適量のチョコレートを摂取することは、健康維持に有益であることは、これまでの研究でも明らかになっていた。このほど韓国の最新研究から、中年の人が日常的にチョコレートを食べることで、聴力衰退を予防する効果があることも判明した。
ソウル大学病院の研究チームは、2012年から2013年までの「韓国国家健康・栄養調査」から、40歳から64歳までの3575人の情報を研究対象として選び、分析を進めた。調査対象となった男女は、全員、健康診断や問診、聴力検査、耳鳴り検査、栄養状況検査を受けた。研究チームの分析から、チョコレートを食べない被験者のうち聴力が衰えるトラブルを抱えていた人の割合は36%だったが、日常的にチョコレートを食べていた被験者の場合、この割合は26.8%だったことが判明した。研究チームは、「カカオに含まれる抗酸化作用のあるポリフェノールが、聴力の維持に有効である可能性がある」との見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年4月19日