中国の2024年の国内総生産(GDP)は前年比5%増で、初めて130兆元を突破した。中国は経済・社会発展の主な目標を順調に達成した。
「5%」は、量の合理的な拡大を示す
「5%」は高い基準値を土台とした高い伸び率だ。世界2位のエコノミーによる5%前後の成長、その規模は中等エコノミーの年間GDPに相当する。伸び率の背後の量の拡大を見ると、20年以降には続いで100兆元、110兆元、120兆元、130兆元という新ステップに上がり、中国経済の規模は堅実に拡大してきた。
これは世界の比較的高い成長率を支えた。国際通貨基金(IMF)は、24年の世界経済の成長率を3.2%と予測した。うち先進エコノミーは1.8%、新興市場及び発展途上国は4.2%増。世界経済成長への中国の寄与率は約30%で、引き続き世界経済の重要な安定装置及び動力源となった。
「5%」は、質の効果的な向上を反映
原動力の切り替えを見ると、中国は革新により自国に適した形で新たな質の生産力を発展させている。
世界最速の高速列車「CR450」の試作品が発表され、営業時速は400キロにのぼる。2隻目の国産大型クルーズ船の全船が貫通し、1隻目より2カ月余り短縮された。青海羊曲水力発電所がフル稼働・発電を開始し、「1滴の水で11回発電」を実現した。ハイテク製造業が先陣を切り、新エネ車の年間生産量が初めて1000万台を突破し、低空経済などの新興産業がすくすくと成長。中国経済はモデル転換を加速し、イノベーションのエンジンが力強く動いている。
経済モデル転換を見ると、中国経済はグリーン化に向かっている。グリーンで低炭素な発展が、人々の心に深く根ざしている。
西北の辺境にある塔克拉瑪干(タクラマカン)砂漠は、全長3046キロのグリーンな「スカーフ」を巻いた。渤海沖で、世界最高出力等級の浮体式洋上風力発電機の据付が成功した。1回転で1世帯の2−4日分の電力を提供する。24年通年のエネルギー消費強度は3%超低下し、再生可能エネルギーの発電設備容量に占める割合は50%を超える見込みだ。国際的な競争力を持つ新エネ全産業チェーン体系が完成し、中国経済のグリーンな特色がさらに鮮明になる。
質の高い発展という最重要任務をしっかり握りしめ、中国経済は圧力に耐え、規模を拡大し、質を高める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月13日
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