過激なラブシーンが解禁/映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』予告編

レイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスの大胆なラブシーンが大きな話題となった本作。この度、予告では過激すぎて使用することができなかったWレイチェルが体当たりで挑んだラブシーンの一部を解禁。解禁するのは、信仰と愛の間で葛藤するエスティを、ロニートが監視が続く閉鎖的なコミュニティからロンドン中心部へと連れ出し、二人だけの世界で抱き合うシーン。

ロニートとエスティが生まれ育った超正統派ユダヤ・コミュニティでは、同性の恋愛は男性も女性も認められていない。ユダヤ教の律法学者だったロニートの父に知られ、一度は引き裂かれた二人が、離れていた時間を取り戻すように、お互いを求め合う様子が描かれている。途中、ロニートがエスティのカツラをとるシーンがあるが、超正統派ユダヤ・コミュニティでは女性は髪を剃り、カツラをつけなければならないという決まりがあり、エスティは普段はカツラを着用している。そんなエスティを縛っていた信仰という鎧をロニートが剥がすことによって、エスティは偽りの自分を捨て、初めて「本当の自分」を取り戻すことができた。

ロニートを演じたワイズは「今回このセックスシーンは絶対に必要だった。特にエスティが感じた大きなエクスタシーは、彼女にとって精神的な解放でもあった。あれは自由を表していたの」、エスティを演じたマクアダムスも「エスティの心を開くために、彼女を解放させることが必要だった。あのシーンでは、(男性との)他のセックシーンではまったく感じたことのなかったエネルギーを感じた。とても最高だった。」と語る。

本作は、フェミニズム文学の新たな旗手、気鋭のイギリス人女性作家ナオミ・オルダーマンの自伝的デビュー作に出会ったレイチェル・ワイズが、プロデューサーとして企画段階から深く入り込んだ自信作。そして、ワイズがその才能に惚れ込んで監督を依頼したのが、『ナチュラルウーマン』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞して世界的な評価を高めたセバスティアン・レリオ。葛藤して揺れ動く二人を切なく、時に大胆に映し出している。また、『女王陛下のお気に入り』『ルーム』のプロデューサーや『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞した撮影監督など、ワイズが絶大な信頼を寄せる強力な布陣がその脇を固めている。タブーのない現代社会とは隔絶された、女性に自由のない世界に抗う二人を、実力派女優のレイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスのWレイチェルが繊細かつ体当たりの演技で挑んでいる。

厳格な超正統派ユダヤ・コミュニティで生まれ育ったロニートとエスティ。惹かれあっていた二人を、コミュニティの掟は赦さなかった。ロニートはユダヤ教指導者の父と信仰を捨てて故郷を去り、残されたエスティは幼なじみのドヴィッドと結婚してユダヤ社会で生きることとした。月日が流れ、父の死をきっかけにロニートが帰郷し、再会した二人。封印していた熱い想いが溢れ、信仰と愛の間で葛藤する二人が選んだ道とは・・・

2月7日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー。

#ロニートとエスティ#ラブシーン#レイチェルワイズ

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