鶴田浩二がアドリブで賛辞を込めて福本清三さんに羽織をかけるシーン。『新選組』1973年 #2 「池田屋にきらめく白刃」

『新選組』1973年 #2 「池田屋にきらめく白刃」(全19話)

脚本: 結束信ニ
監督: 小沢茂弘
擬斗: 上野隆三

近藤勇役の鶴田浩二さんが福本さんの見事な階段落ちに感動し、賛辞を込めアドリブで、帰り際のシーンで(池田屋に入り込んですぐに羽織を床に脱ぎ捨てる)、福本さん(土佐浪士・北添佶摩)に自分の真っ白な美しい羽織をかける伝説のシーンありのエピソード。

監督は、当時、福本さんと大喧嘩をしていた小沢茂弘監督。
福本さんが長髪を切らずに小沢監督から何度も髪を切れと言われても(任侠映画では長髪パーマではまずい!)徹底的に反抗し福本さんは髪を切らなかったが、ある監督の映画作品で髪を切って出演。それを知った小沢監督は「君は私の映画を馬鹿にしているのか?!!今後、君は私の作品には出さない!!」と言い切った。しかし、時代劇の立ち廻りでは福本さんに演技してもらわないと作品が形にならず、こんなにいい役で小沢監督は福本さんを使っています。
というか鶴田浩二さん、擬斗の上野隆三さんが、このシーンには絶対にフクボンだと指名したと思われます。

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