北朝鮮は5日、朝鮮半島西側の海上の境界線近くで砲撃を行い、韓国側が住民に避難命令を出すなど、対応に乗り出している。
最新情報をFNNソウル支局・柳谷圭亮記者が中継でお伝えする。
韓国軍によると、北朝鮮は朝鮮半島西側の黄海にある、韓国・延坪島(ヨンピョン)の北側とペンニョン島の北側で、5日午前9時から午前11時までに200発以上の砲撃を行った。
砲弾は、海上の軍事境界線とされる北方限界線を越えずに北朝鮮側に着弾し、韓国軍はこの砲撃による国民や軍への被害はないとしている。
北朝鮮は、この年明けにメディアを通じて韓国に対し「新年も想像すらできない苦痛な瞬間を体感するだろう」と、軍事的な挑発を示唆していた。
今回の砲撃も、その挑発の一環とみられる。
一方、韓国軍は2023年の年末から、アメリカ軍と合同で大規模な射撃訓練を行っている。
5日は、今回の北朝鮮の砲撃に対抗し、午後3時から北方限界線の韓国側で海上射撃訓練を行っていて、訓練に対する北朝鮮の反発に備え、延坪島の住民などに避難命令を出している。
今後も、今回のような軍事的な挑発と、その対応が散発的に発生することが予想される。
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