中国商務部の何咏前報道官は13日、「米国側による2月1日の一方的な追加関税発表は、世界貿易機関(WTO)ルールに違反している。中国側は4日、WTO紛争解決メカニズムに提訴した。今後はWTOルール及び手続きに基づき本件を処理する」と述べた。
何氏は同日開かれた商務部定例会見で、米国の鉄鋼及びアルミニウムに対する25%の追加関税に関する記者からの質問に、「中国側は、米政府が米国東部時間10日夜、鉄鋼及びアルミニウムの関税の調整を発表し、世界の貿易パートナーに対する鉄鋼及びアルミニウムの232条関税を再開し、アルミニウムの関税をさらに引き上げたことに注意している」と述べた。
何氏はさらに、「WTOの専門家チームは事実上、2022年の段階で米国の232条関税がWTOルールに違反すると判断したが、米国側は従来の232条関税を維持し、さらにアルミニウムの関税を引き上げた。各国の権益を著しく損ね、ルールの順守を基礎とする多国間貿易体制を大きく破壊し、世界のサプライチェーンに衝撃を及ぼした」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月14日
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