「Dr.スランプ」や「DRAGON BALL」などで知られる漫画家・鳥山明さんの訃報に海外でも追悼の声が広がっています。
中国ではDr.スランプやDRAGON BALLのアニメがテレビ放送され、人気を集めています。鳥山さんの訃報は速報で伝えられました。
中国外務省の報道官は8日の会見で「心からお悔やみ申し上げます」と哀悼の意を示したうえで、鳥山さんの漫画は中国でも人気が高いとして「私たちは日中文化交流と日中友好のために積極的に参加するより多くの日本の有識者が現れることを期待し、信じています」とコメントしました。
訃報は中国のSNSの検索ランキングでもトップになり、「私にとって最も偉大な漫画家です」「世界にドラゴンボールとアラレちゃんを連れてきてくれてありがとうございます」などの書き込みがありました。
なかには「仙豆を食べて!」「ドラゴンボールを7つ集めて神龍を呼んで、また会おう」など、DRAGON BALLに出てくるキャラクターやアイテムにちなんだコメントもありました。
韓国でも日本の報道を引用する形で速報されました。韓国のファンは「子どものころにいっぱい読んだ。懐かしいです」「残念です。私の少年時代をともにした漫画の作者だった」などと悲しみの声が聞かれました。
タイでドラゴンボールの翻訳をするピーポーさんは鳥山作品がきっかけで日本語を勉強し、翻訳家を目指したと振り返り、「先生のストーリーは説明が丁寧で、読者にも分かりやすい」「作品は傑作で、永遠に残ってほしい」と取材に答えていました。
中東メディアの「アルアラビーヤ」も訃報を伝え、イラクやサウジアラビア、エジプトでもファンが次々とSNSに追悼コメントを寄せています。
アメリカのニューヨーク・タイムズは鳥山さんの作品がテレビ、映画、ゲーム界にも影響を与えたと論評し、「『Dr.スランプ』や『SAND LAND』は、海外でもよく知られ、何世代にもわたり漫画家に影響を与えている」と称えました。
イギリスのBBC放送も「史上最も影響力があり、最も売れた日本の漫画の一つである『DRAGON BALL』の作者が死去した」と伝えています。
マンガファンが多いフランスでも「『DRAGON BALL』はフランスにおける漫画界の成功の原点」だと高く評価しています。
鳥山さんは2019年にフランス政府から芸術文化勲章を授与されていました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
powered by Auto Youtube Summarize