EXILE  ATSUSHI 児童養護施設支援を続けるワケとは【Nスタ】

去年グループを卒業しソロ活動専念を発表したEXILE・ATSUSHIさん。
アーティスト活動の一方、力を入れる“社会貢献活動”にかける想いを伺いました。

 2019年、初めて訪れた大阪の児童養護施設で
子どもたちに囲まれながら、童謡の「ふるさと」を弾くのは
EXILEのATSUSHIさんです。

 彼は、日本各地の児童養護施設を訪れ、
なぜ、子どもたちと触れ合い、子どもたちを抱きしめるのか・・・

「(インタビューの冒頭)緊張するなこれ…」(ATSUSHIさん)
「(施設にいる子どもたちを)少し大きめの光で照らしてあげたいかな」(ATSUSHIさん)
その活動に込めた想いを特別に話してくれました。

 国民的人気を誇るEXILEのボーカルとして活躍。
その歌声は多くの人を魅了してきました。
去年グループを卒業し、ソロになっても精力的に歌い続けている彼が
アーティスト活動とは別に力を入れてきたこと。

 それが・・・ “社会貢献活動”です。その一つが児童養護施設の訪問。

(※2019年、沖縄の施設を訪れたときに)
「みんなが楽しくここで生活しているって聞いたので、会いに来ました。怖い人じゃないんで」(ATSUSHIさん)

 挨拶をするときにはトレードマークのサングラスを外します。
それを子どもに掛けてあげることも。
そして施設を訪れた際には、必ず赤いピアノをプレゼント。しかも、演奏付きです。

 新型コロナの拡大で直接会いに行けない今は、物資を送るなどして支援を続けています。

(※なぜ児童養護施設の支援を始めたのか?)
 東日本大震災の後に被災者を元気づけようと宮城県を訪問。
その際に出向いた東北少年院で聞いた話がATSUSHIさんの心を動かしました。

 「刑務官の先生だったり、所長さんに聞いたお話で、(少年犯罪の)7割から8割、厳密に計算すると9割近くが家庭環境に問題がある子たちだって話を聞いて、すごく衝撃を受けて。こういう境遇にある人たちがいるんだっていうのを知って頂きたいなと思いましたね」(ATSUSHIさん)

 2015年には、刑務所や少年院への慰問などを行う「矯正支援官」を法務省から委嘱され、積極的に活動を続けてきましたが、当初、児童養護施設がどんなところなのか、想像がつかなかったといいます。

「Qどんなことを意識して接していますか?子供たちと」(良原安美アナウンサー)
「Aどういう風に接していいかもわからなかったですし、ただ会ってみると凄く、無邪気な笑顔とか、人が普通に感じる喜びとか楽しさとかそういうものは変わらないっていう」(ATSUSHIさん)

 そのことに気付かせてくれたのが2か所目に訪れた沖縄の施設です。
児童養護施設には、親から虐待を受けて入所している子どもも多くいます。

 「めっちゃ強く握ってくる子がいて、力のコントロールができないというか、なんかもうぐわっと憎しみこもった感じというか、強い握り方をしてくる子が何人かいた」(ATSUSHIさん)

 虐待を受けた子供によく見られるという過度なスキンシップ。
しかし施設の先生たちはそのスキンシップに応えられないことも・・・
 
 「施設の先生方があまりにもスキンシップを取りすぎると、親離れならぬ、先生離れができなくなっていく。たまに行く僕だから、抱きしめてあげたりとか、手を握ってあげたりとかが過度にできるんですけども。普段から先生たちはそういうことを当たり前のようにできるわけでもないんだなって知らされたりとか」(ATSUSHIさん)

 厚生労働省によると、18歳未満の子どもが虐待を受けたとして児童相談所が対応した件数は、昨年度、全国で19万件を超えています。訪問を続けるうちに、ATSUSHIさんは子どもたちの話を「よく聞くこと」を心がけるようになったと言います。

(※2019年 大阪の施設訪問時のやり取り)
「あつしくん~」(子ども)
「なあに?」(ATSUSHIさん)

(※2020年2月 名古屋の施設訪問時のやり取り)
「一緒にあそぼうよ!」(子ども)
「遊ぼうよ。いいよ」(ATSUSHIさん)

(※2020年1月 福岡の施設訪問時のやり取り)
「夢ある人!」(ATSUSHIさん)
「お笑い芸人になりたいです」(子ども)
「え?お笑い芸人?すごいね!漫才かコントはどっちがやりたい?相方とかみつかってからね。楽しみにしてますね」(ATSUSHIさん)

 「まあ純粋に僕が彼らの夢を聞きたいというか、それを聞いたのちにできることがあればしてあげたいし、叶ったときにお祝いしてあげたいし」(ATSUSHIさん)

 子どもたちにとって身近な存在になりたいというATSUSHIさん。

 「一回きりじゃなくて、『また来るね』っていう言葉を必ず残して。『近所のお兄ちゃん』として僕は付き合うようにしていますけど」(ATSUSHIさん)

 「近所のお兄ちゃん」として、北海道の施設に行った際には、
その町の定食屋さんの「食べ放題の券」をプレゼントしました。

 「たった2回の(食べ放題)券だったかもしれないですけど、それを言ってあげたときのあの喜んでる顔を見られて、『え?じゃあ一生食べ放題??』って言われたんで、『なくなったらまた来るね』っていうことでまた嬉しい約束ができたなという感じで」(ATSUSHIさん)
 「どこかに闇は抱えているんだと思うので、その分は少し大きめの光で、うん・・・なんか照らしてあげたいかなって気持ちがあります」(ATSUSHIさん)

 新たな挑戦も始めました。
(※YouTubeチャンネル「EXILE ATSUSHIスナちゃんTV」より)
 「EXILE、ATSUSHIです」(ATSUSHIさん)

 ATSUSHIさんは去年、Youtubeチャンネルを開設。
その広告収入を子供たちの支援に充てることを発表しました。

「Q活動を今あえて公表されていることについては何を感じとってほしいっていうのはありますか?」(良原安美アナウンサー)

「A本当に批判する人も中にはいらっしゃいますし、すごく難しいセンシティブな話だと思うんですけども。全員は救えないかもしれないけど、一人でも僕が起こした行動が為になったって言ってくれる方がいらっしゃるならやる価値があるのかな?っていう感じで」(ATSUSHIさん)

 そして、コロナ禍でなかなか会えない今、子どもたちからATSUSHIさんにメッセージが。

(※去年1月に訪れた福岡の施設の子どもたちから)
「ピアノ始めました。ピアノ教えてください。一緒に歌いたいです」(子ども)

ATSUSHIさんと話をした施設の女の子は新たな1歩を踏み出していました。

「何の歌を歌いたい?」(Nスタ)
「アンパンマン」(こども)
「(笑)覚えておきしょう」(ATSUSHIさん)

 「QきっとATSUSHIさんが送ったピアノでピアノ始めたんですかね?」(良原安美アナウンサー)

 「Aってことなんですかね。誰かの人生を変えられるなんて大げさなことは思ってないんですけども、ちょっとしたきっかけにでもなってくれたらだけでも本当に幸せを感じますし、良かったなって思います」(ATSUSHIさん)

 「また会いに行く」。子供たちとの約束を叶えるため、ATSUSHIさんの活動は続きます。

#EXILE #ATSUSHI #児童養護施設

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