11日付米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、「ハリウッドは必要か? 中国産アニメが興行収入の記録を更新」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。
「哪吒之魔童閙海」(以下「哪吒2」)は中国の神話を原作とするアニメ映画で、上映開始から2週間内に興行収入が10億ドルを超え、中国で興行収入トップの映画になった。ハリウッド映画以外の10億ドル超えは初。
「哪吒2」の成功は中国のエンタメ業界が、西側の会社に中国民間の伝説に基づく映画を制作してもらうのではなく、自分たちのストーリーを語っていることを示した。
「哪吒2」の人気は、古典的なストーリーと人物の現代的な解釈によるもので、若い観客の共鳴を起こした。北米に次ぐ世界2位の映画市場である中国の観客はかつて、ハリウッド映画の主な収入源だったが、今や状況は変わった。中国の昨年の映画興行収入トップ10に唯一入ったのは「ゴジラxコング 新たなる帝国」で、しかも9位に留まった。2023年は米国から1作品もトップ10に入らなかった。中国のメディア関係者は、中国がハリウッドにアニメ映画に憧れ、驚嘆する時代は終わったと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月13日
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