大阪・ミナミの戎橋で、道路の使用許可を受けずにチェロを演奏したとして、自称・音楽家の男が逮捕されました。
男は7月初めからほぼ毎日、路上ライブを開いていたといい、警察は逮捕に踏み切った理由を「再三の警告に従わず、通行人の邪魔になっていたから」と説明しています。
道交法違反(無許可道路使用)の疑いで逮捕されたのは、神戸市東灘区に住む自称・音楽家の男(27)です。
男は7月24日夜、大阪市中央区の戎橋で、警察署長の許可を得ずにチェロを演奏し、付近に多くの人を集めて、交通に著しい影響を及ぼした疑いが持たれています。
警察によりますと男は7月、戎橋でほぼ毎日1人で路上ライブをし、チェロのケースを開けて「投げ銭」を受け取っていました。
近隣の商店街や通行人から「路上で演奏していて邪魔、危ない」といった通報が16件寄せられ、警察による数十回の警告にも従っていなかったということです。
男は路上ライブでアニメソングなどを演奏。
多い時で100人ほどが男を囲む形で集まっていたといい、警察は「一般の人が戎橋を歩けないくらいだった」と状況を説明しています。
男は警察に対し、「多くの人に演奏を聴いてほしかった」と容疑を認めています。
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