台風10号 勢力衰えるも動き遅く雨風の影響長引くか(2024年8月30日)

 台風10号は、29日午前8時ごろ、鹿児島県薩摩川内市付近に上陸して、この時間は大分県内をゆっくりと北東に進んでいます。

 台風は、31日にかけて四国方面に進み、来月1日には紀伊半島を中心としたエリアで動きが遅くなりそうです。

 台風は、すでに風速25メートル以上の暴風域はなくなり、勢力が衰え始めていますが、動きが遅いため、この後も雨や風の影響が長引きそうです。

 台風の進路に近い地域を中心に雨や風が強まり、台風から離れた地域でも発達した雨雲が流れ込んで局地的に大雨となる恐れがあります。

 今月30日も、九州北部、四国、東海で線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。

 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。

 沿岸部では高波に、満潮時刻の前後は高潮にも警戒して下さい。

 台風は、来月2日までに熱帯低気圧に変わる予想ですが、湿った空気を大量に運んでくるため広い範囲で大雨に警戒が必要です。

 最新の情報を確認し、台風から遠い地域でも早めに大雨の備えを行いましょう。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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