旧優生保護法に基づく不妊手術を巡って被害者の男性が国を訴えている裁判の判決が30日午後、東京地裁で言い渡されます。判決を前に男性は「思いが伝わってほしい」と話しています。

 北三郎さん(仮名・77)は14歳のころに不妊手術を強制されました。事実を妻に打ち明けることができたのは、7年前に妻が病気で亡くなる前日でした。
 北三郎さん:「今までだましていてすまない。私はもう(妻の)手握って泣きました。どんな生き方をしてきたか、国が向き合って下さることを祈っている」
 北さんは国に対し、3000万円の賠償などを求めています。強制不妊手術を巡る裁判の判決は去年5月の仙台地裁に続いて2例目で、旧優生保護法が憲法に違反しているかや「不法行為から20年を過ぎると賠償請求権は消滅する」という民法の規定が適用されるかが争点となっています。判決は今月30日午後に東京地裁で言い渡されます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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