バスケ女子 日本が3大会連続の五輪出場決定!カナダとの激闘4点差で制す エブリン絶叫
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「バスケットボール女子・五輪世界最終予選、日本86-82カナダ」(11日、ハンガリー・ショプロン)
世界ランク9位の日本が、同5位のカナダを撃破した。最終成績は2勝1敗となり、グループ2位以上が確定。3大会連続となる24年パリ五輪切符を獲得した。
第1クオーター(Q)は、3点シュートにこだわらずにドライブからの得点で試合を展開。宮崎早織(エネオス)のレイアップシュートや、コンビネーションが光り、20-20で終えた。
第2Qからは馬瓜エブリン(デンソー)、山本麻衣(トヨタ自動車)らの長距離砲が機能。積極的なダブルチームで相手に苦し紛れのシュートを打たせるなど、平均身長で約8センチ劣るカナダ相手に、70-67とリードして最終Qを迎えた。
その立ち上がり、エブリンがこの日3本目の3ポイントを決め、リードが6点差に。残り5分を切り再び追いつかれたが、高田、山本らのシュートで得点を重ね、粘るカナダを振り切った。
チームコンセプトは“走り勝つシューター軍団”。メンバーはセンター1人、ポイントガード4人と極端だが、恩塚亨監督は「日本の強みを最大化できると考えた結果」と意図を説明。「速さ」、「しつこさ」、「チームワーク」の3本柱を武器に、攻守の機動力と3点シュートで勝機を作っていくスタイルだ。
初戦は世界ランク4位のスペインを撃破。3点シュートを計15本も成功させ、守備では頻繁なメンバー交代で積極的なディフェンスを40分間継続した。チームコンセプトを体現し、FIBA公式戦で5戦全敗だった格上を86-75で圧倒した。
ただ2戦目のハンガリー(同19位)戦は、208センチのビッグマンらにインサイドで優位に立たれて逆転負け。リバウンド総数は20も遅れを取り、相手の守備に攻めあぐねて生命線の3点シュートは影を潜めた。
現日本代表チームの強みと弱みが現れた今大会。しかし夢舞台への出場権がかかった運命のカナダ戦では、五輪銀メダルチームの底力を発揮し、パリ五輪切符を勝ち取って見せた。
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