謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の修羅の刻の感想。
サブタイトル §
第20話 「示現流の刺客」
あらすじ §
大政奉還を成し遂げた龍馬は、世界に乗り出すという自分の夢に向かって動き始めます。
しかし、武力で幕府を潰そうとしていた薩摩人の中には、大政奉還にメンツを潰されたと感じた者もいました。
薩摩の人斬り半次郎は、龍馬を斬るために薩摩藩邸を出ようとしますが、それを察知した出海はそれを待ちかまえていました。
すれ違いざまに出海を斬ろうとする半次郎。
そして、出海と半次郎の戦いが始まります。
感想 §
今回、感想を書こうと思った理由は、ずばり「闇」。
まず、夜の京都の町並みで、地面は明るいのに屋根は暗い描写。これがグッと来ましたね。現代の東京ならいざしらず、あの当時の町並みで、屋根が明るく見える理由はどこにも無いでしょうね。建物の内部には明かりが入っていて、それが外に漏れて道も明るく見えるかもしれません。しかし、その光が屋根に回り込む経路はありません。光はひさしに遮られてしまうでしょうね。
そして、クライマックスで半次郎と向き合う出海の顔。顔のかなりの部分が影になっている描写が良いですね。顔のかなりの部分が闇に落ちていても、きっちり表情が描かれています。
以前、Samurai Deeper KYOの感想でも闇の描写に言及したことがあるような気がしますが、時代アニメにあって闇は1つの見せ場であるかもしれません。
今回の一言 §
人斬り半次郎とは中村半次郎、後の桐野利秋……。そうか桐野利秋なのですね。
って、実は桐野利秋という名前は覚えていましたが、どんな人物だったか忘れていました。しかしちょっと調べて思い出しました。西南戦争の関係者ですね。主に、司馬遼太郎の「翔ぶが如く」の登場人物という印象が強い人ですね。なぜか、「翔ぶが如く」は全部読んでいます。