勝があり、仙台市・JR東日本東北（東北第1代表）は横浜市・三菱重工East（西関東第1代表）に1―3で敗れ初優勝には届かなかった。仙台市・西村亮監督の試合後の主なコメントは次の通り。　◇仙台市・西村亮監督　力は出し切った。選手たちには胸

初Vの三菱重工East監督「今日は主将のビッグバースデー」　都市対抗

　第95回都市対抗野球大会は最終日の30日、東京ドームで決勝があり、横浜市・三菱重工Eastが仙台市・JR東日本東北を3―1で破り、初優勝を果たした。横浜市の佐伯功監督の試合後の主なコメントは次の通り。　◇横浜市・佐伯功監督　この選手たちに日本一になってほしかったのでうれしい。野球部が再編されて、皆

JR東日本東北のルーキー・浦林祐佑が全試合安打　都市対抗

　◇第95回都市対抗野球大会決勝（30日・東京ドーム）　◇○横浜市・三菱重工East3―1仙台市・JR東日本東北●　◇浦林祐佑内野手（22）＝仙台市・JR東日本東北　強力な相手投手陣に対し、仙台市のルーキーが果敢に立ち向かった。　試合開始直後のことだ。先頭打者で打席に入った1番・浦林祐佑は、横浜市の

「森内……」から13年　新たな歴史紡いだJR東東北　都市対抗

　◇第95回都市対抗野球大会決勝（30日・東京ドーム）　◇○横浜市・三菱重工East3―1仙台市・JR東日本東北●　あと一歩、届かなかった。それでも「個」の力に頼ることなく、全員が役割を果たしきる野球で、仙台市・JR東日本東北が新たな歴史を紡いだ。　都市対抗の過去最高成績は、東日本大震災の発生で京セ

応援団コンクール最優秀賞はENEOS　郷土色に高評価　都市対抗野球

　都市対抗野球の第59回応援団コンクールで、ENEOS（横浜市）が最優秀賞に輝いた。横浜の港町をイメージしたマリンルックでのパフォーマンスなどが郷土色があると評価された。　大会に出場した32チームの1回戦16試合を審査の対象とした。沖縄電力（沖縄県浦添市）が優秀賞、北海道ガス（札幌市）が敢闘賞、明治

三菱East・矢野が復活のバースデー弾　2打席連発　都市対抗

　◇第95回都市対抗野球大会決勝（30日・東京ドーム）　◇〇横浜市・三菱重工East3―1仙台市・JR東日本東北●　◇矢野幸耶内野手（30）＝横浜市・三菱重工East　初優勝の懸かった大一番で、節目の日を迎えた横浜市の主将が強烈なインパクトを残した。この日、30歳の誕生日を迎えた矢野幸耶が、先頭打者

若獅子賞、17年ぶりに該当者なし　2007年以来　都市対抗

　第95回都市対抗野球大会は30日、東京ドームで決勝が行われ、12日間の熱戦が幕を閉じた。　新人賞に当たる「若獅子賞」は、第78回大会（2007年）以来17年ぶりに該当者がなかった。若獅子賞は活躍が著しい新人選手（高卒は2年目まで）に贈られる。

橋戸賞は三菱重工Eastの本間　1回戦で完封勝利　都市対抗

　第95回都市対抗野球大会は最終第12日の30日、東京ドームで決勝があり、横浜市・三菱重工Eastが仙台市・JR東日本東北に勝ち、初優勝を果たした。　橋戸賞（最優秀選手賞）は横浜市の本間大暉投手が輝いた。1回戦で完封勝利を挙げるなど先発、救援で投手陣をけん引し、優勝の原動力となった。久慈賞（敢闘賞）

「チーム」になった強力な「個」　三菱重工East　都市対抗初制覇

　強力な「個」が、4年目にしてチームとして成熟した。「このチームなら優勝できる」とスタッフも選手も確信を口にしてきた横浜市・三菱重工Eastが、都市対抗初優勝という最高の形でそれを証明した。　「自分が悪い時には他の選手が打ってくれる。誰かが悪くても誰かがカバーできるのが今のチームの強み」　そう話して

独自のゴール設定と覚悟で頂点に　三菱East・佐伯監督　都市対抗

　第95回都市対抗野球大会は30日、東京ドームで決勝があり、横浜市・三菱重工Eastが仙台市・JR東日本東北に勝ち、初優勝を果たした。横浜市を率いた佐伯功監督（49）には、独自のゴール設定と覚悟がある。　逆算して物事を進めるのはよくあることだが、この人の場合はゴールの設定が特殊だ。「年始に都市対抗で

大雨被害、「山形の仲間の分も応援」　JR東日本東北　都市対抗

　30日に東京ドームで行われた第95回都市対抗野球大会の決勝は、初優勝を目指すチーム同士の対決となった。歴史的瞬間を見守ろうとスタンドに駆け付けた人たちには、グラウンドの選手らに特別な思いを託す人もいた。　「仙台鉄道管理局」の野球部として1919年に創部されて以来、30回目の都市対抗出場にして初めて

三菱重工Eastが初優勝　JR東日本東北降す　都市対抗決勝

　第95回都市対抗野球大会は最終第12日の30日、東京ドームで決勝があり、横浜市・三菱重工East（西関東第1代表）が仙台市・JR東日本東北（東北第1代表）に3―1で勝ち、初優勝を果たした。両者とも初の決勝進出だった。　神奈川県勢の優勝は第93回大会（2022年）の横浜市・ENEOS以来。仙台市は、

三菱重工Eastの主将・矢野、復活　2打席連続HR　都市対抗野球

　◇第95回都市対抗野球大会決勝（30日・東京ドーム）　◇仙台市・JR東日本東北―横浜市・三菱重工East　準決勝までノーヒットと苦しんでいた横浜市・三菱重工Eastの1番・矢野幸耶が先頭打者本塁打からの2打席連続弾に加え、3打席目も適時打と息を吹き返した。　一回の第1打席は4球目の内角を捉えて先制

さすが名捕手　古田敦也さん、始球式でストライク　都市対抗野球決勝

　第95回都市対抗野球大会決勝が30日、東京ドームで行われた。豊田市・トヨタ自動車の捕手として都市対抗にも出場したプロ野球・ヤクルト元監督の古田敦也さん（58）が始球式に登場し、キャッチャーミットを手に見事にストライク投球を披露した。　トヨタ自動車時代の23番のユニホーム姿でマウンドに上がった古田さ