基本情報 §
- 確認年月日: 2008年7月22日
- 状態: コンクリート板暗渠
- 種別: 北沢川支流跡と推定されるが、明確ではない
- 名称の由来: 開始点と推定される位置の住所から仮称として命名
位置 §
A点よりそれほど奥へは入れないが、甲州街道側にまわれば天理教高井戸分教会の手前の駐車場部分よりB点付近を見ることはできる。(ただし、勝手に駐車場に入ることはお勧めではない)
C点はL字型の建物に突き当たっており、そこが水源であるのか、それとも建物によって水路跡の一部が潰されたのかは明確ではない。
A点 §
A点よりB点方面撮影。
備考 §
どこから来てどこへ行くのか、古い地図や航空写真を見ても良く分からない謎の水路。地形の関係上、北沢川の支流の1つと考えるのが妥当と思えるが、それにしては甲州街道に近い位置まで伸びている。神田川と北沢川に挟まれた台地の稜線(最頂部)はおおむね甲州街道のやや南側にあると思われるが、その最頂部を超えて北に延びているようにも見える。あくまで可能性として、北沢川に玉川上水の水を引くために使用された水路の一部という解釈があり得るかも知れないが、それを裏付ける根拠は今のところ無い。
なお、A点より先が明確ではない理由は、ここが杉並区と世田谷区の境界線であり、両区では水路を扱う政策に明確な差が見られることに原因があると思われる。つまり、1つの水路であっても、処理方法が同じではないため、杉並区側では明確な水路跡が残るにも関わらず、世田谷区側には残っていない可能性が考えられる。あるいは、A点より先は少数を民家を経てその先はほとんど鉄道用地(現在は住宅展示場に転用されているが)であり、その関係で別の処理が行われた可能性も考えられる。
変更履歴 §