今回のジェイ。
とうとう最終回でした。この終わり方はとても素晴らしいし、こうして振り返ると、とても良い作品だったと思います。
こういう良い作品が存在することは、まだまだ深夜アニメも捨てたものではないということですね。
思い出に残ると思います。
さて、内容ですが。
下手な芝居でダイスケを助けるエジムンドの渋さが良いですね。
戒厳令下の街で、退去を拒否するクレア。男と男の約束は命を掛けても守る、という言い方が格好良いではありませんか。そして、装甲車相手にマフィアが戦争を仕掛けます。
一方、兄のところに向かうダイスケは、センサーに目つぶしして警備兵をかわして行きます。けして殺したりしないのが良いですね。
ダイスケのピンチに丁度良く現れるジェイ、そしてボマ。この二人が揃うと格好良いですね。
銃弾を補充しようとケースを開くともう弾がないのに気付いて驚く執事とクレア。自信たっぷりのクレアでも、こんな顔をすることがあるのかと思いました。そこが可愛いところですね。
銃を撃ちまくっているマフィアの後ろでギターを弾いている男。料理してる男。水商売の女に「何やってるの」とどやされるエジムンド。こういう、お祭り騒ぎのような雰囲気が、何とも言えなく良いではありませんか。この雰囲気は、なかなか出せるものではありません。
「むかつくぜ、おまえ」という台詞を思い出させることで、ジェイを正気に戻すダイスケ。台詞の内容と裏腹に、実に好意に満ちた喜びの台詞ですね。こんな演出ができるのは、なかなか凄いことだと思います。
クレアのピンチに到着するキョウコの祖父の装甲車。すべてはこのシーンのための伏線だったのですね。シリーズ初期に、なぜ元軍人のエピソードがあるのかと思ったら、最後の最後で、ちゃんとそれが生きていますね。この構成力の確かさは立派です。とても、嬉しく思いながら見ていましたよ。
と~のは、こんな素敵な作品を作ってくれるスタッフの皆さんを応援しています。
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