コンビニなどで無料で貰えるスプーンやフォークなどのプラスチック製品が有料となるかもしれません。政府はプラスチックごみの削減を目指す新たな法案を閣議決定し、来年春の施行を目指しています。“タダ”が当たり前でしたがそうではなくなるのでしょうか。
3月9日に政府が閣議決定した“プラスチック新法案”。プラスチックごみを減らすために、使い捨てのスプーンやフォークを環境に配慮した素材に変えることや有料化することなどを求めています。小泉進次郎環境大臣は、去年7月から有料化したレジ袋を引き合いに出し、自信をのぞかせました。
(小泉進次郎環境大臣)
「レジ袋も賛否両論ありました。しかし今、間違いなく辞退する方のほうが世の中で多数派になった。世の中が変わっていくことになると考えています。」
対象となる事業者は今後決まりますが、新法案では、取り組みが不十分な事業者に勧告や命令を行うほか、従わない場合は50万円以下の罰金を科すとしています。こうした動きについて利用者は?
「困る。困ります。」
「ビニール袋も有料になって、スプーンもか、と。お弁当とかデザートのために家からというのは面倒くさいですね正直。」
「貰っちゃいます。洗うのめんどくさいので。環境のこと考えたら仕方ないかなとは思うんですけれど、生活では不便になりますね。」
対応を迫られるコンビニ側からは前向きにとらえる声も聞かれました。
(ミニストップ 仲澤光晴商品本部長)
「単純に有料にするというだけじゃなくて、マイスプーン運動みたいなことをチャレンジしてみるとか、商品自体の設計を工夫してみるとか、そういった部分を多面的に検討していきたい。」
飲食店からはこんな声も。
「プラスチックがすごく安い。そこの分のコストが上がっちゃうのは懸念事項ではあります。スプーンは持って来ましょうという空気をお店とお客さんの間で作れたらいいなと思います。」
雑貨店では、折り畳み式のスプーンとフォークのセットといった持ち運びができて何度でも洗って使える商品展開の拡充を予定するなどしているといいます。
政府は今の通常国会に法案を提出して来年4月の施行を目指しています。
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