基本情報 §
- 確認年月日: 2009年7月9~11日
- 状態: コンクリート板暗渠 (下記地図A~G間。ただし前後の短い距離を除く)
- 種別: 神田川支流跡
- 名称の由来: 水源が存在したと想定される神社の名前より仮称として命名
位置 §
A点の写真 §
A点を東方より撮影。
G点の写真 §
G点を西方より撮影。写真の背後が貴船神社です。
貴船神社について §
17.貴船神社より
境内に「御手洗の池」と呼ばれる池があり,わき出ている水はどんな干天のときにも枯渇したことがなかったといわれ,「和泉」という村名もこれにちなんでいるといわれています。
江戸時代から和泉熊野神社の境外末社で,創建は社伝では文永年間(1264~75)となっていますが,詳しいことは分かっていません。山城国貴船神社を農作雨の神として勧請したと伝えられています。
祭神は「たかおかみ神」で,この神は山または川にいる雨水をつかさどる竜神で,雨乞い,止雨に霊力があるといわれています。
例祭日は5月5日です。
全住宅案内地図帳 杉並区版 昭和44年度版 §
「全住宅案内地図帳 杉並区版 昭和44年度版」では以下のように水路が掲載されており、現在残存するコンクリート板暗渠と西側の経路が一致しない他、貴船神社にもつながっていません。理由は不明です。神田川との合流点から途中までは同じ経路を描いていると思われます。水路の経路には色を付けてあります。また個人名はモザイク処理を行っています。
備考 §
A点の脇にあるのは神田川に掛かる番屋橋です。
地図H点は貴船神社です。G点~H点間は水路の痕跡がありませんが、推定としてラインを結んであります。
A点より短い距離は鉄板等により段差にスロープを付けています。G点よりF点に向かって短い距離はコンクリート板暗渠ではなく新規に埋め立てられた砂利道です。
A点~G点間は、奥に入ると民家の裏庭も同然で、張り出した木々の枝や物などがあり、奥に進むことが困難です。
東京電力の駒沢線とF点付近で交差しています。また貴船神社北方には駒沢線の85号鉄塔もあります。
G点より更に西に水路が続く可能性については神田川・和泉3丁目49番地支流跡 (仮称)として別途まとめています。
変更履歴 §