謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の極上生徒会の感想。
サブタイトル §
第15話 私が此処にいる理由
あらすじ §
銀河久遠は、実は神宮司奏の秘密を探るために送り込まれたスパイでした。
成果を急かされた久遠は、神宮司奏の部屋に入り込み、それを矩継琴葉はとがめます。
銀河久遠は逃亡し、正体がばれたと思います。
しかし、神宮司奏や金城奈々穂は久遠の正体を知った上で、彼女が解放されるために極上生徒会に来る必要があると考えて、彼女を極上に入れたのでした。
矩継琴葉は神宮司家に仕える者として、あくまで久遠を敵として排除しようとします。しかし、神宮司奏は久遠を再び迎え入れます。
金城奈々穂は、久遠を敵としないよう矩継琴葉を説得します。
そして、蘭堂りのと、桂みなもを矩継琴葉の隠密の仕事のお手伝いとして付けます。二人は何を勘違いしたのか忍者服を用意してきます。
今回の名台詞 §
琴葉「今私が引いたとしても、いつか終わりが来ます」
奈々穂「だから、ぎりぎりまで楽しむんだ。琴葉、おまえも楽しめ。宮神学園はそういう場所だ」
これは凄い台詞ですね。本来、中高生が語るような台詞ではありません。普通なら、未来ある若者が、このように未来の破滅を悟りきったような台詞を言いません。
宮神学園、あるいは、極上生徒会は、ぎりぎりの危ういバランスに依存する一種のパラダイス、あるいは聖域(サンクチュアリ)、あるいは避難所(シェルター)でしょうか。
感想 §
金持ちのボンボンが原子力空母でナンパしに来ると、青春砲をぶっ放して撃退するお馬鹿なアニメ、というフェイクの第1印象が徐々にめくれて、ヤバい本性が見え始めた感じですね。もちろん、まだまだ終着点ではありません。ぷっちゃんという存在によって隠蔽された蘭堂りのの隠された部分が、おそらくはこの物語と極上生徒会という組織の先行きに大きな影響を与えるのでしょう。
それはさておき、次から次へと、救いが必要とされるキャラが出てきますね。久遠の問題の決着が付くのと平行して、極上生徒会と神宮司家に引き裂かれる矩継琴葉という別の問題が出てきます。それは、極上生徒会が一枚岩でなど無いということを示すと同時に、彼女らが救われることで真に団結した仲間になれる可能性を連想させます。