広河隆一氏に関する報道について
週刊文春に昨日、広河隆一氏によって性被害にあった方々の告発に関わる記事が掲載されました。
国際的な人権にかかわるフォトジャーナリストとして著名な広河氏の今回の報道内容は
極めてショッキングな内容であり、報道内容が事実であれば深刻な女性に対する人権侵害
であると考えます。
同氏は「心からお詫び」し、デイズジャパン代表取締役等の職務を解任されたと発表しています。
当団体は、過去に広河氏を講師に迎えた講演会開催、広河氏の写真提供による展示会の開催等を行った経緯があり、
知らなかったとはいえ大変残念に感じております。
性暴力は許されるものではなく、ヒューマンライツ・ナウは、#MeTooをサポートし、
今後も勇気を出して声をあげた人々に寄り添う活動を展開してまいります。
そして、女性が性的に搾取されることなく、夢を実現できる社会の実現に向けて
これからも力を尽くしていきたいと思います。
※ なお、ヒューマンライツ・ナウ関係者は被害者の一部の方から記事が掲載される直前に、告発に関わる相談を受けていました。
性被害の告発は、報道直後に二次被害が発生することが多々あり、告発をされた当事者に社会的名声がある場合、その業績を強調して匿名で名乗り出た被害者の信ぴょう性を疑問視したり、被害者を傷つけることがあります。
そうした材料を提供するのは適切ではないと判断し、同氏に関する記載を非表示にする扱いを取りました。
今後の対応については団体内で協議のうえ決定いたします。
ヒューマンライツ・ナウ事務局長 伊藤和子
注)本件記述についていくつかお問い合わせをいただきましたので、意味を明確にするため、12月28日付で下記のとおり修正いたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。
5行目 写真提供を展示会→写真提供による展示会
12行目 事前に→記事が掲載される直前に
16行目 今後の取り扱い→今後の対応